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アフター・アフター・レイン・トーク
アフター・アフター・レイン・トーク<CXXXIII>
しおりを挟む(手つきがえっちすぎるよ……♡♡ お股どろどろになっちゃう♡ まだ触ってもらってないのにこんなに感じて…………。引かれちゃったらどうしよう……)
下手に動いては頼りなさすぎる布のなかの状態が伝わってしまう。しかも、『くちゅ』みたいな音が鳴ってしまう可能性だってゼロではない。
そう思うと、お尻の穴をきゅっと締める程度のことさえ躊躇われた。
ひとまず声を出さないように指を咥えて快感を逃しているけれど、正直それも焼け石に水だ。
「…………すべすべで気持ちいいね?♡♡ この分ならお仕置きは必要なさそうかな?♡ まぁ、きみが俺との約束守らないはずがないもんね♡♡ 一応、全身確かめるけど……♡」
彼は左手を肩甲骨に、右手を背中と腰の境目あたりに置き、その真ん中に頭を近付けていると見た。時折触れるふわふわの髪の毛が擽ったい。やっぱり執拗に撫で回してくる両手にも、否応なしに性感を高められてしまう。
(『舌で確かめる』って言ってたくせに、結局手で確かめてるって気付いてるのかな?♡♡ おまぬけさんでかわいい……♡ ……でも、言ってもたぶん舌で確かめるのはやめないよね。やめないでいいけど……♡)
「……あ、もちろん背中だけじゃないよ?♡ きみは外側から内側まで全部綺麗♡♡ もちろんまだ見たことも触ったこともない場所もあるにはあるけど……♡♡」
という発言の直後、右手が腰のほうに下りてきた。
(『見たことも触ったこともない場所』って…………♡ 君ならそこも『綺麗』って言ってくれそうだけど、触られるのはよくても、こんな明るいところで見られちゃうのは……♡)
まだ決定的ななにかをされたわけでもないし……と様子見に徹していたが、それが間違いだったのかもしれない。
彼の手はわたしの想定を超えて下まで到達していた。背中ではなく完全に腰。考えようによっては腰というよりもお尻のはじまりの部分にまで。
「やっっっ♡♡ 下着で隠れてるとこはまだ触らない約束じゃなかったの?♡♡ ……あとでならいいけど、まだ全部調べ終わってないでしょ……?♡」
腰を撫でられた次の瞬間、彼の指がパンツの生地にかかって、自分でも驚くほど大きな声が出た。
「ごめんごめん、わざとじゃないよ♡ でも、きみが下着脱いでくれたら、いま隠れちゃってるところにも俺は触れるようになるんだけどなぁ……♡♡ 実は最初から期待してるんだけど、脱いでくれたり『脱がしていいよ?♡』って許可してくれたりする予定はないのかなぁ♡♡ ……もしかして、脱がされたくなかったり脱いだらまずい理由があるのかもね?♡♡」
長い指は先端だけパンツの隙間に侵入してゴムをいじっているけれど、このままずらされることはなさそうで、胸を撫で下ろした。
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