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90.不穏
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「ということで、どうだろうライド?」
いま俺は竜人のライドの所に来ている。
急用といって飛び出したままだったから、お詫びがてらに寄ってみた。
この前出るときに発光トーチをセットしておいたから場所は分かっている。
『転移』でやってきた。
もちろんシーナとネネ、スララとリトルも一緒だ。
『転移』スキルは探知範囲しか移動できなかったけど発光トーチのある場所なら複数人でも転移可能になっている。
スキルは日々進化しているようだ。
お土産だが竜人にドラゴンステーキを振舞うのは気が引けたのでキラービーの蜂蜜にしておいた。
リザさんに結構喜ばれたので正解だな。
「じゃあ、そこのお嬢さん二人がナリーとマリーの遊び相手になってくれるってことか?」
「ああ、そういうことだ。二人の修行になるしナリーとマリーも楽しめるだろ」
「そうか。でもシーナとネネといったか、二人の方が強そうだが? 修行にはならないんじゃないか?」
たしかにナリーとマリーが竜人の子供とはいえ修行してきたシーナとネネには敵わないだろう。
「そこは問題ない。あのネックレスが強制的に力を落とすからな」
「ほう、面白い魔導具があるんだな」
「だろ。俺のオリジナルだ。魔力抑制と重力で体に高負荷をかけるから修行にはもってこいの代物だぞ」
「そ、そうか凄いんだな」
「強度が変えられるから限界まで追い込むことも可能だ」
「き、鬼畜ですわ……」
「鬼畜ですね」
シーナとネネのジト目が酷い。
「レンヤ、きちくー」
「きちくー」
ナリー、マリー意味知らないのに言ってるだろ。
とりあえず今までの修行より効率的なはずだ。
「まあ、やってみてくれ」
表の広場でシーナはナリーとネネはマリーと対戦することになった。
「うっ!」
戦い始めるとなかなかいい感じだ。
魔導具が機能して強制的に力を抑え込めている。
シーナもネネも思い通りにならない体に違和感があるだろう。
二人は焦った顔をしている。
俺とライドは座って見物中だ。
「パシュ! パシュ!」
俺は『光弾』をシーナとネネに打ち込む。
おっ! 二人共上手くガードするな。
「パシュ! パシュ!」
曲げてみたり回転をかけたりして『光弾』を放つも二人は上手くさばきながらナリーとマリーにも対処している。
やるな。なんだか楽しくなってきた。
「パシュ! パシュ! パパパパパパパパッ!」
「「!?」」
連射で俺は『光弾』を放つ。
さすがに何発か当たり始める。
「お、おい! いいのか?」
となりにいたライドは心配そうに言う。
「まあ、顔は狙ってないし大丈夫だろ。怪我をしたら『回復』を使うさ」
「そ。そうか。レンヤ、お前、酷いな……」
シーナとネネには驚きと怒りのような目を向けられるけど仕方がない。
心を鬼にして撃ちまくる。
これも二人のためだ。
「……まあ、こんなもんか」
一時間ほど繰り返しおこなったので終了することにした。
「「はあはあ……はあはあ」」
二人は倒れ込み肩で息をする。
なんだか以前もこんなことがあった気がするけど。
まあ初日だからこんなもんだろう。
「明日からもっと厳しくいくぞ!」
「「!?」」
絶望を感じると人はこんな顔をするんだな。
「そういえばライド、ここにはもう一人住んでいるのか?」
この前来た時に5人の気配を感じた。
今もそれはあって動いていない。
「ああ、住んでいると言うか、まあ見た方が早いな」
俺は裏庭の方に連れていかれる。
「これは……」
そこには大きな水晶のような物があり中には人が入っている。
翼があるので竜人なのだろう。
中にいる人物は手を合わせて祈りを捧げているような状態だ。
「この方は竜神様に使えていた巫女様で主を失った際に絶望して自ら結晶化したと言われている」
「結晶化? 生きているってことだよな?」
『探知』に反応してたからな。
「ああ、おそらくは。しかし外界との関係を完全に遮断してしまっているからな……」
「どれぐらいこの中にいるんだ」
触ってみると表面はつるつるしていて冷たい。
こんこんと叩いた感じ、かなり堅そうだ。
「さあ、100年以上は絶っていると言われているが、本当の事はよく分らん」
それだけ長い間劣化もせず中で生きていられるって、どうなっているんだか。
不思議な技があるものだ。
「このまま何もしないのか?」
「いや、色々な竜人達が復活させようとしているんだが上手くいかないらしくてな」
自らが入ったのに無理に出す必要があるのか疑問だけど。
