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第八章 仲間と異世界生活

死真殲組(しんせんぐみ)7番隊組長

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俺は飛んでくる矢を抜刀術から出される鎌鼬(かまいたち)で次々と落としている。
その間、マタザは容赦なく黒ギャル軍団を串刺しにしていた。

「あんた、何者よ?」

「名前、聞きたいならまず自分から名乗るのが礼儀だろ」

「あ、失礼いたしました」

そこはちゃんと謝るのね、バインバインの黒ギャルネエチャン。

「私は魔王ジョンジョンキム臣下、死真殲組(しんせんぐみ)、7番隊組長サーキュベリアよ」

隊なのに組長?
新撰組?

「俺は、ライトワール王国公爵、久慈政宗だ、瑠璃色のドラゴン殺しと呼ばれているらしい」

魔術戦闘衣を発動させ、お気に入り甲冑の黒漆塗五枚胴具足を身にまとった。

「らしい?はぁ?あなたが瑠璃色のドラゴン殺し?瑠璃色より漆黒でしょ」

うん、前に着てたビジネススーツの色だからね、瑠璃色。

「確か、精神を病んでると聞いていたは、あなたが、だったらあなたは私の敵ではないわ、奴隷になってもらうわ、キャハハハハ、」

ん~黒ギャルの性奴隷?

黒ギャルは、プルートー先生が持っていたような金属で出来た分厚い本を取り出した。
プルートー先生と違うのは星の形、オリオン座のような形にブルーの宝石が光っているように見えた。

「全ては闇より生まれた、無は闇なり、有は闇なり、全ての理を闇にかえさん、闇に落ち我が下僕となれ、闇誘拐魔術、オスクロ・セクエストロ」

黒色の矢が俺に飛んできた。
俺は、天叢雲剣で斬ろうと考えた。
天叢雲剣は万能の剣と信じていた。

「ばか、避けなさい!」

神輿馬車から降りたシュルリー王女の声が聞こえると同時に俺は闇に包まれた。


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