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意外な
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「レオ、責任持ってそっちを支えろ」
「えー!?俺ぇ!?」
ハロルドがため息を吐いてネロを救出しつつレオナルドに顎で指示をすると、レオナルドは面倒くさそうに顔を歪めた。
「話題の発端はお前だろ?」
目を細められて素直に言うことを聞く姿は少しおもしろい。
「……申し訳ありません」
二人でジョンを運んだ後、ハロルドが戻ってきて頭を下げた。
ピシッと立つ姿も頭を下げる角度も、確かに騎士の名残りは感じる。
「いや、酒の席だ。俺もかなり酔ってるから気にするな」
またエミリオに水を注がれたグラスに口を付けて笑うと、ハロルドはホッと胸を撫で下ろした。
「そこに座らないか?」
「そんな私なんかが!」
驚き恐縮するのを見てもう一度イスを勧める。
エミリオにも促されると、ハロルドはカチカチに固まってそこに腰掛けた。
「ここは身分も何もないんじゃないのか?」
その姿に笑ってしまうと、ハロルドはそろりと顔を上げる。
父さんと先王が抱いた理想の姿がここであると日記にあった。
見た感じからではあるが、このハロルドやジョンたちはこの場所を作る時に最初の方に父さんたちに声を掛けられて来たんだろう。
「いや、そう、ですけど……」
「それならかなり年下の俺が敬語を使わないといけないな」
「いえ!そんなっ!!」
まだ緊張して縮こまるハロルドに山葡萄のジュースを勧めた。
「えー!?俺ぇ!?」
ハロルドがため息を吐いてネロを救出しつつレオナルドに顎で指示をすると、レオナルドは面倒くさそうに顔を歪めた。
「話題の発端はお前だろ?」
目を細められて素直に言うことを聞く姿は少しおもしろい。
「……申し訳ありません」
二人でジョンを運んだ後、ハロルドが戻ってきて頭を下げた。
ピシッと立つ姿も頭を下げる角度も、確かに騎士の名残りは感じる。
「いや、酒の席だ。俺もかなり酔ってるから気にするな」
またエミリオに水を注がれたグラスに口を付けて笑うと、ハロルドはホッと胸を撫で下ろした。
「そこに座らないか?」
「そんな私なんかが!」
驚き恐縮するのを見てもう一度イスを勧める。
エミリオにも促されると、ハロルドはカチカチに固まってそこに腰掛けた。
「ここは身分も何もないんじゃないのか?」
その姿に笑ってしまうと、ハロルドはそろりと顔を上げる。
父さんと先王が抱いた理想の姿がここであると日記にあった。
見た感じからではあるが、このハロルドやジョンたちはこの場所を作る時に最初の方に父さんたちに声を掛けられて来たんだろう。
「いや、そう、ですけど……」
「それならかなり年下の俺が敬語を使わないといけないな」
「いえ!そんなっ!!」
まだ緊張して縮こまるハロルドに山葡萄のジュースを勧めた。
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