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救出
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「はぁ……圭哉……わかっただろ?」
息を吐き出して首元を緩めた荒木さんは前髪を掻き上げて床に崩れているKを見下ろす。
「素直に引け。あと、説教するから……今日は閉店して家に来い」
そのまま宗吾を支えながらKに厳しい目を向けた。
「なんっ!!」
「止めろ!……わかりました。兄貴」
反発しようとした舌ピを黙らせて頭を下げたK。
オーナー!?
聞きたいことは山ほどあるが今は店を出る方が確かに先かもしれない。
荒木さんの脇に収められている宗吾の顔は真っ青で震えが止まらないのかギュッと両腕で体をキツく抱き締めている。
心配ではあるが、先生のピリピリした空気もまだ完全に和らいではいなくて、俺も静かに足を踏み出した。
そして、驚いたような客とキャストの間をすり抜けて店の外に出る。
「ほら!早く乗って!」
そこには白いセダンが寄せてあって理久さんが身を乗り出して助手席のドアを開けてくれた。
「航生さんはこっち」
言われるままに助手席に乗り込むと、荒木さんと先生は宗吾を間に置いて後ろに乗り込む。
様子を窺ってみると、やはり宗吾は苦しそうに眉を寄せてぐったりしていた。
激しいプレイの途中で引き離されたわけだし、どう見たってサブドロップを引き起こしている。
「っ……急ぐよ」
それは理久さんもわかっていたらしく、車はすぐに走り出した。
息を吐き出して首元を緩めた荒木さんは前髪を掻き上げて床に崩れているKを見下ろす。
「素直に引け。あと、説教するから……今日は閉店して家に来い」
そのまま宗吾を支えながらKに厳しい目を向けた。
「なんっ!!」
「止めろ!……わかりました。兄貴」
反発しようとした舌ピを黙らせて頭を下げたK。
オーナー!?
聞きたいことは山ほどあるが今は店を出る方が確かに先かもしれない。
荒木さんの脇に収められている宗吾の顔は真っ青で震えが止まらないのかギュッと両腕で体をキツく抱き締めている。
心配ではあるが、先生のピリピリした空気もまだ完全に和らいではいなくて、俺も静かに足を踏み出した。
そして、驚いたような客とキャストの間をすり抜けて店の外に出る。
「ほら!早く乗って!」
そこには白いセダンが寄せてあって理久さんが身を乗り出して助手席のドアを開けてくれた。
「航生さんはこっち」
言われるままに助手席に乗り込むと、荒木さんと先生は宗吾を間に置いて後ろに乗り込む。
様子を窺ってみると、やはり宗吾は苦しそうに眉を寄せてぐったりしていた。
激しいプレイの途中で引き離されたわけだし、どう見たってサブドロップを引き起こしている。
「っ……急ぐよ」
それは理久さんもわかっていたらしく、車はすぐに走り出した。
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