タイマヲマイタ 【就活生時代】

ナースコールをポチッとな

　少子化対策に移民と言えば。どこから招聘するかによって、この社会も大きく変わるだろう。マシな国からヤバイ国に移民することなんてまずあり得ないのだから、そんなの当たり前の話だが、現在の日本より、政情や経済がヤバイ国からやって来る訳だ。


　まあ前よりマシな国なら、きっと大部分が定着するだろう。するとどうなるか？　きっと今以上に、社会の構成員に外見上の多様性が見られるようになる。これまで散々問題だらけの研修制度で呼んでいたように、中国大陸か、中南米か東南アジアの国々から来て貰う事になる訳だ。


　とにかく我儘な重度の中二病患者達が、どうしても次世代に渡って、大体今と同じ外見を維持したいのであれば、もうほとんど手遅れだ。諦めてさっさと隠居した方が楽だから、是非そうして欲しい。なのでどうせ無理だが一応は書いておこう。まず第一に、本物の紳士にならなくてはならない。


　若さや表面上の美しさを基準にするのではなく、社会的に相応しい出産可能年齢の女の人たちも心底尊敬し、どんな意見にも真摯に耳を傾けて、いざ実行する際は半歩後ろを歩いて心からの笑顔を浮かべ、誰かが困っていたら即座に手助けしなくてはならない。

　何もしないで文句ばかり垂れる人間を、何故か周りが甘やかして増長させる時代は、大日本帝国の敗戦と、その後の日本国憲法による解体と共に終わったのだ。良妻賢母はもう皆、可愛いおばあちゃんになってしまったから、介護福祉士の勉強を始め、彼女達を存分に労ってあげなくてはならない。



　見た目さえ維持できれば構わないのなら、中二病患者達にとっても憧れの的である台湾以外にも、中国大陸の東アジア系諸民族、あるいは中東シルクロードのモンゴル系、もしくはロシア極東地域に目を向けるかだ。ロシア連邦は、何もモスクワとサンクトペテルブルクだけではない。


　例えばロシア連邦の極東地域にあるトゥヴァ共和国は、アニメでバカボンのパパが歌ったように「西から上ったお日様が、東に沈む」を地で行くような国章を用いていた。

　しかしある時。ふと、太陽は東から上り西へと沈む事実に気が付いたようで、その結果、トゥヴァ共和国の国章の、お馬さんに乗ってパッカパッカと駈け続ける人物は、東の太陽へ向けて走っている格好となったのだ。



　しかしどこから来て貰うにせよ、まずは今居るメンバー達を全員きちんと把握して、その誰でも過ごしやすい環境を作ってからだろう。それに関しては、まず代々の沖縄県民からだ。


それにしても、この沖縄県民というのも不思議な人達である。代々の県民だけでなく、よそから移って来た県民も沢山居るだろうが、何故いつまでも、人から付けられたあだ名を名乗っているのだろうか？

「沖に浮かぶ縄のような島」だの、由来は不明だが字面は悪くない「琉球」だの、そんなにあだ名が気に入ったのか？


　自分達でさんざんウチナーウチナーと言っているのに、何故県民投票でウチナー県にでも改称しないのか？　1県だけカタカナじゃ浮くのが嫌なのだろうか？


　ヤマトンチュと違って1県であれば、我も我もと争う相手も存在しない。奄美群島の代々の島民は、鹿児島県民として苦労しているようだが。それに生粋の人間はもはや存在しない少数民族アイヌのように、人間民族を名乗らなくて良いのは、ある意味では幸運な事だ。

　代々の奄美群島民や、アイヌや代々の沖縄県民からすると、他有象無象の都道府県勢は亜種に当たる。ようするに今現在は同じ日本国籍者同士であるが、奄美やアイヌや沖縄は異なる環境下で醸成された、似て非なるもう三つのIFの姿なのだろう。勿論それだけでは全く無いが。それと忘れてはいけないのが、小笠原系日本人の存在だろう。


　要するに帰化者達も勿論そうだが、日本国籍者は大和系だけでは無いという事だ。ルーピーと呼ばれた鳩山由紀夫氏の真意は定かではないが、「日本国籍者は多様なメンバーで構成されており、なにも大和系だけでは無い。」と言いたかったのなら、まあ確かにその通りだ。