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仮初恋人遊戯
仮初恋人遊戯<28>
もちろん今までだって危なくなる前に片っ端から倒してるよ?
並んでる人もいないし、出来るだけ長く遊んでたいからね。彼女のライフが減らないように守ってあげないと。
今の『危ない』はエロい意味じゃなくて、そのまんまの意味ね?♡
「んー……。たぶん言葉通じてないから、お願いしても聞いてもらえる見込みは薄いんじゃないかなあ…………」
ちなみに彼女のプレイヤーキャラというのは、金髪ボブでプロポーションのいい女性だ。
シナリオの都合上、その女性は真っ赤なイヴニングドレスを着用していた。
ボディラインを強調したその装いは確かにごちそうさまって感じではあるんだけど(まったく好みじゃないけどね!)、そのせいで機動力のステータスにマイナス補正がかかってるらしくて、実は初心者向けとはいえなかったりする。
「そんなあ…………」
隣を見ると、彼女は目尻にうっすら涙を浮かべていた。
『泣くと男は萎える』みたいな言説、聞いたことある?
あながち嘘でもないのかもしれないけど、この子の泣き顔は相当股間にクるんだよね。
「でも、大丈夫だよ。立体的に見えても画面からは出てこないし、こうして撃ち抜いちゃえば…………」
真面目な話に戻ろうか。ええと、何の話だったっけ?
ああ、そうだそうだ。彼女の選んだプレイヤーキャラが初心者向けじゃないって話したとこだったね。
……というか、はっきり言って熟練のプレイヤーが使用することを想定して作られたキャラ……なんだけど、好みのキャラでプレイしたい気持ちはわかるし、特に止めなかったんだ。
協力プレイなんだし、その分、俺がカバーすればいいしね。
勝ち負けも大事だけど、僅差で楽しさのほうが大事じゃん。こういうのは。
「すっごーい!! ヘッドショットだ!!」
真っ赤なドレスの女性に、無駄に体格のいいゾンビが掴みかかったタイミングで脳天をぶち抜けば、彼女は涙を引っ込めて惜しみない賞賛を送ってくれた。
そこまで技術の要ることじゃないんだけど、いい気分にならないわけがない。
だって、片手をコントローラーから離して控えめにぱちぱち拍手してるのも可愛いし、好きな子に尊敬の眼差しまで向けられたら……。誰でも多少は調子乗っちゃうよね?
「コツ掴んじゃえば簡単だよ♡♡ でも、そんなに喜んでもらえるなら、張り切っちゃおっかな♪」
いつもの癖で袖まくりをしようとしたけど、暑くてフーディーは着てないんだった。
「こういうのってどこ狙えばいいのかな? 心臓? 頭?」
彼女は一連の間抜けな動きに気付いていないようで、ライトガンを構えてああでもないこうでもないと試行錯誤していた。
平均身長より小さいせいか、ライトガンがやたら大きく見える。……可愛いな。
腰は引けててお世辞にもいいフォームとはいえないし、やっぱり画面もちゃんと見れてないっぽいけど、助言を求めてくるってことは上達したいと思っていいんだよね。
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