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DESTINY CHAIN
DESTINY CHAIN<CIII>
「そう、順番。…………次は、わたしが君にしたいことさせてもらう番だと思うの」
背中を支える手はいつ退場するのだろうと思いつつ、目を見てはっきり伝えた。
「なるほど。……ターン制って考えたら、まだ1回もきみの順番が回ってきてないのはおかしいね?」
「うん。わたしが君にしたいことさせてもらったあとは……ふたりで一緒に気持ちよくなれることでも、君がもう一回さっきみたいにしてもいいけど…………。わたしの順番がないのは、不公平でしょ? ……わたしだって、君がどんな味するか知りたいし、余韻にも浸りたいし……♡」
牛乳を飲んだあとに張る薄い膜よりも長時間にわたる余韻を、彼の精液は残してくれるだろうか。
飽和寸前の唾液を飲み下す音が、両耳の奥に響いた。
「俺の味?♡♡ 知りたいのは、精液の味だけじゃないってことかな?♡」
「…………そうだよ? 君が油断してる隙に汗舐めちゃおうかなって思ってるし……♡ 怪我して出ちゃった血も舐めたいって思ってるもん……♡」
「思うだけ?♡♡ 俺は、きみさえOKしてくれれば、全部本当に舐めたり飲んだりしちゃうけど♡ きみは想像だけで満足できるの?♡」
背中を支えていた手が、指先を残して起き上がる。
ブラホックがくるあたり、いちばん自分の手が届きにくい領域に陣取った器用な指がもぞもぞ動いて、ひた隠しにしている欲望をあらわにしていく。
透き通った瞳から零れる涙は舌で受け止めたい。
愛撫に感じて吐き出された精液で喉を潤したい。
傷口に滲んだ血液を舌先で掬い取ったり、唇で挟んで吸い出したりもしたい。
けれど――――。
「……血はだめ……。傷口からばい菌入っちゃったら困るから、そのまんま舐めたりはできないよ……」
「ふ……ふふふふっ♡ じゃあ、現実的な……衛生面とか抜きにしたら?♡♡ もしそういう心配をしなくていいとしたら、きみは俺の血を傷口に口をつけて舐めたいと思ってくれてる?♡♡」
「舐めたいし、吸いたいよ……?♡ 怪我しちゃったところに……とかでもなくて、わざと傷付けて、そこから吸いたいくらいかも…………♡♡」
言葉だけでは説得力が足りない。
そう思い、首とも肩ともつかない継ぎ目の部分に歯を立てた。
「!?」
鋭く息を呑む音が聞こえた。
(……思ったより厚くて、うまく噛み付けなかった……。このまま傷付けようとしてるわけじゃないから、別にいいけど。……どうしよう、ここから)
勢いで歯を立てたはいいものの、そこから先はノープランだ。
「…………その程度じゃ、俺の肌は傷付かないよ? やるならもっと思いっきりいかないと♡♡」
涎が垂れそうになったところで、なぜか彼からアドバイスが降ってきた。
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