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*湯けむりの中で…
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昼ご飯として街中の蕎麦屋によりざる蕎麦を皆で食べ終わると話していた温泉街に向かいこの街で一番有名だという葛湯の露天風呂がある温泉宿へと入った。
ガラッ…
「いらっしゃいませ…!」
中に入るとカウンターにいる受付の着物姿のお婆さんに声をかけられ駆け寄る。
「えっと…温泉だけって出来ますか?」
「ええ、出来ますよ…四名様で千八百円になります」
代表として蓮が財布を開き支払いを済ます。
「俺と隆二は少し近くの居酒屋で飲んでくるからせなと豹は先に温泉入ってこい」
「え~!…隆二さんがいるから問題ないと思いますけど、蓮さん飲みすぎないでくださいね?」
「分かってるつーの!ほんの少しだけだからよ」
「なら、いいですが…」
蓮の根拠の無い言葉に渋々頷くと星那と豹はそれぞれ違う場所にある着替えの浴衣やタオルを貸出し下着売場にて下着を買うと温泉へと向かった。
「えっと…場所はここでいいのかな?」
係の人から渡された地図を手にお湯と書かれた暖簾の前に着くと恐る恐る中に入る。
「わぁ…広い!」
編み籠が並ぶ広い脱衣場で衣服を脱ぎ籠に入れミニタオルを体に当て中に入ると誰もいない広いお風呂場にいくつもある巨大なお風呂と沢山並ぶ桶やシャワーに興奮する。
「凄い…!」
初めて入る巨大なお風呂を前に興奮しながら体や髪を洗うためシャワーを済まし外にある露天風呂へと足を踏み入れた。
シャポン…
巨大な岩が並ぶ大きな露天風呂に足を踏み入れ体を沈めると途上に広がる夕焼け空をうっとりと眺める。
「こんなお風呂初めて…」
ガラッ…
誰もいない露天風呂を一人楽しんでいると誰かが入ってくる音がし思わず岩影へと駆け寄る。
はぁ…思わず岩影に隠れちゃったけど入って来るの女性だし問題ないよね
後ろでは露天風呂越しにシャワーを浴びる音がし一時そのままでいるとシャワーが終わったのか露天風呂へと向かう足音が聞こえ思わず身構える。
ガラッ…
露天風呂のドアを開ける音がし恐る恐る振り返るとそこには女性客ではなく腰にタオルを巻いた豹の姿があった。
「なっ…!?」
「っ…」
思わず立ち上がり固まると、豹は星那の姿を見るなり驚いた顔を見せながらも視線は下へと向かっていきその瞬間真っ赤な顔ですかさず視線を逸らす。
「な、何で豹が!?」
「っ…それはこっちのセリフだ!つかそれよりそれ何とかしろっ…!」
豹の言葉に自身の体を見下ろし慌てて両手で胸を隠し湯に浸かる。
シャバンッ!
「っ…変態!エッチ!」
「馬鹿っ!見たくて見るわけねーだろ!入って来たらたまたまお前がそんな姿で…不可抗力だ!」
「うぅ…それでも見たのに変わりないじゃん」
こんなんじゃもうお嫁に行けないよぅ…
恥ずかしすぎる失態に赤面しながら視線を逸らし悔やんでいるとまた誰かが入って来る音がした。
ガラッ…
「っ…!?」
「ど、どうしよう…!?」
「どうしようも何も隠れるしかないだろっ…!」
パシッ
「うわっ!?」
そう言うと豹に腕を捕まれ引っ張られるがまま岩影へと身を潜めた。
「豹!近いっ…!」
「煩い!少し黙ってろ…!」
「んぐっ…!?」
背後から口を塞がれ思わず両手を塞がれた手に当てる。
ガラッ…
「うわぁ!広~い!混浴にして正解ね!」
「それに、ちょうど誰もいないしやれそうだな…」
混浴!?ここ混浴だったの!?
カップルらしき二人の会話に驚きながらも露天風呂に響き渡る声に思わず身を竦める。
うっ…いくら隠れるためだからってこれは…
素肌越しに背後で感じる豹の引き締まった大きな体に胸の動悸が鳴り止まないのを感じつつぴったりと触れ合う体に身体中が熱を上げる。
「…なぁ、やろうぜ?」
「えぇ~?やだぁ!もうっ!とおるったら~えっち!」
「いいじゃねぇか?…誰もいないんだしよぅ…」
「あんっ!」
何故か急にイチャつき始めたカップルの声に、岩影で聞いていた星那は堪らず口を塞いでいた豹の手を叩く。
うぅ…こんな状況耐えられないっ!
すると星那の心の声が聞こえたのか口を塞いでいた手をずらすと途上にあった豹の頭が左肩に乗せられすぐ側にあった柔らかな耳を食む。
「ひゃんっ…」
その反動で思わず漏れた声にすぐに外していた豹の手が口を塞ぎ、それを聞いたカップルの声が聞こえた。
「んっ…何か今声聞こえなかった?」
「ん…気のせいだろ?」
「やんっ!もうっ…」
助かった事にカップルは声を聞き流し再度二人だけの世界へと入っていった。
はぁ…何とか気づかれずに済んだけど、豹の奴急に耳食んだりして意味わかんないっ!
相変わらず密着状態の中、意味不明な行動をする豹に心の中で怒る。
「…耳弱いんだな」
へ?
耳元で囁かれた豹の言葉に気を取られているとその瞬間、空いている豹の手が胸元に回り右胸に触れた。
ムニッ…
「んっ…!」
口を塞がれてるせいか豹の手の中で声にならない声を漏らす。
っ…急に何すんのよっ!
すかさず両手で豹の腹部めがけて肘で突こうとするがそれを見逃さなかった豹の口を塞いでいた手が動き両手を固定された。
「ぷはぁ…急に何…」
「男がこの状況で何もしないわけないだろ…声漏らしたくなかったら自分で口塞げ」
耳元で囁かれた豹の言葉に真っ赤になりながらも口を塞いでいた手が左胸に触れるのを感じすかさず両手で自分の口を塞いぐ。
「んっ…」
もうやだぁ…!
隣で聞こえるイチャつくカップルの喘ぎ声を聞きながら両胸に触れる豹の手が動き下から優しく揉みながら左胸を揉んでいた手が動き指先で先端を弾く。
「んんっ…!」
「…意外と胸あるんだな」
耳元で豹の囁かれる低い声に脳が痺れ更に動く豹の指先が両胸の先端を摘み弄る。
「っ…んんっ!!」
無理…耐えられないよっ…!
コロコロと先端を転がしながら弄る豹の指先に全身が痺れ漏れる声を必死で自身の手で口を塞ぎ助けを求めるように左肩にある豹の顔を半泣きで見上げる。
「っ…悪い…止められそうにない」
すると両胸を形が変わるんじゃないかという程に揉みながら時折指先で先端を弄りながら弾く豹に手の中で漏れる声と共に全身の痺れから何もされていない下半身が疼き両足を擦り合わせ悶える。
「あんっ!イッちゃう…っ!」
隣の女性の喘ぎ声と一緒に目の前がチカッと光り手の中で声を漏らしながらイクとそれと同時にのぼせ上がった体のまま意識を失った。
*
バシャン…
星那が意識を失い、豹はくたっとなった体を支えていると隣でイチャついていたカップルも終わったのか露天風呂から出ていく音がし潜めていた声を漏らす。
「はぁ…行ったか」
露天風呂のドアから視線を移し、再度胸の中で力なく倒れ込む星那を覗き込む。
「少しやり過ぎたか…」
誰もいない内に早く出ないとな…
豹は、誰もいない内にと火照った星那の体を横抱きにし立ち上がると露天風呂を後にした。
ガラッ…
「いらっしゃいませ…!」
中に入るとカウンターにいる受付の着物姿のお婆さんに声をかけられ駆け寄る。
「えっと…温泉だけって出来ますか?」
「ええ、出来ますよ…四名様で千八百円になります」
代表として蓮が財布を開き支払いを済ます。
「俺と隆二は少し近くの居酒屋で飲んでくるからせなと豹は先に温泉入ってこい」
「え~!…隆二さんがいるから問題ないと思いますけど、蓮さん飲みすぎないでくださいね?」
「分かってるつーの!ほんの少しだけだからよ」
「なら、いいですが…」
蓮の根拠の無い言葉に渋々頷くと星那と豹はそれぞれ違う場所にある着替えの浴衣やタオルを貸出し下着売場にて下着を買うと温泉へと向かった。
「えっと…場所はここでいいのかな?」
係の人から渡された地図を手にお湯と書かれた暖簾の前に着くと恐る恐る中に入る。
「わぁ…広い!」
編み籠が並ぶ広い脱衣場で衣服を脱ぎ籠に入れミニタオルを体に当て中に入ると誰もいない広いお風呂場にいくつもある巨大なお風呂と沢山並ぶ桶やシャワーに興奮する。
「凄い…!」
初めて入る巨大なお風呂を前に興奮しながら体や髪を洗うためシャワーを済まし外にある露天風呂へと足を踏み入れた。
シャポン…
巨大な岩が並ぶ大きな露天風呂に足を踏み入れ体を沈めると途上に広がる夕焼け空をうっとりと眺める。
「こんなお風呂初めて…」
ガラッ…
誰もいない露天風呂を一人楽しんでいると誰かが入ってくる音がし思わず岩影へと駆け寄る。
はぁ…思わず岩影に隠れちゃったけど入って来るの女性だし問題ないよね
後ろでは露天風呂越しにシャワーを浴びる音がし一時そのままでいるとシャワーが終わったのか露天風呂へと向かう足音が聞こえ思わず身構える。
ガラッ…
露天風呂のドアを開ける音がし恐る恐る振り返るとそこには女性客ではなく腰にタオルを巻いた豹の姿があった。
「なっ…!?」
「っ…」
思わず立ち上がり固まると、豹は星那の姿を見るなり驚いた顔を見せながらも視線は下へと向かっていきその瞬間真っ赤な顔ですかさず視線を逸らす。
「な、何で豹が!?」
「っ…それはこっちのセリフだ!つかそれよりそれ何とかしろっ…!」
豹の言葉に自身の体を見下ろし慌てて両手で胸を隠し湯に浸かる。
シャバンッ!
