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ハイスペック
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お昼ご飯休憩を済ませ試合が再開されると五組は男女揃っての同時試合となり互いに応援は出来ず目の前の試合に集中する事になった。
「井川さん、頑張って決勝行こうね!」
「ええ、美嶋さんと平戸さんがいれば大丈夫ですわ」
「何言ってるの?井川さんの的確な指示もなかったら勝てないよ!井川さんや皆一人一人がいて勝てるんだよ?私や理沙だけじゃダメ!」
「私は美嶋さんや平戸さんみたいに周りに信頼なんてされてない…逆に嫌われてるわ。だから私がいても…」
「そんな事ない!井川さんが何でそんなふうに思うのかは分からないけど、井川さんの的確な指示のおかげで皆動けるんだよ?嫌いなんて思わないよ!」
「ありがとう美嶋さん…」
笑顔で頷く井川の肩を優しく叩き励ますとタイミング良く試合開始の合図が鳴った。
ブー!
「準決勝を初めます…」
試合は井川の的確な指示や理沙の威圧感が混ざるプレーと星那の素早いパス回しやシュートのおかげで次々と点を入れ敵チームを圧倒した。
「星那!あと一本だよ!」
「うん、分かってる!井川さんこっちパス!」
囲まれている井川に声をかけ手を伸ばすとそれに気づいた井川がジャンプしボールを投げそれを受け取るとすぐ様敵チームのゴールに走る。
「星那!一旦私にパスして!」
横から三人止めに入って来た敵チームの人達が目に入りゴール付近にいる理沙に向かってボールを投げた。
「理沙っ!」
ボールを受け取った理沙は星那から視線を逸らしすかさず止めに入って来た敵チームの人達にフェイクを効かせていた。
「ふっ…私がゴールしなきゃどうするのよ!」
その言葉に踵を返しゴールしようとジャンプするとそれを阻止しようとディフェンスをしていた三人の敵チームの人達までもがジャンプしたのを見てニヤリと口元をあげた理沙は空中でボールをいつの間にゴール付近にいた星那に投げた。
「なっ!?」
「ばーか!私がシュートするわけないじゃん!いつだってナンバーワンは星那よ!」
理沙のボールを受け取り、理沙が敵チームを引き付けてる隙にジャンプしブザーが鳴るとのと同時にシュートを入れ決勝進出を勝ち取った。
「勝者五組!」
「オォォォ!!」
五組女子が勝利で盛り上がる理沙や井川を含め星那達は隣で戦う男子の試合に駆け寄った。
「うわぁ…完全に宮端くんが点取ってるって感じだね…」
「でもパスを送るその他の男子は宮端くんに頼りまくりでパス回しが雑ですわ…」
理沙と井川の言葉を聞きながら豹にパスを回す男子達に視線を向けると半ば雑にボールを回す男子達が目に入った。
「これじゃ豹が取りにくいよね…」
そう言葉を漏らすと目の前で囲まれている豹の姿が目に入った。
「豹!パス!」
ボールを手に持っていたまひるが囲まれている豹を目にしつつもパスしようと豹目掛けてボールを投げた。
「馬鹿っ!俺に回すな!」
それに怒鳴る豹だったがボールは真っ直ぐに豹目掛けて来ておりそのボール目掛けて豹を囲む敵チームの一人がジャンプをしボールに指をかすめるとボールは向きを変え豹頭上を飛び越えすぐ側にいた星那の方に向かった。
「星那!危ないっ!」
理沙の声は間に合わず、すかさず瞼を閉じるとぶつかると思えたボールは来ず不思議に思い瞼を開けるとすぐ目の前に豹がボールを片手の指で華麗に回しキャッチしていた。
「豹…?」
「危ないから下がってろ…」
「う、うん…」
豹の言葉におずおずと頷きその場から少し離れる。
「悪い!豹!」
まひるの謝る声が飛び交い見事にそれをスルーしキャッチしたボールを目が追いつかないほどの速さでゴールに入れその場にいた全員が呆然とした。
「速すぎて見えなかった…もしかしてずっと本気じゃなかったのかな?」
理沙の言葉に同じく呆然と豹を見つめると次々と見えない速さでゴールを決める豹に試合は圧倒的過ぎるほどの点差で圧勝したのだった。
その後、女子も含め男女共々決勝に行き勝利に収め試合は五組の完全優勝となった。
「井川さん、頑張って決勝行こうね!」
「ええ、美嶋さんと平戸さんがいれば大丈夫ですわ」
「何言ってるの?井川さんの的確な指示もなかったら勝てないよ!井川さんや皆一人一人がいて勝てるんだよ?私や理沙だけじゃダメ!」
「私は美嶋さんや平戸さんみたいに周りに信頼なんてされてない…逆に嫌われてるわ。だから私がいても…」
「そんな事ない!井川さんが何でそんなふうに思うのかは分からないけど、井川さんの的確な指示のおかげで皆動けるんだよ?嫌いなんて思わないよ!」
「ありがとう美嶋さん…」
笑顔で頷く井川の肩を優しく叩き励ますとタイミング良く試合開始の合図が鳴った。
ブー!
