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89.報告書
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突然襲ってきたゲオンはワールド2に飲み込ませた。
いや、飲み込まれたと言った方がいいか。
なんだかいけないものを見てしまった感じだ……。
捕えてから直ぐに送ったので情報を聞き出すことはなかった。
あの島にいた魔人の兄貴ってことは分かった。
シーナの追手ということなのは間違いないだろう。
まあ詳しい事は『ハコニワ』の方で聞き出してくれるみたいなので後で分かるはずだ。
シーナとネネの体調が心配だったので俺達は安全を見て宿屋に戻ってきた。
二人とも疲れていたのか夕食を食べるとベッドに入りすぐ眠ってしまったようだ。
今日はゆっくりと休んでもらいたいとおもう。
しかし今回の件は反省点が多い。
付与していたスキルでなんとか防御できたみたいだけど、初撃がもっと強力だったらシーナはどうなっていたか分からない。
そしてシーナの故郷であるスカーレット王国からの刺客がこんなに早く来るとは予想していなかった。
長距離を移動できる方法があるのだろう。
そこら辺の事は『ハコニワ』から連絡が上がってくるのを待つことにしよう。
過保護すぎるのも良くないけど、引き続き二人にスキルの付与はしておこうとおもう。
まあ完全に自己満足なのだけれど。
俺自身も強くなったので以前よりも強力な守りのスキルを付与できるはずだ。
対物理、対魔法などあらゆる想定をして防御スキルの組み合わせを考える。
そんなことを考えていたら俺も寝てしまった。
朝起きるとシーナとネネはよく眠れたのかすっきりをした顔をしている。
顔色もいいみたいだ。
「しかし昨日のあれは凄かったですわ……人を飲み込んでましたわ」
「だ、断末魔も聞こえてましたし……」
「ああ、そうだな……」
あれはインパクトがあった。
「なんか『ハコニワ』内の《処分場》に送られるらしいぞ」
「《処分場》ですか……」
「ああ、そこで情報とかスキルを抜き取るらしい」
「そうなのですね。その後はどうなるのでしょう?」
「……解体、焼却されるらしいぞ」
「……」
「……」
ぶるっとシーナとネネは震える。
「そ、それでどんな情報が分かったのでしょうか?」
シーナは触れてはまずいとおもったのか話題を変える。
「ああ、ちょっと待ってくれ結果が来ているはずだ」
俺はインベントリを確認してみると、《報告書》が届いていたので取り出す。
「ええっと、名前はゲオン=ドンナー、四星魔と呼ばれる魔人。シーナを追いスカーレット王国から派遣されてきた。長距離移動魔導具を使いトレイル王国までやってくるもレンヤに敗北する。獲得スキル『炎塊』、『影動』。長距離移動魔導具を獲得(解析中)。魔人召喚可能、等々……」
うん、今回も突っ込みどころがありすぎる。
順番に確認するか。
「まずはシーナへの追手だけど今までよりも強力なスキルを二人に『付与』することで解決する。不意打ちでも問題ないようにしておく」
「はい。ありがとうございますわ」
「ありがとうございます」
「長距離移動魔導具は解析中だから分かりしだい使っていくとして、スキルもまあいいだろう問題は……」
「魔人召喚ですわね」
「ああ、そうだな」
まあ文字通り魔人を召喚できるってことなんだろうけど。
倫理的に大丈夫なのか?
魔獣扱いってことになるのかもしれない。
「今度人気のない安全な場所で実験してみるよ」
「そうですわね」
「周りに迷惑かかるかもしれませんしね」
戦った二人には魔人の強さが分かっているからな。
不確定要素が多いから簡単に召喚するのは気が引ける。
問題のない場所でやるのがいいだろう。
「まあそんなに目新しい事はなかったな。まだ追加で報告があるかもしれない。そろそろ二人の修行でもやるか」
「唐突ですわね」
「やっぱりやるんですね」
防御スキルを付与するとはいえレベルアップしておいて損はないだろう。
二人は鍛えがいがあるからな。
「ほ、ほらレンヤさんギルドに依頼達成の報告に行ったりしないといけないのではありませんか?」
「ん、それはいつでもいいだろ」
「ほ、ほら竜人の方でしたっけ、そちらの方とお約束があったとか?」
「ああ、そっちも問題ない。今度皆でいけば大丈夫だ」
「あー、うー、ねえネネ」
言う事がなくなったのかシーナは話をネネに振る。
「……や、やりましょう。シーナ様」
ネネは覚悟を決めたようだ。
目の前でシーナが傷付けられそうになっていたのを止められなかったことが悔しいと言ってたからな。
やる気があるのだろう。
そんなネネの気持ちが伝わったのかシーナも決断する。
「わ、分かりました、レンヤさんお願いしますわ!」
「ああ」
「どういった修行を考えておられるのですか?」
「まずはこれを付けてもらう」
インベントリからそれを取り出して二人に渡す。
ケースを開けて中身を確認するシーナとネネ。
「ネックレスですわね。なんでしょう、普通にもらえたら嬉しいのですけれど、嫌な予感しかしませんわ」
