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サブドロップ
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「“Come”」
呼ばれて引き寄せられるように先生の元へ歩いていく。
車の中でもずっと手を繋いでいてくれたが、メガネを外して向けてくれるグレアがかなり優しくて泣きそうだ。
「“Good”」
頭を撫でられて視界が滲む。
「ううん。俺は……」
「三森くんの担任として声を掛け続けて、僕がプレイしたのも堪らえてくれましたよ?それに……パートナーだと真野先生にも話してくれました」
微笑まれて首を横に振った。
確かに以前の俺ならSubであることさえ認めたくはなかったが……。
「それは先生が居てくれたから……」
「うん。僕で安心してくれるなら……もう我慢しないで?」
そんなことを言われてギュッと抱き締められると、必死に留めていたものが溢れてきてしまった。
先生にしがみついてそのシャツを濡らす。
「今夜は片時も離れたくないです」
「それ、は……?」
「僕だって結構キてるんですよ」
先生も悠太とのプレイで不安定になっている?
見つめられたその目がヒドく疲れていて思わず顔を近付けた。
額を合わせて、頬を擦り寄せて、鼻をくっつけて、唇を啄む。
お互いの不安も焦りもイラつきも……流して溶かし合うように、俺たちは長く触れ合っていた。
「……航生さん」
求めるように呼ばれるそれが嬉しくて、俺も手を伸ばして抱き締める。
「冬弥……」
還るべき場所に収まったような、失くしていたものを取り戻したような安心感。
ホッと胸を撫で下ろして、この安らぎに包まれていた。
呼ばれて引き寄せられるように先生の元へ歩いていく。
車の中でもずっと手を繋いでいてくれたが、メガネを外して向けてくれるグレアがかなり優しくて泣きそうだ。
「“Good”」
頭を撫でられて視界が滲む。
「ううん。俺は……」
「三森くんの担任として声を掛け続けて、僕がプレイしたのも堪らえてくれましたよ?それに……パートナーだと真野先生にも話してくれました」
微笑まれて首を横に振った。
確かに以前の俺ならSubであることさえ認めたくはなかったが……。
「それは先生が居てくれたから……」
「うん。僕で安心してくれるなら……もう我慢しないで?」
そんなことを言われてギュッと抱き締められると、必死に留めていたものが溢れてきてしまった。
先生にしがみついてそのシャツを濡らす。
「今夜は片時も離れたくないです」
「それ、は……?」
「僕だって結構キてるんですよ」
先生も悠太とのプレイで不安定になっている?
見つめられたその目がヒドく疲れていて思わず顔を近付けた。
額を合わせて、頬を擦り寄せて、鼻をくっつけて、唇を啄む。
お互いの不安も焦りもイラつきも……流して溶かし合うように、俺たちは長く触れ合っていた。
「……航生さん」
求めるように呼ばれるそれが嬉しくて、俺も手を伸ばして抱き締める。
「冬弥……」
還るべき場所に収まったような、失くしていたものを取り戻したような安心感。
ホッと胸を撫で下ろして、この安らぎに包まれていた。
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