Temptation Invitation

片喰 一歌

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第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【真】

第61話『現金すぎる跳ね橋』

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「ふーん?♡ 言い訳上手くなったじゃん♡♡ 許すけど♡」 
 
 彼に倣い、身体の後ろについていたもう片方の手をフィギュアスケーターよろしく滑らせたが、本当は確かめるまでもなかったことだ。汗を掻いているはずなのに接地面すべてに不快感がないのは肌触りのいいシーツのおかげなのだから。
 
「グミちゃん。――もう一回、二本同時に挿れちゃう?♡」

 シーツよりもさらっとした質感を手首に感じ、弾かれたように手を脇にどけた。現金すぎる跳ね橋がごとき動作に我ながら笑いを禁じ得なかった。

「ちょぉらい♡♡♡ 白夜の蛇ちゃんおちんぽどっちも一緒ほしい♡♡ どっちかだけ仲間外れとかかぁいそぉらもん♡」

 脳みそがデロデロに溶け出して耳や鼻の穴から流れ出してしまいそうだ。
 
 リアルな造形が想像してしまっていたら気分が悪くなってセックスどころではなくなっていたと思うが、あたしの脳内に浮かんだイメージは瓶の中に所狭しと詰められたカラフルなグミが外側からじわじわ溶け、触れ合っている他のグミと繋がって、最終的にすべてのグミがゆるゆるのスライム状になってしまうというものだった。
 
 あたしはお菓子のグミじゃないのに。なんて影響を受けやすいんだろう。

「……ふふふっ♡ また滑舌甘くなってる♡ 同じ穴に二本挿れるとか何回やっても痛みと苦しみしか感じれないと思うんだけどな。まぁでも、気持ちよくなれるといいね……!」

 心がこもっているんだかいないんだかはっきり悟らせない感じは、就活のお祈りメールといい勝負だ。白夜はあたしを寝かせてから、自分のモノに手を添えて先端を押し当ててきた。

? どっち先に挿れるつもりなんだろ?♡♡)
 
 最後の最後まで意表を突こうと言うのなら乗ってあげよう――なんて思ったのは大間違いだったかもしれない。
 
「ぁ゛……♡♡ うあ゛、ぁぁぁぁああああ♡♡♡」

 二本とも当たっていたというのは気のせいなどではなかった。白夜は先ほどのように先に一本挿れて後から二本目を挿れるという方法は取らず、前後に生えているモノを束ねて突っ込んできたらしかった。

「ぅ…………ぐ、……はぁ♡♡ やっぱり僕は無理矢理捩じ込んじゃってる感しかないんだけど、グミちゃんは大丈夫――……そうだね?♡」

 もちろんそんな無茶をしてスムーズになんて行くわけがない。まだ亀頭が嵌まった程度だ。結合部から――というかあたしの身体から生えているみたいに彼の身体に伸びている竿は、角度のせいかとても長く思えた。
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