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番外編 ミルティーヌの進む道

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とりあえず、今夜はのんびり過ごして明日ミルティーヌから詳しい話を聞く事にしましょう。

おじ様からは、ミルティーヌが来ているならとりあえず保護しておいてくれ。とだけ書いてあったけどわざわざ何故使い魔に手紙を届けさせたのかしらね?

俺の使い魔可愛いだろう?って自慢する為かしら?

それにしても、メルもふもふで可愛かったなぁ。

メルの弟もきっとふわふわでもふもふなんだろうなぁ。

ミルティーヌには使い魔はいないのかしら?

デイブと仲良く皿洗いをしているミルティーヌの後ろ姿を眺めながら、粒あんたっぷりのどら焼きを頬張るミディ。

そういえば…ミルには婚約者がいたはずよね。

婚約者とはどうなっているのかも聞かないと…

もふもふと言えば、パミラはどうしてるかしらね。

最近は、なるべくパミラが黒の王と一緒にいられるように呼び出さないようにしているのだけど…

ミルが冒険者に興味があるようならギルドに登録してダンジョン探索するのもよいわね。

パミラも連れて…

初心者が潜るなら和国のダンジョンか、お祈りダンジョンかしらね…

久しぶりにスライムプールで遊んだり、おみくじ引いたりしたいなぁ。

よしっ!

久しぶりにパミラも呼んで和国に遊びに行く事にしよう。

ミルも行った事のない場所で新しい何かに出会えるかもしれないし…

デイブも一緒に行けるかしら?

聞いてみないと…

ミディは、パミラに念話して明日の予定を空けてもらう事にした。

◇◇◇◇◇◇◇◇

一人で寝るのは寂しいとミルティーヌが客用寝室から枕持参でやってきたので、一緒に眠る事にしたのだが可愛い白猫のような使い魔も着いてきていた。

「この子は、なんて言うの?

もふもふですねぇ…」

「みるくって言うのよ。

可愛いでしょ?

うちの守り神様の子供なの。

小さいけど賢くて強いんだからね!

ミディ姉のパミラちゃんとは顔見知りなはずだよ?」

「そうなんだ…

みるくちゃん、初めまして!

ミルティーヌのいとこのミレディアよ。

これから宜しくね」

みるくは心得たとばかりに、撫でてくれたミディの手をぺろぺろと舐めるのだった。

小さくて白くて可愛らしいもふもふを真ん中にして二人は眠りにつくのだった。

明日から、ミルティーヌの新しい冒険が始まるのか?

乞うご期待!




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