三千世界の鴉なんて殺さなくても、我々は朝を迎えられる

片喰 一歌

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DESTINY CHAIN

DESTINY CHAIN<LXVIII>

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「そう言ってもらえて、よかった♡♡ ……じゃあ、早速なんだけど、そろそろ……いい、かな?♡♡ なんか待ちきれなかったみたいで恥ずかしいんだけど、実際ずっとキスさせてほしくてうずうずしてたから♡ ……俺のを受け入れるために濡らしてくれてたら、本当にごめん。きみのとろとろ、全部吸い尽くしちゃうかも……♡♡ だけど、吸い尽くしちゃっても大丈夫なくらい、たくさん舐めて気持ちよくしてあげるからね……♡♡」

(あ……あれ……? 『キス』って言ってたから、キスするだけだと思ってたんだけど、もしかして……キス……だけじゃない感じ…………?♡♡ ……でも、どうしよう♡ 舐められるのも、吸われるのも嫌じゃない……♡ 綺麗なお顔を汚しちゃうかもしれないのは、申し訳ないし、怖いけど…………)

 いつもより余裕のなさそうな彼の手が、お腹を経由して股関節に到達した。

 股関節に入っている線を往復されるのが気持ちよくて、緊張で固くなった全身がほぐれていく。

「…………わ、わたしも……! えっと、ソファにいるときから……『早くキスしてほしいなぁ』って思ってたから、いつでもどうぞ…………じゃなくて、…………?♡♡」

 と、おねだりした瞬間。

「!」

 わたしが自分でそこを開いたわけでも、彼の指によって広げられたわけでもないのに、くちゅり、という音が確かに聞こえた。

(いま、どうして音なんて出ちゃったんだろう…………♡ 誰もなんにもしてないのに。されてないのに。……そんなに濡れちゃってるのかな……♡ わたし、こんなに慣れやすい体質じゃなかったと思うんだけどなぁ。……恥ずかしいよ……)

「…………きみのそれは、どこからどこまでが天然なんだろうなぁ……♡♡ きみのことだから、100%天然でも全然おかしくないとは思ってるけど。疑っちゃうのは、俺の脳が完全にエッチなこと考える用にスイッチしちゃってるからで…………」

「?」

 彼がひどく興奮していることは、準備体操なしで全速力で走らされたあとのような息遣いから見て取れたけれど、彼がなにに対して昂っているのかまではわからない。

 話を聞く限り、わたしの発言が彼の心に火を点けてしまったらしいということはわかるけれど――――。

「あ、やっぱり『なに言ってるんだろう?』ってお顔してるね♡♡ これで100%天然発言だったってことが立証されたわけだけど…………♡ すごいなぁ♡♡ 的確に俺の男心を擽る台詞を選んでくるんだから……♡ やっぱりきみは、お顔も性格も仕草もカラダもリアクションも全部が俺の理想の女の子みたいだ……♡♡」

 唇の脇に落とされた口付けはひどく熱く、微熱さながらの彼の体温をまざまざと残していった。
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