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ギルドへ行きましょう!
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ギルドに案内して欲しいと言ったら何故か嫌がるラル兄を必殺上目遣いで黙らせて
連れてきてもらったジュビアの冒険ギルド。
いかつい冒険者とか、ナンパ目的のチャラい冒険者崩れは案外いないみたいでむさ苦しさが一切ない!
受付も可愛らしい娘さんしかいない。
ラル兄は嫌そうだったから帰ってもいいよ?って言ったのに‥
ギルマスに用事があるって言ったら一緒に来てくれるらしい。
ギルマスとは知り合いのようだ。
笑顔が可愛い受付嬢にギルドカードを渡すと‥
ビックリしているんだけど?
「Sランクですか?あの‥今は貴女が受けるような依頼は無いのですが‥」
困っている様子の彼女に、
「今日は、ギルマスに挨拶しに来ただけなんだ。ちょっと会えないかな?」
「はい!今伝えてきますのでお待ち下さい!」
◇◇◇◇◇
「ミディ‥今のロペスさん見たらビックリすると思うよ?」
「ロペスそんなに変わったの?私は多分驚かないわよ?」
ラル兄とギルマスであるロペスについて話していると‥
ドタバタと階段を下りて来たのは‥大柄な女性のように見えるが‥
よく見ると男性だ!
「お嬢!久しぶりじゃない?私に会いに来てくれたのね?さては家出したわね?」
嬉しそうにミレディアに抱きついてくる彼女?を振り払うミディ。
「ロペス!暑苦しいわよ?あなたこっちでは隠してないのね?大丈夫なの?」
「いやぁね。私もう開き直ったのよ。ここじゃみんな私をオネェマスって呼ぶのよ?」
ジュビアの人っておおらかなんだ‥
ロペスの女装を受け入れてるとかヤバい!
横にいるラル兄は、ロペスとは目を合わさないようにしている‥
「ミディは知ってたの?」
「うん!ロペスは私の剣の師匠だもん!お兄様の乳兄弟だから幼なじみみたいなもんだし!いっつも私の髪を結んでくれてたのもロペスだし‥ロペスは私のお姉さんだもんね!」
「お嬢‥今でもそんな風に思ってくれてるんですね。お嬢を振ったバカ王子は私が今すぐ責任持って消してきますよ?」
ミディの周り‥
直ぐに消そうとする人しかいない‥
ロペスもきっと強いんだよね?
じゃなきゃギルマスにはなれないもの‥‥‥
「ロペスダメよ?あれは私の獲物よ?後からしっかりざまあするから手出し無用よ!おじ様やお父様にも伝えてあるの。勿論、ラル兄も勝手にアイツを消さないでよ?」
「お嬢がそう言うなら我慢するか‥で?お嬢の新しい旦那はラハルト様なのかい?」
「違いますよ!そんな事言うとミディが切れます!」
「お祖父様から打診はあったけどね。ラル兄はお兄様以上に私を可愛がってくれてるから異性として見れなくて‥素敵だし、頼りになるし‥最高だけどね‥自慢の兄って感じなんだよね‥」
恋愛感情に鈍感なミディは、ラル兄の繊細な部分を言葉の刃で切り裂いたのだった。
ロペスがお気の毒といった顔でラハルトを見るので尚更イライラしたラハルトだがミディに気づかれたくないので必死に平静を装おっていた。
実際はHPは‥ゼロに近い‥
彼の想い人は無邪気に笑っている。
可愛いって罪だよ?
可愛いって‥時に残酷だよ?
ミディ‥君の無邪気さと鈍感力が憎い‥
心の中で呟くラハルトだが、その心の声はロペスには聞こえているらしく
わかるわかるという感じにうなづいている。
「ねぇ。私お腹空いた!ロペス何か美味しい物が食べたい!」
「ギルドの食堂結構美味しいから行ってみる?私の彼が腕をふるってるのよ?」
「ロペス!彼氏出来たんだね?おめでとう!お祝いしなきゃ!何か欲しい物ある?」
「お嬢が私に会いに来てくれたのが1番嬉しいプレゼントだから!」
「ロペス‥」
女子たち?の恋ばなについて行けず空気になっているラル兄‥
オネェマスの恋人ってどんな人かな?