「そうですね。禍々しい感じがします……」
まあ見た目以外は女性にあげるようなアイテムじゃないな。
俺は説明を続ける。
いや、飲み込まれたと言った方がいいか。
なんだかいけないものを見てしまった感じだ……。
捕えてから直ぐに送ったので情報を聞き出すことはなかった。
あの島にいた魔人の兄貴ってことは分かった。
シーナの追手ということなのは間違いないだろう。
まあ詳しい事は『ハコニワ』の方で聞き出してくれるみたいなので後で分かるはずだ。
シーナとネネの体調が心配だったので俺達は安全を見て宿屋に戻ってきた。
二人とも疲れていたのか夕食を食べるとベッドに入りすぐ眠ってしまったようだ。
今日はゆっくりと休んでもらいたいとおもう。
しかし今回の件は反省点が多い。
付与していたスキルでなんとか防御できたみたいだけど、初撃がもっと強力だったらシーナはどうなっていたか分からない。
そしてシーナの故郷であるスカーレット王国からの刺客がこんなに早く来るとは予想していなかった。
長距離を移動できる方法があるのだろう。
そこら辺の事は『ハコニワ』から連絡が上がってくるのを待つことにしよう。
過保護すぎるのも良くないけど、引き続き二人にスキルの付与はしておこうとおもう。
まあ完全に自己満足なのだけれど。
俺自身も強くなったので以前よりも強力な守りのスキルを付与できるはずだ。
対物理、対魔法などあらゆる想定をして防御スキルの組み合わせを考える。
そんなことを考えていたら俺も寝てしまった。
朝起きるとシーナとネネはよく眠れたのかすっきりをした顔をしている。
顔色もいいみたいだ。
「しかし昨日のあれは凄かったですわ……人を飲み込んでましたわ」
「だ、断末魔も聞こえてましたし……」
「ああ、そうだな……」
あれはインパクトがあった。
「なんか『ハコニワ』内の《処分場》に送られるらしいぞ」
「《処分場》ですか……」
「ああ、そこで情報とかスキルを抜き取るらしい」
「そうなのですね。その後はどうなるのでしょう?」
「……解体、焼却されるらしいぞ」
「……」
「……」
ぶるっとシーナとネネは震える。
「そ、それでどんな情報が分かったのでしょうか?」
シーナは触れてはまずいとおもったのか話題を変える。
「ああ、ちょっと待ってくれ結果が来ているはずだ」
俺はインベントリを確認してみると、《報告書》が届いていたので取り出す。
「ええっと、名前はゲオン=ドンナー、四星魔と呼ばれる魔人。シーナを追いスカーレット王国から派遣されてきた。長距離移動魔導具を使いトレイル王国までやってくるもレンヤに敗北する。獲得スキル『炎塊』、『影動』。長距離移動魔導具を獲得(解析中)。魔人召喚可能、等々……」
うん、今回も突っ込みどころがありすぎる。
順番に確認するか。
「まずはシーナへの追手だけど今までよりも強力なスキルを二人に『付与』することで解決する。不意打ちでも問題ないようにしておく」
「はい。ありがとうございますわ」
「ありがとうございます」
「長距離移動魔導具は解析中だから分かりしだい使っていくとして、スキルもまあいいだろう問題は……」
「魔人召喚ですわね」
「ああ、そうだな」
まあ文字通り魔人を召喚できるってことなんだろうけど。
倫理的に大丈夫なのか?
魔獣扱いってことになるのかもしれない。
「今度人気のない安全な場所で実験してみるよ」
「そうですわね」
「周りに迷惑かかるかもしれませんしね」
戦った二人には魔人の強さが分かっているからな。
不確定要素が多いから簡単に召喚するのは気が引ける。
問題のない場所でやるのがいいだろう。
「まあそんなに目新しい事はなかったな。まだ追加で報告があるかもしれない。そろそろ二人の修行でもやるか」
「唐突ですわね」
「やっぱりやるんですね」
防御スキルを付与するとはいえレベルアップしておいて損はないだろう。
二人は鍛えがいがあるからな。
「ほ、ほらレンヤさんギルドに依頼達成の報告に行ったりしないといけないのではありませんか?」
「ん、それはいつでもいいだろ」
「ほ、ほら竜人の方でしたっけ、そちらの方とお約束があったとか?」
「ああ、そっちも問題ない。今度皆でいけば大丈夫だ」
「あー、うー、ねえネネ」
言う事がなくなったのかシーナは話をネネに振る。
「……や、やりましょう。シーナ様」
ネネは覚悟を決めたようだ。
目の前でシーナが傷付けられそうになっていたのを止められなかったことが悔しいと言ってたからな。
やる気があるのだろう。
そんなネネの気持ちが伝わったのかシーナも決断する。
「わ、分かりました、レンヤさんお願いしますわ!」
「ああ」
「どういった修行を考えておられるのですか?」
「まずはこれを付けてもらう」
インベントリからそれを取り出して二人に渡す。
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「ネックレスですわね。なんでしょう、普通にもらえたら嬉しいのですけれど、嫌な予感しかしませんわ」
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