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第五章 美魔女と異世界生活
lesson 7 魔法相撲
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水虫が治って見せても平気になったのか、プルートー先生は次の日は夏らしい麻紐で縫われたレースのサンダルを履いていた。
夏終わっちゃうから秋冬物、予防してね、先生。
「さて、今日は最終日です、私が教えられる基本は教えました、魔法力、量に見合って飲み込みも早く良い生徒でした」
おっ!今日はちゃんと真面目なんだねプルートー先生。
「最後に試験をします」
「試験ですか?」
「はい、私のフィ~~セになれるかどうかの」
小声でいまいち聞き取れない。
「ん?」
「ですから、見合った魔法力が有るかを見ます、実技戦闘でね」
何を言っているんだ?プルートー先生は?いまいち飲み込めない。
見合った実力?宮廷魔術師団にでも勧誘されるのか?
勧誘は御断りしたい。
まぁ~魔法だけで、どのくらい戦えるかは自分自身が知っておくべき事だから実技戦闘はなかなかありがたい。
「で、どうします?」
焼け野はらになっていた元林に誘導される。
ミラとハイトンも心配だと着いてきた。
「少々、お待ちなさい」
「大地よ、わが声を聞け、我が希望に答えよ、我、欲するものは闘技場なり、大地改造土俵形成」
すると、焼けた木々だらけだった元林はムクムクと土が動き出して、まさに相撲の土俵が出来上がる。うん、俺、相撲嫌いなんだけどな。
「さぁ~出来ましたよ、単純に魔力比べにしましょう、魔法対決だと、どこまでが平地だかわからなくなりそうですからね」
「では、魔力を使って押し相撲ってことですか?」
「はい、土俵のなかならゴーレムはOKとしましょう、魔力で押し出すかゴーレムを使って押し出すか、そうですね、審判は一応出しますか、ハイトン、いや、ハイレッド・ジェネラル・ドラゴンにしましょう、いざって時に割って入れる実力行使できる者でなきゃ」
ハイトンは嫌がると思いきや、鋭い目付きに変わり、
「かしこまってそうろう」
え~キャラ変わりすぎやん!なんなん?
指名されたハイトンより俺が驚いた。
土俵に上る、俺、プルートー先生、審判ハイトン。
ハイトンが両者を見たあと手を挙げ降り下ろした。
「はじめ!」
俺はまず防御と思い魔法戦闘衣を出す、その間に先生は土ゴーレムを2体出した、まさにお相撲さん体型の、しまった遅れた!
土ゴーレムが突進してくるなか尻に魔法で尻尾をイメージして支えを出した。
突進してきた土ゴーレムの威力は軽自動車が40キロで突っ込んできたくらいの衝撃だ。
なぜ知ってるかって?ひかれたことあるから。
奇跡的に田んぼにぶっ飛んで骨折だけで済んだけど。
衝撃に耐えながらゴーレムを生成する。
あのlessonのあと自主練習してたら、なんか一つのイメージが強くなりすぎて150センチのチッパイ、石炭のスクール水着を着たダイヤモンド美少女ゴーレムが一番に簡単に生成出来るようになっていた。
体格で負けるなら数で勝負!10体出したら土俵がキツくなってしまった。
土ゴーレム1体に対して3体のダイヤモンドゴーレムをぶつける。
なんか今日は土俵の上だからマワシをイメージしてしまい、スクール水着にマワシと言うマニアックなゴーレムが出てきてしまった。
残った4体をプルートー先生に突撃させながら、俺も押し出すためのイメージでショベルカーのイメージの魔法力をぶつけようとした。
すると、プルートー先生は今まで持っていなかったはずの、金属の表紙の分厚い本を手に出していた。
微かに見えたのは北斗七星の宝玉だった。
「この私に奥義、夜の営み四十八手秘技書を出させたのは、あなたが久々よ!」
「そんな秘技書捨てちまえ!」
俺の魔法力ショベルカーを跳ね返す、プルートー先生から伸びるピンク色の壁、ダイヤモンド美少女ゴーレムも自分で出した土ゴーレムをも一緒に一気に押してくる。
流石に耐えられない。
俺は後ろに吹き飛んだが、地面には叩きつけられなく、ハイトンがお嬢様だっこで抱えてくれていた。
「これまで!プルートー氏の勝ちといたす」
あれ?俺負けちゃった?
