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恋人遊戯
恋人遊戯<247>
しおりを挟む(触られてなくても溢れちゃう感じ?♡♡ 想像力豊かで感じやすいんだね、紗世ちゃん♡♡)
それがもし彼女が生み出したものではなく俺が吐き出したものだったら――――。そう考えただけなのに、勝手に口が動き出していた。
「どこに流れ込んでくる想像してるのさ♡♡ 今、完全に中に出される瞬間想像してなかった?♡♡ ――じゃなきゃ腰なんて動かないよな?♡」
「……してた……♡ でもね、今だけじゃないの♡ 会えてなかった間もずっと妄想しちゃってた……♡♡ 『今度は中に出してくれるかな?♡』って♡♡ 引かれてもしょうがないと思うけど、ほんとにしてくれるようになるまで我慢するから…………♡ もうナマで欲しがって千尋くんのこと困らせたりしないから…………♡ 妄想しちゃうのは許して……?♡♡」
彼女はまたもどかしそうに左右に腰を揺らした。お尻の肉はおっぱいほど派手には揺れてくれないけど、控えめなのも可愛くてアリだな♡
「そのくらい勝手にしなよ♡♡ 禁止する気もないし、俺、ダメなんて一回も言ってないよ?♡ ……でも、シたくなっても自分でするのはなしね?♡ 何時だろうが飛んでくから、ムラムラしちゃったら絶対に俺呼んで♡♡ 本当はずっと俺んとこいてもらうのが楽なんだけど、俺の負担が減って楽しみが増えるってだけで、紗世ちゃんには楽じゃないんだよな。通勤とか色々不自由させることになっちゃう。一緒に暮らす夢はまだ当分叶いそうにないかな……」
色々言ったけど、俺自身もかなり妄想は得意なほうで、風呂上がりに髪を乾かすのも面倒になって寝室に直行したら、ベッドに先客がいて――――なんて妄想は何度してきたかわからない。
(堂々とベッドのド真ん中に寝そべってて、掛け布団取ったら素っ裸……みたいなのもありえそうだけど、意外と最初から俺の入れるスペース空けてくれてて、可愛い部屋着着て脱がすのに苦労するような気合い入った勝負下着着けてそうって気もするんだよな♡♡)
ビデオテープだったら擦り切れてただろうなってことだけはかろうじてわかるくらい。
「…………前も同棲誘ってくれたけど、そんなに私と一緒に住みたいの?♡♡ 私、千尋くんに迎えに来てもらったり、待ち合わせ場所で一番かっこいい人見つけたりするの好きなんだけどなあ……♡」
「俺も迎えに行くの好きだし、待ち合わせまでの時間もわくわくするけど、好きなコが家にいてくれたら嬉しいじゃん♡♡ 違う部屋にいて別々のことしてても、バタバタしてる音とか謎の叫びとかで存在感じたり、『コーヒー淹れるけど飲む?』みたいに用事作って顔見に行ったりしたいじゃん♡ もちろんなるべく同じ部屋にいたいし、常にくっついてるくらいの想定だけどさ♡♡」
「バタバタしてる音に謎の叫びって…………♡ 私、相当うるさい女だと思われてない?♡ 千尋くんには格好悪いとこいっぱい見られちゃってるけど、そんなにうるさくした記憶ないんだけど……!」
殴りかかってきた手を受け止めて、にやっとする。殴りかかってきた――とはいっても、ぽかぽかという効果音が付きそうな軽いものだったし、威力なんてピコピコハンマーと競ってどっちが勝つかというくらいのリアル微力だ。
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