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指輪
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テーブル拭きを隆二に任せて瑞穂がいるキッチンに向かうと慌ただしくスイーツ作りをする瑞穂の姿があった。
「瑞穂さん、空き缶回収に来たのですが…」
「あ!せなくん!ごめんね、今ちょっと手が離せなくて…空き缶なら端の方にあるはずだから取って行って!」
その言葉通りに次々とスイーツを作りながらお皿に並べていく瑞穂の様子に頷き端の方に寄せて置かれている空き缶入りの袋を回収しキッチンを出る。
瑞穂さん大変そうだけど活き活きしてたなぁ…
以前とは比べ物にならないくらいの瑞穂の姿に嬉しさが募る。
「…あ、いた」
キッチンを出て路地裏に向かおうと足を向けた瞬間、目の前に空き缶入りの袋を手に赤を基調としたの和服姿の豹の姿があった。
「うわぁ…豹は和服なんだね!」
襟足までかかる髪を緩く巻きハーフアップにし胸元を少し開けた姿は色っぽささえ見えた。
「隆二さんいわく、坂本龍馬風らしい」
「なるほど…」
確かに茶髪の豹は雰囲気からして似合ってるわ…
隆二さんの思考に一人納得していると、豹はどうでもよさそうに手にある空き缶入りの袋を差し出す。
「これ、隆二さんから言われて更衣室から空き缶持って来たんだけど…」
「あ、更衣室の空き缶忘れてた!ありがとう…」
豹から空き缶入りの袋を受け取り改めて豹の和服姿を見る。
ん~…やっぱり普段より色っぽさが醸し出てるわ…ん?
「豹、その指輪のネックレスってかけてたっけ?」
よく見ると胸元に紫色の指輪と青色の指輪をチェーンに通してネックレスにして掛けているのに気づき疑問に思い問いかける。
「青のやつは元から持ってたものだが紫のやつは山登りの時に拾った…」
「え!?拾ったって誰かの大切なものだったらどうするの?勝手に貰っちゃ駄目じゃん!」
「多分、知ってる奴のだから問題ない…」
「知ってる奴?あの時、豹の知り合いの人いたの?」
「いたらお前も会ってる…」
「た、確かに…」
ほとんど豹と一緒だった私が知らないんだからいるわけないか…にしてもあの時ある疑問だけ謎なんだよね…
「ねぇ、あの私が閉じ込められた山小屋って誰が閉めたんだろ?ずっと謎なんだよね…」
「……さぁ、悪戯かなんかで閉めたんだろきっと」
少し間が空いた豹の言葉に悪戯と受け取っていいものか悩んだが今となっては過去の事と考えすぎるのをやめた。
「悪戯かぁ…だとしたらやり過ぎにも程があるよね」
「…じゃ、戻るわ」
豹は無表情のまま踵を返し中へと戻っていった。
「瑞穂さん、空き缶回収に来たのですが…」
「あ!せなくん!ごめんね、今ちょっと手が離せなくて…空き缶なら端の方にあるはずだから取って行って!」
その言葉通りに次々とスイーツを作りながらお皿に並べていく瑞穂の様子に頷き端の方に寄せて置かれている空き缶入りの袋を回収しキッチンを出る。
瑞穂さん大変そうだけど活き活きしてたなぁ…
以前とは比べ物にならないくらいの瑞穂の姿に嬉しさが募る。
「…あ、いた」
キッチンを出て路地裏に向かおうと足を向けた瞬間、目の前に空き缶入りの袋を手に赤を基調としたの和服姿の豹の姿があった。
「うわぁ…豹は和服なんだね!」
襟足までかかる髪を緩く巻きハーフアップにし胸元を少し開けた姿は色っぽささえ見えた。
「隆二さんいわく、坂本龍馬風らしい」
「なるほど…」
確かに茶髪の豹は雰囲気からして似合ってるわ…
隆二さんの思考に一人納得していると、豹はどうでもよさそうに手にある空き缶入りの袋を差し出す。
「これ、隆二さんから言われて更衣室から空き缶持って来たんだけど…」
「あ、更衣室の空き缶忘れてた!ありがとう…」
豹から空き缶入りの袋を受け取り改めて豹の和服姿を見る。
ん~…やっぱり普段より色っぽさが醸し出てるわ…ん?
「豹、その指輪のネックレスってかけてたっけ?」
よく見ると胸元に紫色の指輪と青色の指輪をチェーンに通してネックレスにして掛けているのに気づき疑問に思い問いかける。
「青のやつは元から持ってたものだが紫のやつは山登りの時に拾った…」
「え!?拾ったって誰かの大切なものだったらどうするの?勝手に貰っちゃ駄目じゃん!」
「多分、知ってる奴のだから問題ない…」
「知ってる奴?あの時、豹の知り合いの人いたの?」
「いたらお前も会ってる…」
「た、確かに…」
ほとんど豹と一緒だった私が知らないんだからいるわけないか…にしてもあの時ある疑問だけ謎なんだよね…
「ねぇ、あの私が閉じ込められた山小屋って誰が閉めたんだろ?ずっと謎なんだよね…」
「……さぁ、悪戯かなんかで閉めたんだろきっと」
少し間が空いた豹の言葉に悪戯と受け取っていいものか悩んだが今となっては過去の事と考えすぎるのをやめた。
「悪戯かぁ…だとしたらやり過ぎにも程があるよね」
「…じゃ、戻るわ」
豹は無表情のまま踵を返し中へと戻っていった。
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