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本能寺から始める常陸之介寛浩

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【ASMR台本】 『竜神大吊橋、ヤンデレ妹の静かな決意──「兄さんが見てるなら、わたし、どこまでも落ちていける」』

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【ASMR台本】

『竜神大吊橋、ヤンデレ妹の静かな決意──「兄さんが見てるなら、わたし、どこまでも落ちていける」』



 ■設定:

 ・茨城県・竜神大吊橋にて。

 ・バンジージャンプに挑戦するのは、普段はおとなしく従順な妹。

 ・兄の無邪気な勧めに対して、「断る」ことができず、むしろ兄に見ていてほしいという執着心から飛ぶ覚悟を固めていく。

 ・妹一人芝居、静かな口調に潜む狂気と依存が主題。

 ・環境音:風、橋の揺れ、谷底からの水音、係員の遠い掛け声



(SE:高所の風がごぉと唸る。ロープの軋む音、鳥の鳴き声が一瞬止む)






「……兄さん。準備……できました、よ。

 このハーネスも、ロープも……全部、しっかり結ばれています」



「だから、きっと、落ちても……死なないはず、です」



(少しの沈黙。深呼吸)



「ふふっ……兄さん、覚えてますか?

 小さいころ、木登りしてて、わたしが途中で動けなくなって、泣いた時のこと」



「兄さん、何も言わずに、木に登ってきて……

 わたしの手を、強く引っ張ってくれた」



「そのときから、わたしの命は……兄さんの手の中にあるんです」



(足を踏み出す音。風が強くなる)



「ここ、高いですね。

 落ちたら、谷底の水の中で……音もなく、沈んで……

 誰にも気づかれず、消えていくんでしょうか」



(微笑を含んだ声)



「でも、それも……悪くないかも。

 兄さんが見ていてくれるなら……」



「落ちていく瞬間、兄さんの目に、わたしだけが映ってくれるなら……

 それだけで、存在していた意味になる」



(風の音が静まる)



「兄さん……お願い。

 ちゃんと、見ていてくださいね?

 一瞬でも、他の人に視線を移したら……許しませんから」



「兄さんの瞳の奥で、わたしが落ちていく。

 ……それが、永遠になる」



(係員のカウントダウンが遠くから聞こえる)



「3……2……1……」



(跳ぶ音はせず、ひとつ息を吸う)



「兄さん、だいすき──」



(SE:風を切る音。無音の中、ロープが伸び、谷間に吸い込まれる)



(妹の声が遠ざかりながら)



「落ちていく……のに、兄さんがいる……

 ああ、こんなにも……しあわせ……っ……」



(沈黙。風がふたたび吹く。揺れるロープの音)



「──兄さん、ちゃんと、わたしだけ見てくれましたか?」

「だったら、もう……なにがあっても、大丈夫」



「これからどんなに揺れても、落ちても、傷ついても……

 兄さんが見てくれる限り、わたしは、ずっと、笑っていられます」



「……ねえ兄さん。

 もし、兄さんが他の誰かと、ここにまた来ることがあったら……」



「そのときは……」



「わたし、もう一度、飛びます」

「──飛んで、届く距離じゃない場所に、兄さんの耳元でささやきます」



「“置いていかないで”って──」



(SE:静寂と、遠くの水音が広がる)
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