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第一の試練
第一の試練<51>
(キス?♡♡ したくなっちゃったのかな♡♡ 俺もだよ♡)
可愛らしいがなかなかに激しいキスを受けながら、手元の感覚を頼りに避妊具を装着しようと試みるが、慣れているわけでもない動作をノールックで完璧にこなすというのは無理があった。
(……まあいいか、着けるのはこれ終わってからで。せっかく紗世ちゃんがキスしてくれてるのに、集中出来なかったらもったいないし)
同時並行を放棄して少しした頃だろうか。気が済んだのか、ふにふにした感触の唇が離れていった。
「…………ねえ、千尋くん?♡♡ 今度は私が着けよっか?♡♡」
息を弾ませた彼女は俺の手元を一瞥し、甘い余韻の残る声でそう申し出た。
「着けてくれるの?♡ それならぜひ♡♡」
「…………もしかして口で着けるの期待してくれてた?♡ ……口でも着けれるけど、今したらフェラしたくなっちゃうから手で……♡♡ 勝手に決めて、ほんとにごめんね?♡♡ 私も着けさせてもらうの久しぶりだから、ちょっと時間掛かっちゃうかもだけど」
慣れた手付きで避妊具が装着されていくさまを見るのは少し複雑だったが、彼女の手が俺のモノに触れているという事実に鑑みれば収支は釣り合っているだろう。
「いいよいいよ、俺はなんでも♡♡ 着けてもらえるだけで嬉しいし♡♡ ……朝からフェラとか嫌だろうし」
「そんなことないけど…………♡ フェラしたあとにキスしたくなったら、困っちゃうから」
「困るっていうのは?」
「…………え? 千尋くんはフェラした口でキスされるの、嫌じゃない人?」
不思議な台詞について尋ね返したら、疑問符が倍以上に巨大化して返ってきた。
「……どうかな。されたことない……から、本当にわからないんだけど、頑張って俺のこと気持ちよくしてくれた紗世ちゃんにキスねだられて、嫌って言うような男になりたくないなあ……とは思うよ」
「そう? でも、自分の精液が口に入ってくるの、嫌じゃない?」
「……それは、紗世ちゃんの経験に基づいたデータを参照して聞いてるのかな?♡」
「ううん。好きな男の精液はまずくても飲めるけど、自分のは嫌な味じゃなくても気分的にちょっとなあ……って感じだから、千尋くんももしかしたらそうかも、って思っただけだよ?」
「そっか。…………ごめん、変に勘繰って」
「ううん♡♡ ……千尋くんの考え聞けてよかった♡♡ 今度からは、いつでもしたいときにフェラ出来るってわかったし♡」
「今はしなくていいの?♡♡」
「うん♡♡ 今は――……♡ 口よりこっちに欲しいから……♡♡」
そう宣言し、彼女はスクワットを行うときのように腰を下ろした。
天を仰ぐ性器がどろどろの性器に飲み込まれていくのは、あっという間だった。
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