ドキドキしながら‥
次回に続く!
連れてきてもらったジュビアの冒険ギルド。
いかつい冒険者とか、ナンパ目的のチャラい冒険者崩れは案外いないみたいでむさ苦しさが一切ない!
受付も可愛らしい娘さんしかいない。
ラル兄は嫌そうだったから帰ってもいいよ?って言ったのに‥
ギルマスに用事があるって言ったら一緒に来てくれるらしい。
ギルマスとは知り合いのようだ。
笑顔が可愛い受付嬢にギルドカードを渡すと‥
ビックリしているんだけど?
「Sランクですか?あの‥今は貴女が受けるような依頼は無いのですが‥」
困っている様子の彼女に、
「今日は、ギルマスに挨拶しに来ただけなんだ。ちょっと会えないかな?」
「はい!今伝えてきますのでお待ち下さい!」
◇◇◇◇◇
「ミディ‥今のロペスさん見たらビックリすると思うよ?」
「ロペスそんなに変わったの?私は多分驚かないわよ?」
ラル兄とギルマスであるロペスについて話していると‥
ドタバタと階段を下りて来たのは‥大柄な女性のように見えるが‥
よく見ると男性だ!
「お嬢!久しぶりじゃない?私に会いに来てくれたのね?さては家出したわね?」
嬉しそうにミレディアに抱きついてくる彼女?を振り払うミディ。
「ロペス!暑苦しいわよ?あなたこっちでは隠してないのね?大丈夫なの?」
「いやぁね。私もう開き直ったのよ。ここじゃみんな私をオネェマスって呼ぶのよ?」
ジュビアの人っておおらかなんだ‥
ロペスの女装を受け入れてるとかヤバい!
横にいるラル兄は、ロペスとは目を合わさないようにしている‥
「ミディは知ってたの?」
「うん!ロペスは私の剣の師匠だもん!お兄様の乳兄弟だから幼なじみみたいなもんだし!いっつも私の髪を結んでくれてたのもロペスだし‥ロペスは私のお姉さんだもんね!」
「お嬢‥今でもそんな風に思ってくれてるんですね。お嬢を振ったバカ王子は私が今すぐ責任持って消してきますよ?」
ミディの周り‥
直ぐに消そうとする人しかいない‥
ロペスもきっと強いんだよね?
じゃなきゃギルマスにはなれないもの‥‥‥
「ロペスダメよ?あれは私の獲物よ?後からしっかりざまあするから手出し無用よ!おじ様やお父様にも伝えてあるの。勿論、ラル兄も勝手にアイツを消さないでよ?」
「お嬢がそう言うなら我慢するか‥で?お嬢の新しい旦那はラハルト様なのかい?」
「違いますよ!そんな事言うとミディが切れます!」
「お祖父様から打診はあったけどね。ラル兄はお兄様以上に私を可愛がってくれてるから異性として見れなくて‥素敵だし、頼りになるし‥最高だけどね‥自慢の兄って感じなんだよね‥」
恋愛感情に鈍感なミディは、ラル兄の繊細な部分を言葉の刃で切り裂いたのだった。
ロペスがお気の毒といった顔でラハルトを見るので尚更イライラしたラハルトだがミディに気づかれたくないので必死に平静を装おっていた。
実際はHPは‥ゼロに近い‥
彼の想い人は無邪気に笑っている。
可愛いって罪だよ?
可愛いって‥時に残酷だよ?
ミディ‥君の無邪気さと鈍感力が憎い‥
心の中で呟くラハルトだが、その心の声はロペスには聞こえているらしく
わかるわかるという感じにうなづいている。
「ねぇ。私お腹空いた!ロペス何か美味しい物が食べたい!」
「ギルドの食堂結構美味しいから行ってみる?私の彼が腕をふるってるのよ?」
「ロペス!彼氏出来たんだね?おめでとう!お祝いしなきゃ!何か欲しい物ある?」
「お嬢が私に会いに来てくれたのが1番嬉しいプレゼントだから!」
「ロペス‥」
女子たち?の恋ばなについて行けず空気になっているラル兄‥
オネェマスの恋人ってどんな人かな?
ドキドキしながら‥
次回に続く!
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