192 / 323
飛行船艦爆撃機
しおりを挟む
「飛行船艦による攻撃を開始する 陸はまだ溶け始めたばかり ゆっくり進行を開始せよ 私は雷神に乗り込む」
「私たちも一緒に」
「わかっておる、春・エリリは私と行動を共にするように」
「伊達政宗殿から連絡が入りました ロシア帝国艦隊は白海のメゼニ集結しているとの事」
「よし、柳生利厳不動明王戦艦と伊達秀宗艦隊は北海・オランダのアムステルダムに進行を開始せよ 建御雷は、正忠を艦長代理に任命し黒海からアゾフ海に移動を命じる 夏までにロシア帝国を無力化する キエフの駐留軍にはブリャンスクに、ミンスクの駐留軍はスモレンスクに進撃を開始するよう伝令を 最上義康にも北東ロシア帝国の砦を風神を使って爆撃を開始するようモ-ルス信号をだせ」
こうして、ロシア帝国殲滅作戦が開始された
まず、ロシア帝国皇帝がおののいたのがやはり、飛行船艦「雷神」によるモスクワ・クレムリン宮殿爆撃であった
モスクワはロシア帝国の首都であった
モスクワは平和維持連合に加盟した段階で城塞都市に改装増築されていたのだった
勿論、それは地上戦を想定したつくりである
当然、空・上空から攻撃などは想定していないのは言うまでもないだろう
ロシア帝国の初代皇帝となっていたミハイル・ロマノフはモスクワ・クレムリン宮殿で眠りにつこうとしていた
そこに、暗闇に紛れて飛行船艦「雷神」はモスクワ上空を飛んでいた
クレムリン宮殿上空に達した時に作戦は開始された
クレムリン宮殿爆撃であった
龍之介は市民に無駄な、犠牲が出ないようにクレムリン宮殿だけを狙った爆撃であった
炮烙を進化させた「信管付き炮烙」と、「導火線爆発調整式炮烙」である
「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」
「何事だ!落雷か?」
「敵襲にございます 皇帝陛下、とりあえず地下室に避難ください」
「敵襲はどこからぞ?」
「それが、わからないのです!城壁の外にも敵部隊は見当たらないのです しかし、炮烙が投げ込まれております」
「なんなんだいったい・・・」
「空を見ろ 暗闇に隠れているが何かいるぞ~うわ~」
「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」
炮烙爆撃をある程度したどころで火薬の入っていない炮烙を落としたのである
その不発な炮烙には日の丸が描かれていた
「皇帝陛下、このようなものが!中身は火薬は入っていない様子、爆発の危険性はありません」
「中を割って確認してみよう」
金づちで陶器製炮烙を割る近衛兵
「皇帝陛下、中身にこのような手紙が・・・」
そこには、ロシア語で書かれた手紙が入っていた
「平和維持連合代表・正一位関白太政大臣日本国総合代理全権大使大将軍藤原朝臣三上龍之介正圀」
「・・・まさか・・・あの夜襲は日本国だと、まだ国境付近で戦っているのではないのか」
「わかりません、しかしあの攻撃はまさしく炮烙による攻撃・・・」
「内通者が仕掛けたのだろう今夜からはさらに守りを固めるのだ」
「はい、わかりました 内通者も探し出します」
しかし、夜の雷神の炮烙爆撃は続いた
ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフは毎晩恐れる夜を過ごしていた
毎晩続く炮烙爆撃
月夜は日に日に段々明るくなっていく
夜空が月日によって確認できるようになったある日、
飛行船艦「雷神」の姿が見せたのである
「なんなんだいったいあの空飛ぶ船は?」
「日本国の国旗が確認できます」
「空に向かってア-ムストロング砲は撃てないのか!」
「試しに撃ってみましたが全く当たりませんでした、あの高さには攻撃は不可能です」
「皇帝陛下地下室に避難を」
そこに、旗がついた炮烙が落とされた
誰もが爆発を恐れて走り散り散りに逃げたのであった
しかし、その炮烙は爆発しなかった