「準決勝を初めます…」
試合は井川の的確な指示や理沙の威圧感が混ざるプレーと星那の素早いパス回しやシュートのおかげで次々と点を入れ敵チームを圧倒した。
「星那!あと一本だよ!」
「うん、分かってる!井川さんこっちパス!」
囲まれている井川に声をかけ手を伸ばすとそれに気づいた井川がジャンプしボールを投げそれを受け取るとすぐ様敵チームのゴールに走る。
「星那!一旦私にパスして!」
横から三人止めに入って来た敵チームの人達が目に入りゴール付近にいる理沙に向かってボールを投げた。
「理沙っ!」
ボールを受け取った理沙は星那から視線を逸らしすかさず止めに入って来た敵チームの人達にフェイクを効かせていた。
「ふっ…私がゴールしなきゃどうするのよ!」
その言葉に踵を返しゴールしようとジャンプするとそれを阻止しようとディフェンスをしていた三人の敵チームの人達までもがジャンプしたのを見てニヤリと口元をあげた理沙は空中でボールをいつの間にゴール付近にいた星那に投げた。
「なっ!?」
「ばーか!私がシュートするわけないじゃん!いつだってナンバーワンは星那よ!」
理沙のボールを受け取り、理沙が敵チームを引き付けてる隙にジャンプしブザーが鳴るとのと同時にシュートを入れ決勝進出を勝ち取った。
「勝者五組!」
「オォォォ!!」
五組女子が勝利で盛り上がる理沙や井川を含め星那達は隣で戦う男子の試合に駆け寄った。
「うわぁ…完全に宮端くんが点取ってるって感じだね…」
「でもパスを送るその他の男子は宮端くんに頼りまくりでパス回しが雑ですわ…」
理沙と井川の言葉を聞きながら豹にパスを回す男子達に視線を向けると半ば雑にボールを回す男子達が目に入った。
「これじゃ豹が取りにくいよね…」
そう言葉を漏らすと目の前で囲まれている豹の姿が目に入った。
「豹!パス!」
ボールを手に持っていたまひるが囲まれている豹を目にしつつもパスしようと豹目掛けてボールを投げた。
「馬鹿っ!俺に回すな!」
それに怒鳴る豹だったがボールは真っ直ぐに豹目掛けて来ておりそのボール目掛けて豹を囲む敵チームの一人がジャンプをしボールに指をかすめるとボールは向きを変え豹頭上を飛び越えすぐ側にいた星那の方に向かった。
「星那!危ないっ!」
理沙の声は間に合わず、すかさず瞼を閉じるとぶつかると思えたボールは来ず不思議に思い瞼を開けるとすぐ目の前に豹がボールを片手の指で華麗に回しキャッチしていた。
「豹…?」
「危ないから下がってろ…」
「う、うん…」
豹の言葉におずおずと頷きその場から少し離れる。
「悪い!豹!」
まひるの謝る声が飛び交い見事にそれをスルーしキャッチしたボールを目が追いつかないほどの速さでゴールに入れその場にいた全員が呆然とした。
「速すぎて見えなかった…もしかしてずっと本気じゃなかったのかな?」
理沙の言葉に同じく呆然と豹を見つめると次々と見えない速さでゴールを決める豹に試合は圧倒的過ぎるほどの点差で圧勝したのだった。
その後、女子も含め男女共々決勝に行き勝利に収め試合は五組の完全優勝となった。
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