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「ちょっ……」
あまりにも強い力に驚くと、先生はグッと俺の背中にくっつけていた顔を上げてふにゃりと笑う。
「そんな言葉……嬉し過ぎますよ?」
本当に嬉しそうなその顔を見て俺まで嬉しくなるのはなぜだろう?
「今日の夕飯、もう簡単にでもいいですか?」
伸びてきた手が優しく俺の頬を撫でる。
それだけで溶かされたような気がしつつ頷くと、先生は俺の手を引いた。
「傍に居てくれます?」
重ねられた手が先生の腰に導かれて今度は俺が後ろから先生を抱き締めるような形にされるのはやけに恥ずかしい。
今までカウンターの向こうに座るように言われたりしてただ作業する姿を見つめたことはあるがこれは……。
「……本当のバカップルじゃん」
「嫌ですか?」
呟くと俺の腕の中で先生がこっちを見て笑う。
嫌、なんて言えるはずもなくギュッと力を込めると、先生はすり寄ってきてにこにこと笑った。
「今日は僕が全部食べさせてあげますからね?」
「そこまで!?」
「もちろん!お風呂も隅々まで僕が全部洗いたいですよ?」
これは本気の目で、恥ずかしいのに首はコクリと縦に動いてしまう。
「よし!早く食べましょう!」
どう考えたって俺がくっついていては作業の邪魔だろうに先生はご機嫌で調理を続けた。
そして、用意された夕飯は簡単にと言いつつ親子丼と味噌汁だけではなく、サラダも煮物もあって十分じゃないか?と感激する。
宣言通り食べさせてもらいながら俺は照れつつも幸せに浸っていた。
あまりにも強い力に驚くと、先生はグッと俺の背中にくっつけていた顔を上げてふにゃりと笑う。
「そんな言葉……嬉し過ぎますよ?」
本当に嬉しそうなその顔を見て俺まで嬉しくなるのはなぜだろう?
「今日の夕飯、もう簡単にでもいいですか?」
伸びてきた手が優しく俺の頬を撫でる。
それだけで溶かされたような気がしつつ頷くと、先生は俺の手を引いた。
「傍に居てくれます?」
重ねられた手が先生の腰に導かれて今度は俺が後ろから先生を抱き締めるような形にされるのはやけに恥ずかしい。
今までカウンターの向こうに座るように言われたりしてただ作業する姿を見つめたことはあるがこれは……。
「……本当のバカップルじゃん」
「嫌ですか?」
呟くと俺の腕の中で先生がこっちを見て笑う。
嫌、なんて言えるはずもなくギュッと力を込めると、先生はすり寄ってきてにこにこと笑った。
「今日は僕が全部食べさせてあげますからね?」
「そこまで!?」
「もちろん!お風呂も隅々まで僕が全部洗いたいですよ?」
これは本気の目で、恥ずかしいのに首はコクリと縦に動いてしまう。
「よし!早く食べましょう!」
どう考えたって俺がくっついていては作業の邪魔だろうに先生はご機嫌で調理を続けた。
そして、用意された夕飯は簡単にと言いつつ親子丼と味噌汁だけではなく、サラダも煮物もあって十分じゃないか?と感激する。
宣言通り食べさせてもらいながら俺は照れつつも幸せに浸っていた。
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