「皇帝陛下、どうやらまた手紙の入った炮烙のようですが・・・」
「割って見てみよう」
そんな中、雷神はクレムリン宮殿に浮かんでいた
クレムリン宮殿は連日の砲撃で大打撃を受けていた
「皇帝陛下、中にはこのような手紙が・・・」
『ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフに命じる
無条件降伏をせよ
降伏すれば、命の保証だけはする
降伏なければ最大の爆撃を実施しクレムリン宮殿を灰とする
降伏の意思があれば白旗を掲げよ
平和維持連合代表・正一位関白太政大臣日本国総合代理全権大使大将軍藤原朝臣三上龍之介正圀』
「おのれ~三上龍之介~」
「皇帝陛下、もはや反撃ができない今、降伏しかありません・・・スモレンスク・ブリャンスク・ヴェロネジも占領されました」
「白海の艦隊はどうした?」
「日本国艦隊によりバレンツ海の藻屑に消えました・・・」
「なんだと~・・・」
柳生利厳不動明王戦艦と伊達秀宗艦隊は北海・オランダのアムステルダムに進行を開始
片倉小十郎艦隊と合流した
合流した艦隊は、ロシア帝国主力軍港のメゼニ港を目指した
日本国艦隊の動きを察知したロシア帝国艦隊はメゼニ港を出撃した
ロシア帝国艦隊は日本国艦隊をよく偵察していた
その為、スクリュー式蒸気機関鉄甲船を完成させていた
しかし数が揃っていないのとア-ムストロング砲の差があった
出撃した両艦隊はバレンツ海で激突した
日本国艦隊は、新旧式の混ざった艦隊となっていたその為、スクリュー式蒸気機関鉄甲船を艦隊の先頭として外輪式蒸気機関鉄甲船を後方支援の布陣としてバレンツ海でロシア帝国艦隊と衝突した
戦力の差は明白であった
不動明王戦艦と同じ大型大砲を積む先頭艦隊の砲撃によりロシア帝国艦隊は射程距離が足りずに、戦いにならなかったのである
その為、あっという間に殲滅された
「我が帝国艦隊はなくなったと・・・なぜだ・・・なぜにこんなに戦力の差が」
「皇帝陛下、道は降伏しか・・・」
「私たちも一緒に」
「わかっておる、春・エリリは私と行動を共にするように」
「伊達政宗殿から連絡が入りました ロシア帝国艦隊は白海のメゼニ集結しているとの事」
「よし、柳生利厳不動明王戦艦と伊達秀宗艦隊は北海・オランダのアムステルダムに進行を開始せよ 建御雷は、正忠を艦長代理に任命し黒海からアゾフ海に移動を命じる 夏までにロシア帝国を無力化する キエフの駐留軍にはブリャンスクに、ミンスクの駐留軍はスモレンスクに進撃を開始するよう伝令を 最上義康にも北東ロシア帝国の砦を風神を使って爆撃を開始するようモ-ルス信号をだせ」
こうして、ロシア帝国殲滅作戦が開始された
まず、ロシア帝国皇帝がおののいたのがやはり、飛行船艦「雷神」によるモスクワ・クレムリン宮殿爆撃であった
モスクワはロシア帝国の首都であった
モスクワは平和維持連合に加盟した段階で城塞都市に改装増築されていたのだった
勿論、それは地上戦を想定したつくりである
当然、空・上空から攻撃などは想定していないのは言うまでもないだろう
ロシア帝国の初代皇帝となっていたミハイル・ロマノフはモスクワ・クレムリン宮殿で眠りにつこうとしていた
そこに、暗闇に紛れて飛行船艦「雷神」はモスクワ上空を飛んでいた
クレムリン宮殿上空に達した時に作戦は開始された
クレムリン宮殿爆撃であった
龍之介は市民に無駄な、犠牲が出ないようにクレムリン宮殿だけを狙った爆撃であった
炮烙を進化させた「信管付き炮烙」と、「導火線爆発調整式炮烙」である
「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」
「何事だ!落雷か?」
「敵襲にございます 皇帝陛下、とりあえず地下室に避難ください」
「敵襲はどこからぞ?」
「それが、わからないのです!城壁の外にも敵部隊は見当たらないのです しかし、炮烙が投げ込まれております」
「なんなんだいったい・・・」
「空を見ろ 暗闇に隠れているが何かいるぞ~うわ~」