魔法力MAXのはずでは?
「政宗ちゃん、今、貴方はなぜ負けたかと思っていますね?貴方は確かに人間キャパシティー最大の魔力を持っていますが、私は自然界のエネルギーを魔法力に変えてます、相対的にどちらが強いかわかりますね?」
あぁ、なるほど、人間としてはチートであっても種族が違えばそうではないのか・・・
「ですが、貴方は間違いなく強い、最初に防御でなく攻めだったら小回りのきくあなたの、ハレンチなゴーレムに押し出されていたでしょう、要は使い方です、私のlessonはこれまで、あとはあなた次第です」
ハイトンの腕から降りた俺は、深々と御辞儀をした。
「ありがとうございました」
「良いのよ、私はバイトをしただけですもの、で、ここに領収書にサインが欲しいの、そして、左手薬指の血をちょっとちょうだい」
「あ、はい」
なんの迷いもなく言われるがままサインしようとしたら、ミラが、一足飛び突っ込んできた。
「ダメー!それ婚姻承諾書です、御主人様!」
え?何?詐欺?
「やっと、やっと、見つけたのよ、私に匹敵する力の持ち主を!探し求めて幾千年」
「プルートー先生、何歳よ!」
「私は時に縛られてるから、肉体的には34よ、気にしないわよね、政宗ちゃん」
一回り違うのか?でも、俺、精神年齢42歳だから別に構わないけど、ミラが魔方陣を急いで運んできて、プルートー先生を押し込めている。
「ちょっ、ちょっ、やめなさいよ、ミライア、わぁ~」
強制的に帰された先生、ミライアはすぐに魔方陣の絨毯を丸めた。
丸めると転移魔法使えないらしい。
嵐がさったね。
秋風が寒かった。
夏終わっちゃうから秋冬物、予防してね、先生。
「さて、今日は最終日です、私が教えられる基本は教えました、魔法力、量に見合って飲み込みも早く良い生徒でした」
おっ!今日はちゃんと真面目なんだねプルートー先生。
「最後に試験をします」
「試験ですか?」
「はい、私のフィ~~セになれるかどうかの」
小声でいまいち聞き取れない。
「ん?」
「ですから、見合った魔法力が有るかを見ます、実技戦闘でね」
何を言っているんだ?プルートー先生は?いまいち飲み込めない。
見合った実力?宮廷魔術師団にでも勧誘されるのか?
勧誘は御断りしたい。
まぁ~魔法だけで、どのくらい戦えるかは自分自身が知っておくべき事だから実技戦闘はなかなかありがたい。
「で、どうします?」
焼け野はらになっていた元林に誘導される。
ミラとハイトンも心配だと着いてきた。
「少々、お待ちなさい」
「大地よ、わが声を聞け、我が希望に答えよ、我、欲するものは闘技場なり、大地改造土俵形成」
すると、焼けた木々だらけだった元林はムクムクと土が動き出して、まさに相撲の土俵が出来上がる。うん、俺、相撲嫌いなんだけどな。
「さぁ~出来ましたよ、単純に魔力比べにしましょう、魔法対決だと、どこまでが平地だかわからなくなりそうですからね」
「では、魔力を使って押し相撲ってことですか?」
「はい、土俵のなかならゴーレムはOKとしましょう、魔力で押し出すかゴーレムを使って押し出すか、そうですね、審判は一応出しますか、ハイトン、いや、ハイレッド・ジェネラル・ドラゴンにしましょう、いざって時に割って入れる実力行使できる者でなきゃ」
ハイトンは嫌がると思いきや、鋭い目付きに変わり、
「かしこまってそうろう」
え~キャラ変わりすぎやん!なんなん?
