【完結】君にどうしようもない位に執着している僕です

まゆら

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恋の終わりは愛の始まり

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台風が来ている。

秋の訪れを告げるように雨が降り続き

島全体が霧に包まれる。

「どうした?眠れないのか?」

優しく抱き寄せる君の胸に顔を埋める。

重ねた夜の分だけ別れが辛くなるのは分かってるのに。

君の甘い肌に君の甘い囁きに今夜も溺れてしまう。

「夏も終わるなぁって思ったら何だか淋しくて眠れなくなっただけだよ。」

胸の中にしまってたコトバが零れた。

「バカだな。来年も夏は来るんだぞ。勝手に淋しくなるなよ。」

力強く抱きしめながら云う君に涙が溢れて止まらなくなる。

「ちょっと!何泣いてんの?俺そんなに感動させた?」

勘違いしてる君に笑ってしまう。

「だって夏が終わったら行っちゃうんでしょ?」

呟く私に‥


「それがさぁ。ここで仕事決まったから秋からもいる予定!ってこないだ俺云ったよな?聞いてなかったの?」

そんなの聞いてない!

知らない!

さっきの涙返せ!と思いながら。

「そんなん聞いてない。」

「じゃあさ。今日で終わりだと思って泣いてたの?可愛いとこあるんだな。」

ってにやにやするから‥ムカついたけど大好きで離れたくないって思ってたから嬉しい。

「そういうことだからこれからも宜しくな。秋から一緒に住む?」

ちょっと調子に乗ってるようだから知らん顔しておくけど‥

やっぱり君の事が大好き。

秋になってもこの恋は続いてく。

二人の物語は始まったばかり。
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