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退屈しのぎにならないふたり
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しばらくは病院から出てはいけないとみんなに言われ拗ねるミディ。
串焼きを山ほど買ってきたラテルは、病室にいる黒の王にびっくりしたみたいだが、パミラから黒いワンコだと思えと言われ苦笑していた。
ミディは串焼きを頬張りながら、
「いつになったらここから出られるの?
お父様聞いてきて!」とラテルに迫っていた。
一方、黒の王とパミラは串焼きを食べさせあっている…
「たまには、屋台巡りをしてみるのも悪くないかもな…」と言いながら串焼きの串をパミラに外してもらいながら食べる黒の王。
最初、串を外さずに口に入れたのをパミラに注意され不思議そうな顔をしていたのだが食べ方を教えられてもそのまま食べようとするので諦めたパミラが全て串から外しているようだ。
「パミラはちゃんとお嫁さんらしい事をしてるのね!
私安心したわ」
「私、ミディよりはお嫁さんらしい事をしてるよ?
黒の王のご飯は私が作ってるし、ブラッシングも欠かさずやっているもの!
見て!この艶々の毛並み!
これを保つ為に毎日ブラッシングしてるの」
パミラは黒の王の漆黒の毛並みがお気に入りらしく、誰にも触らせたくないみたい。
「我の毛並みの管理は番であるパミラの仕事なんだよ、ミディ殿。
誰かにやらせるとパミラがふくれっ面になって、しばらく機嫌が悪くなるからなぁ」
「ちょっと!
それだけ聞くと私が嫉妬深い嫁みたいでしょ?
何か納得いかないなぁ…」
おかしい…
何で私は閉ざされた病室で、新婚さんのお惚気けを聞かされてるんだろ?
ここから出たくても、お父様とデイブさんが二重に結界張ってるし…
見張りとして、パミラと黒の王を置いてくなんて…
あっ…パミラ呼んだの私か…
病室から脱出するのは諦めてふて寝を決め込むミディである。
どら焼きを買いに行ったアンナは未だに帰って来ていない…
串焼きを山ほど買ってきたラテルは、病室にいる黒の王にびっくりしたみたいだが、パミラから黒いワンコだと思えと言われ苦笑していた。
ミディは串焼きを頬張りながら、
「いつになったらここから出られるの?
お父様聞いてきて!」とラテルに迫っていた。
一方、黒の王とパミラは串焼きを食べさせあっている…
「たまには、屋台巡りをしてみるのも悪くないかもな…」と言いながら串焼きの串をパミラに外してもらいながら食べる黒の王。
最初、串を外さずに口に入れたのをパミラに注意され不思議そうな顔をしていたのだが食べ方を教えられてもそのまま食べようとするので諦めたパミラが全て串から外しているようだ。
「パミラはちゃんとお嫁さんらしい事をしてるのね!
私安心したわ」
「私、ミディよりはお嫁さんらしい事をしてるよ?
黒の王のご飯は私が作ってるし、ブラッシングも欠かさずやっているもの!
見て!この艶々の毛並み!
これを保つ為に毎日ブラッシングしてるの」
パミラは黒の王の漆黒の毛並みがお気に入りらしく、誰にも触らせたくないみたい。
「我の毛並みの管理は番であるパミラの仕事なんだよ、ミディ殿。
誰かにやらせるとパミラがふくれっ面になって、しばらく機嫌が悪くなるからなぁ」
「ちょっと!
それだけ聞くと私が嫉妬深い嫁みたいでしょ?
何か納得いかないなぁ…」
おかしい…
何で私は閉ざされた病室で、新婚さんのお惚気けを聞かされてるんだろ?
ここから出たくても、お父様とデイブさんが二重に結界張ってるし…
見張りとして、パミラと黒の王を置いてくなんて…
あっ…パミラ呼んだの私か…
病室から脱出するのは諦めてふて寝を決め込むミディである。
どら焼きを買いに行ったアンナは未だに帰って来ていない…
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