「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」「ドオ~ン」
炮烙爆撃をある程度したどころで火薬の入っていない炮烙を落としたのである
その不発な炮烙には日の丸が描かれていた
「皇帝陛下、このようなものが!中身は火薬は入っていない様子、爆発の危険性はありません」
「中を割って確認してみよう」
金づちで陶器製炮烙を割る近衛兵
「皇帝陛下、中身にこのような手紙が・・・」
そこには、ロシア語で書かれた手紙が入っていた
「平和維持連合代表・正一位関白太政大臣日本国総合代理全権大使大将軍藤原朝臣三上龍之介正圀」
「・・・まさか・・・あの夜襲は日本国だと、まだ国境付近で戦っているのではないのか」
「わかりません、しかしあの攻撃はまさしく炮烙による攻撃・・・」
「内通者が仕掛けたのだろう今夜からはさらに守りを固めるのだ」
「はい、わかりました 内通者も探し出します」
しかし、夜の雷神の炮烙爆撃は続いた
ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフは毎晩恐れる夜を過ごしていた
毎晩続く炮烙爆撃
月夜は日に日に段々明るくなっていく
夜空が月日によって確認できるようになったある日、
飛行船艦「雷神」の姿が見せたのである
「なんなんだいったいあの空飛ぶ船は?」
「日本国の国旗が確認できます」
「空に向かってア-ムストロング砲は撃てないのか!」
「試しに撃ってみましたが全く当たりませんでした、あの高さには攻撃は不可能です」
「皇帝陛下地下室に避難を」
そこに、旗がついた炮烙が落とされた
誰もが爆発を恐れて走り散り散りに逃げたのであった
しかし、その炮烙は爆発しなかった
「皇帝陛下、どうやらまた手紙の入った炮烙のようですが・・・」
「割って見てみよう」
そんな中、雷神はクレムリン宮殿に浮かんでいた
クレムリン宮殿は連日の砲撃で大打撃を受けていた
「皇帝陛下、中にはこのような手紙が・・・」
『ロシア帝国皇帝ミハイル・ロマノフに命じる
無条件降伏をせよ
降伏すれば、命の保証だけはする
降伏なければ最大の爆撃を実施しクレムリン宮殿を灰とする
降伏の意思があれば白旗を掲げよ
平和維持連合代表・正一位関白太政大臣日本国総合代理全権大使大将軍藤原朝臣三上龍之介正圀』
「おのれ~三上龍之介~」
「皇帝陛下、もはや反撃ができない今、降伏しかありません・・・スモレンスク・ブリャンスク・ヴェロネジも占領されました」
「白海の艦隊はどうした?」
「日本国艦隊によりバレンツ海の藻屑に消えました・・・」
「なんだと~・・・」
柳生利厳不動明王戦艦と伊達秀宗艦隊は北海・オランダのアムステルダムに進行を開始
片倉小十郎艦隊と合流した
合流した艦隊は、ロシア帝国主力軍港のメゼニ港を目指した
日本国艦隊の動きを察知したロシア帝国艦隊はメゼニ港を出撃した
ロシア帝国艦隊は日本国艦隊をよく偵察していた
その為、スクリュー式蒸気機関鉄甲船を完成させていた
しかし数が揃っていないのとア-ムストロング砲の差があった
出撃した両艦隊はバレンツ海で激突した
日本国艦隊は、新旧式の混ざった艦隊となっていたその為、スクリュー式蒸気機関鉄甲船を艦隊の先頭として外輪式蒸気機関鉄甲船を後方支援の布陣としてバレンツ海でロシア帝国艦隊と衝突した
戦力の差は明白であった
不動明王戦艦と同じ大型大砲を積む先頭艦隊の砲撃によりロシア帝国艦隊は射程距離が足りずに、戦いにならなかったのである
その為、あっという間に殲滅された
「我が帝国艦隊はなくなったと・・・なぜだ・・・なぜにこんなに戦力の差が」
「皇帝陛下、道は降伏しか・・・」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,479
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる