男装ホストは未来を見る

Shell

文字の大きさ
7 / 108

謎の転校生現る!?

しおりを挟む
「起立!礼!」

「お願いします!」

朝の挨拶が終わり担任の先生が教室に入ってくる。

「皆おはよう~。今日は転校生を紹介するぞ~…宮端入れ」

すると入って来たのは茶髪の天然パーマに高身長の男子生徒だった。

「宮端、自己紹介適当に頼む」

「はい…宮端みやばたひょうです。宜しくお願いします 」

高い声ではなく女子が好むような低い声が教室にこだまし女子生徒達の間で既にピンクの奇声が飛んでいる。

「じゃ皆仲良くしてくれよな。んと席は…お!美嶋の隣が空いてるな。宮端、窓際の一番後ろの席な」

「はい…」

まさかの隣の席に内心最悪と思いながらも笑顔、笑顔と自分に言いきかせる。

「私、美嶋 星那。宮端くん、宜しくね」

「…よろしく」

小さく返ってきた返事に笑顔で対応し視線を教壇に戻す。

何だろう?なんか読めない人だなぁ…

雰囲気からして謎のオーラを発する宮端くんに戸惑いながらもさして気にはとめないようにした。

 *

「宮端くん、さっそく女子に大人気だね」

午前の授業が終わり昼休みに教室で理沙とご飯を食べていると隣で女子達に囲まれながらご飯を食べている宮端くんがみえた。

うわぁ…大変そう…

見るからに女子達の質問攻めにあっている宮端くんはそれらに気にもとめず無言でご飯を食べていた。

んー、これは助けた方がいいのかな?

迷った末、困っていたら大変だと思い助け舟を差し伸べた。

「あんまり質問攻めにしたら、せっかくの昼休みなのにゆっくりご飯食べれないよ?質問するなら一人一人で宮端くんがご飯食べ終わった後でもいいんじゃないかな?」

「星那さん…」

「だ、だよね。逆に宮端くん困っちゃうよね…」

鶴の一声で途端に女子達が引き返していくのをみてホッと安堵した。

「あの…」

「つい見ていられなくて注意しちゃったけど大丈夫だった?」

「あ、うん…その、ありがとう」

「いいえ!」

宮端くんのお礼の言葉に笑顔で答える。

「あ!星那、昼休み先生に呼ばれてなかったけ?」

「あぁ!忘れてた!ちょっと行ってくるね」

慌てて教室を飛び出し職員室に向かった。

「ねぇ…美嶋さん?だっけ?どんな人なの?」

宮端は教室を出ていった星那を見送っていた理沙に問いかける。

「ああ、星那はね…人助けが好きな馬鹿なやつかな?ふふっ」

「人助けか…」

宮端は小さくそう繰り返し呟くと食べていたお弁当を鞄になおし星那を追いかけるようにして教室を出ていった。

「ちょっ!?宮端くん?」

驚いて呼び止める理沙の声が教室にこだまする。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!

ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。 ※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

処理中です...