169 / 379
第1幕『半人半蛇(蛇人間)』【真】
第61話『現金すぎる跳ね橋』
しおりを挟む「ふーん?♡ 言い訳も上手くなったじゃん♡♡ 許すけど♡」
彼に倣い、身体の後ろについていたもう片方の手をフィギュアスケーターよろしく滑らせたが、本当は確かめるまでもなかったことだ。汗を掻いているはずなのに接地面すべてに不快感がないのは肌触りのいいシーツのおかげなのだから。
「グミちゃん。――もう一回、二本同時に挿れちゃう?♡」
シーツよりもさらっとした質感を手首に感じ、弾かれたように手を脇にどけた。現金すぎる跳ね橋がごとき動作に我ながら笑いを禁じ得なかった。
「ちょぉらい♡♡♡ 白夜の蛇ちゃんおちんぽどっちも一緒ほしい♡♡ どっちかだけ仲間外れとかかぁいそぉらもん♡」
脳みそがデロデロに溶け出して耳や鼻の穴から流れ出してしまいそうだ。
リアルな造形が想像してしまっていたら気分が悪くなってセックスどころではなくなっていたと思うが、あたしの脳内に浮かんだイメージは瓶の中に所狭しと詰められたカラフルなグミが外側からじわじわ溶け、触れ合っている他のグミと繋がって、最終的にすべてのグミがゆるゆるのスライム状になってしまうというものだった。
あたしはお菓子のグミじゃないのに。なんて影響を受けやすいんだろう。
「……ふふふっ♡ また滑舌甘くなってる♡ 同じ穴に二本挿れるとか何回やっても痛みと苦しみしか感じれないと思うんだけどな。まぁでも、気持ちよくなれるといいね……!」
心がこもっているんだかいないんだかはっきり悟らせない感じは、就活のお祈りメールといい勝負だ。白夜はあたしを寝かせてから、自分のモノに手を添えて先端を押し当ててきた。
(二本とも当たってんだけどどっちも穴の真正面じゃない? どっち先に挿れるつもりなんだろ?♡♡)
最後の最後まで意表を突こうと言うのなら乗ってあげよう――なんて思ったのは大間違いだったかもしれない。
「ぁ゛……♡♡ うあ゛、ぁぁぁぁああああ♡♡♡」
二本とも当たっていたというのは気のせいなどではなかった。白夜は先ほどのように先に一本挿れて後から二本目を挿れるという方法は取らず、前後に生えているモノを束ねて突っ込んできたらしかった。
「ぅ…………ぐ、……はぁ♡♡ やっぱり僕は無理矢理捩じ込んじゃってる感しかないんだけど、グミちゃんは大丈夫――……そうだね?♡」
もちろんそんな無茶をしてスムーズになんて行くわけがない。まだ亀頭が嵌まった程度だ。結合部から――というかあたしの身体から生えているみたいに彼の身体に伸びている竿は、角度のせいかとても長く思えた。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる