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優しいコマンド
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ふと目が覚めると先生に抱き締められていて思わず頬が緩む。
朝はいつも先生が先に起きて掃除、洗濯、朝食の準備をしてくれていて、こうやって一緒にベッドに居てただ眠っている先生を見るのはかなり貴重だ。
伏せられている長いまつ毛、きめ細かい肌と艶のある唇。
「んっ……」
先生が少し眉を寄せて、見つめ過ぎたのかとドキドキする。
「ダメ……まだ……」
寝惚けているらしい先生は俺の頭を抱き寄せてしっかりと腕の中に閉じ込めてくれた。
そのせいで俺は先生の胸に顔を押し当てるようになって、少し顔を上げると今度は顔を擦り寄せて抱き締めてきた先生の髪が頬に触れる。
柔らかいその髪が少しくすぐったくて身を縮めると、先生の茶色の目がゆっくりと開いた。
「あ、冬弥……おはよう」
「……あー……」
低い声を出して目は細められて睨むようなその姿。
先生が朝めちゃくちゃ弱くて寝起きが最悪なことを俺はもう知っているため、驚きはしない。
むしろ、普段にこにこしていて穏やかな先生のこの姿は貴重だから。
長めの前髪を掻き上げてダルそうにする先生を見つめていると、先生はこっちを少し睨んで大きなあくびをする。
ムクりと体を起こしてしばらくそのままフリーズして……
「っ!!あっ、わっ…………やらかしました?」
やっとしっかり目が覚めたらしい先生はワタワタして顔を隠した。
このかわい過ぎるギャップは本当ズルいと思う。
朝はいつも先生が先に起きて掃除、洗濯、朝食の準備をしてくれていて、こうやって一緒にベッドに居てただ眠っている先生を見るのはかなり貴重だ。
伏せられている長いまつ毛、きめ細かい肌と艶のある唇。
「んっ……」
先生が少し眉を寄せて、見つめ過ぎたのかとドキドキする。
「ダメ……まだ……」
寝惚けているらしい先生は俺の頭を抱き寄せてしっかりと腕の中に閉じ込めてくれた。
そのせいで俺は先生の胸に顔を押し当てるようになって、少し顔を上げると今度は顔を擦り寄せて抱き締めてきた先生の髪が頬に触れる。
柔らかいその髪が少しくすぐったくて身を縮めると、先生の茶色の目がゆっくりと開いた。
「あ、冬弥……おはよう」
「……あー……」
低い声を出して目は細められて睨むようなその姿。
先生が朝めちゃくちゃ弱くて寝起きが最悪なことを俺はもう知っているため、驚きはしない。
むしろ、普段にこにこしていて穏やかな先生のこの姿は貴重だから。
長めの前髪を掻き上げてダルそうにする先生を見つめていると、先生はこっちを少し睨んで大きなあくびをする。
ムクりと体を起こしてしばらくそのままフリーズして……
「っ!!あっ、わっ…………やらかしました?」
やっとしっかり目が覚めたらしい先生はワタワタして顔を隠した。
このかわい過ぎるギャップは本当ズルいと思う。
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