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番外編 栗もっち食べてみる?
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少しずつジュビアに馴染んできているミルティーヌ。
今日はギルドのイベントに桜庵が出店しているので、ミディとパミラと一緒に売り子をする予定。
ゼルダに作ってもらった桜庵の制服に身を包んで盛り上がる三人。
藍色に染められた生地に桜の花が描かれた美しい着物。
着物に合わせてまとめ髪にしているので、後れ毛とうなじが色っぽいと大評判なのです。
イベントが始まった途端、桜庵のブースの前に行列が出来始めたので慌てたギルド職員が整理券を配っています。
「本日限定の栗饅頭と女神のささやきは完売致しました!」
早くも限定品が売り切れております。
お目当ての和菓子が買えなくてがっかりしている人には、ミルティーヌが新商品の試食をすすめています。
「新発売の栗もっちもオススメですよ!
やわらかくてモチモチで栗あんとつぶつぶ栗が口の中で溶けるんです。
食べてみて下さい!」
ミルティーヌにすすめられた冒険者達は、我先に栗もっちを買い占めようとしている。
「ミルティーヌ様のオススメきたー」
「推しの推しは買うべき!
五つ下さい!」
「野薔薇姫がとろけたの?
えっ?モチモチ?」
「モチモチでくりくり?」
「買うしかない!」
ミルティーヌの呼び名は、野薔薇姫に決定したのか?
ゼルダが立ち上げたブランドのイメージモデルとして冒険者の中でも名前が知られてきているようですね。
野薔薇姫効果で栗もっちも売り切れ。
定番の和菓子も品薄状態になり、現在は商品の予約をかねた握手会になっております。
◇◇◇◇◇
最強女神ミレディアと聖女アイリス似の野薔薇姫。
ふたりと握手したい冒険者がごった返しております。
ミディは、ミルはまだ未婚だし婚約者もいるのだから握手とかやめておきなさい。とミルティーヌを下がらせたので、
冒険者達からは、女神様…
私たちにも御加護を…と泣き叫ばれたのでミルティーヌとジャンケンをして勝ちぬいた人がミレディアと握手出来るというルールにしてみたのですが…
桜庵の前に並んでいる人以外も参加したいと訴えてきたので、ミルティーヌとジャンケン大会がギルマス司会のもとに始まるのだった。
総勢五百人を越える参加者の中から勝ち抜いたのは…
まさかのデイブ。
会場からは、
「デイブさん素敵!」
「嫁好きか!」
「嫁大好きなとこ推せる」
「デイブ様、最高」
等の声が上がる。
司会のギルマスも、
「なんと…勝者は桜庵店主デイブさんです。
嫁好きとしても名高いデイブさんから会場の皆様にひとことお願いします」
「皆様、今日は沢山お買い上げ頂き有難うございます。
新商品の栗もっちは、他のもち菓子より柔らかくもちもちを目指しました!
アイデアを出したのは、ミルティーヌ嬢であります。
明日から毎日三十個限定で販売致します。
御来店お待ちしております。
それと、私の妻とミルティーヌ嬢に近づく不埒者は出禁とさせて頂きます!」
デイブの言葉に、未婚のミルティーヌに近づこうとしていた者たちは…
「やめとこう!」
「こわいよな…女神より強い旦那でしょ?」
「桜庵出禁になるって恥よな」
諦めたようだ。
これを聞いていたミディとミルティーヌ、パミラの反応は…
「流石デイブ!
惚れ直したわ!」
「デイブさん最強!
デイブさんに注意されても声をかけてくれるような猛者いないのかしらね?」
「デイブカッコイイね。
強くないオトコはダメダメ。
ミルも強いオトコと結婚しなよ?」
パミラ…
確かに黒の王は最強ですからね!と納得するミディとミルティーヌ。
ミルティーヌには一応、婚約者いるんですけどね。
強いか、どうかは謎です!
今日はギルドのイベントに桜庵が出店しているので、ミディとパミラと一緒に売り子をする予定。
ゼルダに作ってもらった桜庵の制服に身を包んで盛り上がる三人。
藍色に染められた生地に桜の花が描かれた美しい着物。
着物に合わせてまとめ髪にしているので、後れ毛とうなじが色っぽいと大評判なのです。
イベントが始まった途端、桜庵のブースの前に行列が出来始めたので慌てたギルド職員が整理券を配っています。
「本日限定の栗饅頭と女神のささやきは完売致しました!」
早くも限定品が売り切れております。
お目当ての和菓子が買えなくてがっかりしている人には、ミルティーヌが新商品の試食をすすめています。
「新発売の栗もっちもオススメですよ!
やわらかくてモチモチで栗あんとつぶつぶ栗が口の中で溶けるんです。
食べてみて下さい!」
ミルティーヌにすすめられた冒険者達は、我先に栗もっちを買い占めようとしている。
「ミルティーヌ様のオススメきたー」
「推しの推しは買うべき!
五つ下さい!」
「野薔薇姫がとろけたの?
えっ?モチモチ?」
「モチモチでくりくり?」
「買うしかない!」
ミルティーヌの呼び名は、野薔薇姫に決定したのか?
ゼルダが立ち上げたブランドのイメージモデルとして冒険者の中でも名前が知られてきているようですね。
野薔薇姫効果で栗もっちも売り切れ。
定番の和菓子も品薄状態になり、現在は商品の予約をかねた握手会になっております。
◇◇◇◇◇
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ふたりと握手したい冒険者がごった返しております。
ミディは、ミルはまだ未婚だし婚約者もいるのだから握手とかやめておきなさい。とミルティーヌを下がらせたので、
冒険者達からは、女神様…
私たちにも御加護を…と泣き叫ばれたのでミルティーヌとジャンケンをして勝ちぬいた人がミレディアと握手出来るというルールにしてみたのですが…
桜庵の前に並んでいる人以外も参加したいと訴えてきたので、ミルティーヌとジャンケン大会がギルマス司会のもとに始まるのだった。
総勢五百人を越える参加者の中から勝ち抜いたのは…
まさかのデイブ。
会場からは、
「デイブさん素敵!」
「嫁好きか!」
「嫁大好きなとこ推せる」
「デイブ様、最高」
等の声が上がる。
司会のギルマスも、
「なんと…勝者は桜庵店主デイブさんです。
嫁好きとしても名高いデイブさんから会場の皆様にひとことお願いします」
「皆様、今日は沢山お買い上げ頂き有難うございます。
新商品の栗もっちは、他のもち菓子より柔らかくもちもちを目指しました!
アイデアを出したのは、ミルティーヌ嬢であります。
明日から毎日三十個限定で販売致します。
御来店お待ちしております。
それと、私の妻とミルティーヌ嬢に近づく不埒者は出禁とさせて頂きます!」
デイブの言葉に、未婚のミルティーヌに近づこうとしていた者たちは…
「やめとこう!」
「こわいよな…女神より強い旦那でしょ?」
「桜庵出禁になるって恥よな」
諦めたようだ。
これを聞いていたミディとミルティーヌ、パミラの反応は…
「流石デイブ!
惚れ直したわ!」
「デイブさん最強!
デイブさんに注意されても声をかけてくれるような猛者いないのかしらね?」
「デイブカッコイイね。
強くないオトコはダメダメ。
ミルも強いオトコと結婚しなよ?」
パミラ…
確かに黒の王は最強ですからね!と納得するミディとミルティーヌ。
ミルティーヌには一応、婚約者いるんですけどね。
強いか、どうかは謎です!
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