指名されたハイトンより俺が驚いた。
土俵に上る、俺、プルートー先生、審判ハイトン。
ハイトンが両者を見たあと手を挙げ降り下ろした。
「はじめ!」
俺はまず防御と思い魔法戦闘衣を出す、その間に先生は土ゴーレムを2体出した、まさにお相撲さん体型の、しまった遅れた!
土ゴーレムが突進してくるなか尻に魔法で尻尾をイメージして支えを出した。
突進してきた土ゴーレムの威力は軽自動車が40キロで突っ込んできたくらいの衝撃だ。
なぜ知ってるかって?ひかれたことあるから。
奇跡的に田んぼにぶっ飛んで骨折だけで済んだけど。
衝撃に耐えながらゴーレムを生成する。
あのlessonのあと自主練習してたら、なんか一つのイメージが強くなりすぎて150センチのチッパイ、石炭のスクール水着を着たダイヤモンド美少女ゴーレムが一番に簡単に生成出来るようになっていた。
体格で負けるなら数で勝負!10体出したら土俵がキツくなってしまった。
土ゴーレム1体に対して3体のダイヤモンドゴーレムをぶつける。
なんか今日は土俵の上だからマワシをイメージしてしまい、スクール水着にマワシと言うマニアックなゴーレムが出てきてしまった。
残った4体をプルートー先生に突撃させながら、俺も押し出すためのイメージでショベルカーのイメージの魔法力をぶつけようとした。
すると、プルートー先生は今まで持っていなかったはずの、金属の表紙の分厚い本を手に出していた。
微かに見えたのは北斗七星の宝玉だった。
「この私に奥義、夜の営み四十八手秘技書を出させたのは、あなたが久々よ!」
「そんな秘技書捨てちまえ!」
俺の魔法力ショベルカーを跳ね返す、プルートー先生から伸びるピンク色の壁、ダイヤモンド美少女ゴーレムも自分で出した土ゴーレムをも一緒に一気に押してくる。
流石に耐えられない。
俺は後ろに吹き飛んだが、地面には叩きつけられなく、ハイトンがお嬢様だっこで抱えてくれていた。
「これまで!プルートー氏の勝ちといたす」
あれ?俺負けちゃった?
魔法力MAXのはずでは?
「政宗ちゃん、今、貴方はなぜ負けたかと思っていますね?貴方は確かに人間キャパシティー最大の魔力を持っていますが、私は自然界のエネルギーを魔法力に変えてます、相対的にどちらが強いかわかりますね?」
あぁ、なるほど、人間としてはチートであっても種族が違えばそうではないのか・・・
「ですが、貴方は間違いなく強い、最初に防御でなく攻めだったら小回りのきくあなたの、ハレンチなゴーレムに押し出されていたでしょう、要は使い方です、私のlessonはこれまで、あとはあなた次第です」
ハイトンの腕から降りた俺は、深々と御辞儀をした。
「ありがとうございました」
「良いのよ、私はバイトをしただけですもの、で、ここに領収書にサインが欲しいの、そして、左手薬指の血をちょっとちょうだい」
「あ、はい」
なんの迷いもなく言われるがままサインしようとしたら、ミラが、一足飛び突っ込んできた。
「ダメー!それ婚姻承諾書です、御主人様!」
え?何?詐欺?
「やっと、やっと、見つけたのよ、私に匹敵する力の持ち主を!探し求めて幾千年」
「プルートー先生、何歳よ!」
「私は時に縛られてるから、肉体的には34よ、気にしないわよね、政宗ちゃん」
一回り違うのか?でも、俺、精神年齢42歳だから別に構わないけど、ミラが魔方陣を急いで運んできて、プルートー先生を押し込めている。
「ちょっ、ちょっ、やめなさいよ、ミライア、わぁ~」
強制的に帰された先生、ミライアはすぐに魔方陣の絨毯を丸めた。
丸めると転移魔法使えないらしい。
嵐がさったね。
秋風が寒かった。
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