「っ…変態!エッチ!」
「馬鹿っ!見たくて見るわけねーだろ!入って来たらたまたまお前がそんな姿で…不可抗力だ!」
「うぅ…それでも見たのに変わりないじゃん」
こんなんじゃもうお嫁に行けないよぅ…
恥ずかしすぎる失態に赤面しながら視線を逸らし悔やんでいるとまた誰かが入って来る音がした。
ガラッ…
「っ…!?」
「ど、どうしよう…!?」
「どうしようも何も隠れるしかないだろっ…!」
パシッ
「うわっ!?」
そう言うと豹に腕を捕まれ引っ張られるがまま岩影へと身を潜めた。
「豹!近いっ…!」
「煩い!少し黙ってろ…!」
「んぐっ…!?」
背後から口を塞がれ思わず両手を塞がれた手に当てる。
ガラッ…
「うわぁ!広~い!混浴にして正解ね!」
「それに、ちょうど誰もいないしやれそうだな…」
混浴!?ここ混浴だったの!?
カップルらしき二人の会話に驚きながらも露天風呂に響き渡る声に思わず身を竦める。
うっ…いくら隠れるためだからってこれは…
素肌越しに背後で感じる豹の引き締まった大きな体に胸の動悸が鳴り止まないのを感じつつぴったりと触れ合う体に身体中が熱を上げる。
「…なぁ、やろうぜ?」
「えぇ~?やだぁ!もうっ!とおるったら~えっち!」
「いいじゃねぇか?…誰もいないんだしよぅ…」
「あんっ!」
何故か急にイチャつき始めたカップルの声に、岩影で聞いていた星那は堪らず口を塞いでいた豹の手を叩く。
うぅ…こんな状況耐えられないっ!
すると星那の心の声が聞こえたのか口を塞いでいた手をずらすと途上にあった豹の頭が左肩に乗せられすぐ側にあった柔らかな耳を食む。
「ひゃんっ…」
その反動で思わず漏れた声にすぐに外していた豹の手が口を塞ぎ、それを聞いたカップルの声が聞こえた。
「んっ…何か今声聞こえなかった?」
「ん…気のせいだろ?」
「やんっ!もうっ…」
助かった事にカップルは声を聞き流し再度二人だけの世界へと入っていった。
はぁ…何とか気づかれずに済んだけど、豹の奴急に耳食んだりして意味わかんないっ!
相変わらず密着状態の中、意味不明な行動をする豹に心の中で怒る。
「…耳弱いんだな」
へ?
耳元で囁かれた豹の言葉に気を取られているとその瞬間、空いている豹の手が胸元に回り右胸に触れた。
ムニッ…
「んっ…!」
口を塞がれてるせいか豹の手の中で声にならない声を漏らす。
っ…急に何すんのよっ!
すかさず両手で豹の腹部めがけて肘で突こうとするがそれを見逃さなかった豹の口を塞いでいた手が動き両手を固定された。
「ぷはぁ…急に何…」
「男がこの状況で何もしないわけないだろ…声漏らしたくなかったら自分で口塞げ」
耳元で囁かれた豹の言葉に真っ赤になりながらも口を塞いでいた手が左胸に触れるのを感じすかさず両手で自分の口を塞いぐ。
「んっ…」
もうやだぁ…!
隣で聞こえるイチャつくカップルの喘ぎ声を聞きながら両胸に触れる豹の手が動き下から優しく揉みながら左胸を揉んでいた手が動き指先で先端を弾く。
「んんっ…!」
「…意外と胸あるんだな」
耳元で豹の囁かれる低い声に脳が痺れ更に動く豹の指先が両胸の先端を摘み弄る。
「っ…んんっ!!」
無理…耐えられないよっ…!
コロコロと先端を転がしながら弄る豹の指先に全身が痺れ漏れる声を必死で自身の手で口を塞ぎ助けを求めるように左肩にある豹の顔を半泣きで見上げる。
「っ…悪い…止められそうにない」
すると両胸を形が変わるんじゃないかという程に揉みながら時折指先で先端を弄りながら弾く豹に手の中で漏れる声と共に全身の痺れから何もされていない下半身が疼き両足を擦り合わせ悶える。
「あんっ!イッちゃう…っ!」
隣の女性の喘ぎ声と一緒に目の前がチカッと光り手の中で声を漏らしながらイクとそれと同時にのぼせ上がった体のまま意識を失った。
*
バシャン…
星那が意識を失い、豹はくたっとなった体を支えていると隣でイチャついていたカップルも終わったのか露天風呂から出ていく音がし潜めていた声を漏らす。
「はぁ…行ったか」
露天風呂のドアから視線を移し、再度胸の中で力なく倒れ込む星那を覗き込む。
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誰もいない内に早く出ないとな…
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