「出したい理由でもあるのか?」
「はっきりとしたことは俺も知らないんだ」
「そうか」
なんだかもやっとするけど、とりあえずシーナとネネの修行を優先しよう。
いま俺は竜人のライドの所に来ている。
急用といって飛び出したままだったから、お詫びがてらに寄ってみた。
この前出るときに発光トーチをセットしておいたから場所は分かっている。
『転移』でやってきた。
もちろんシーナとネネ、スララとリトルも一緒だ。
『転移』スキルは探知範囲しか移動できなかったけど発光トーチのある場所なら複数人でも転移可能になっている。
スキルは日々進化しているようだ。
お土産だが竜人にドラゴンステーキを振舞うのは気が引けたのでキラービーの蜂蜜にしておいた。
リザさんに結構喜ばれたので正解だな。
「じゃあ、そこのお嬢さん二人がナリーとマリーの遊び相手になってくれるってことか?」
「ああ、そういうことだ。二人の修行になるしナリーとマリーも楽しめるだろ」
「そうか。でもシーナとネネといったか、二人の方が強そうだが? 修行にはならないんじゃないか?」
たしかにナリーとマリーが竜人の子供とはいえ修行してきたシーナとネネには敵わないだろう。
「そこは問題ない。あのネックレスが強制的に力を落とすからな」
「ほう、面白い魔導具があるんだな」
「だろ。俺のオリジナルだ。魔力抑制と重力で体に高負荷をかけるから修行にはもってこいの代物だぞ」
「そ、そうか凄いんだな」
「強度が変えられるから限界まで追い込むことも可能だ」
「き、鬼畜ですわ……」
「鬼畜ですね」
シーナとネネのジト目が酷い。
「レンヤ、きちくー」
「きちくー」
ナリー、マリー意味知らないのに言ってるだろ。
とりあえず今までの修行より効率的なはずだ。
「まあ、やってみてくれ」
表の広場でシーナはナリーとネネはマリーと対戦することになった。
「うっ!」
戦い始めるとなかなかいい感じだ。
魔導具が機能して強制的に力を抑え込めている。
シーナもネネも思い通りにならない体に違和感があるだろう。
二人は焦った顔をしている。
俺とライドは座って見物中だ。
「パシュ! パシュ!」
俺は『光弾』をシーナとネネに打ち込む。
おっ! 二人共上手くガードするな。
「パシュ! パシュ!」
曲げてみたり回転をかけたりして『光弾』を放つも二人は上手くさばきながらナリーとマリーにも対処している。
やるな。なんだか楽しくなってきた。
「パシュ! パシュ! パパパパパパパパッ!」
「「!?」」
連射で俺は『光弾』を放つ。
さすがに何発か当たり始める。
「お、おい! いいのか?」
となりにいたライドは心配そうに言う。
「まあ、顔は狙ってないし大丈夫だろ。怪我をしたら『回復』を使うさ」
「そ。そうか。レンヤ、お前、酷いな……」
シーナとネネには驚きと怒りのような目を向けられるけど仕方がない。
心を鬼にして撃ちまくる。
これも二人のためだ。
「……まあ、こんなもんか」
一時間ほど繰り返しおこなったので終了することにした。
「「はあはあ……はあはあ」」
二人は倒れ込み肩で息をする。
なんだか以前もこんなことがあった気がするけど。
まあ初日だからこんなもんだろう。
「明日からもっと厳しくいくぞ!」
「「!?」」
絶望を感じると人はこんな顔をするんだな。
「そういえばライド、ここにはもう一人住んでいるのか?」
この前来た時に5人の気配を感じた。
今もそれはあって動いていない。
「ああ、住んでいると言うか、まあ見た方が早いな」
俺は裏庭の方に連れていかれる。
「これは……」
そこには大きな水晶のような物があり中には人が入っている。
翼があるので竜人なのだろう。
中にいる人物は手を合わせて祈りを捧げているような状態だ。
「この方は竜神様に使えていた巫女様で主を失った際に絶望して自ら結晶化したと言われている」
「結晶化? 生きているってことだよな?」
『探知』に反応してたからな。
「ああ、おそらくは。しかし外界との関係を完全に遮断してしまっているからな……」
「どれぐらいこの中にいるんだ」
触ってみると表面はつるつるしていて冷たい。
こんこんと叩いた感じ、かなり堅そうだ。
「さあ、100年以上は絶っていると言われているが、本当の事はよく分らん」
それだけ長い間劣化もせず中で生きていられるって、どうなっているんだか。
不思議な技があるものだ。
「このまま何もしないのか?」
「いや、色々な竜人達が復活させようとしているんだが上手くいかないらしくてな」
自らが入ったのに無理に出す必要があるのか疑問だけど。
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