1 / 274
プロローグ
しおりを挟む
アラーム鳴らないなぁ
また止めちゃったかも?と慌てて枕元にあるはずのスマホを探るも見つからない。
あーもー起きるか。と、ゆっくり伸びをして体を起こす。
何か違和感‥アレッここ何処なん?
目に見える部屋はいつもと違っている。天井は低く、壁は灰色でザラッとしている。
着ている服も昨夜寝る前に着替えたパジャマとは全く違う白い簡素なワンピースのような寝間着である。
わぁ‥何なんやろ?とりあえず会社には行けそうもないし寝るか。
主人公である美憂は気楽な性格であった。
グダグダと惰眠を貪っていると、「ニャアー。ウニャー。」と愛猫トムらしき鳴き声が耳に入ってくる。
アレッ?トムおるん?
「ウニャーッ」
ドシッ!美憂の腹の上に重たい物体が落下してきた。
ウグッ‥ちょっとトム?重いって!と言いながら目を開けると‥愛猫トムではない白い大きなもふもふが目の前にいた。
えっと‥重いからどいてくれるかなぁ。
君は何ていうのかな?
うーん。とりあえずブランちょっとどいてね。
白いもふもふは持ち上げるには重かったけど頑張って持ち上げてみた。
多分後で腰痛くなるかも。
白いもふもふもといブランは金色の綺麗な瞳で美憂を覗きこんだ。
「我はこの世界を統べる神より遣わされた者なり。今日からこの世界に転生する事になった神崎美憂を守護するものなり。」
えっ?何なん?この世界って?日本じゃないん?
えっ?何で?
平々凡々にこれまで暮らしてきたどちらかと言えば脳筋な美憂には状況が全く判断出来ていない。
ねぇ。ブラン。私にこの世界の事とどうして私が転生したかを説明して欲しいの!
美憂がお願いすると白いもふもふなブランは金色の瞳を細めて笑った。
「美憂殿。実は美憂殿がこの世界に転生したのには深い理由はないんじゃ。この世界の神であるリサイア様と美憂殿の世界の神であるサーラ様の喧嘩が発端でな。まぁ色々と‥」言葉を濁すブランであった。
また止めちゃったかも?と慌てて枕元にあるはずのスマホを探るも見つからない。
あーもー起きるか。と、ゆっくり伸びをして体を起こす。
何か違和感‥アレッここ何処なん?
目に見える部屋はいつもと違っている。天井は低く、壁は灰色でザラッとしている。
着ている服も昨夜寝る前に着替えたパジャマとは全く違う白い簡素なワンピースのような寝間着である。
わぁ‥何なんやろ?とりあえず会社には行けそうもないし寝るか。
主人公である美憂は気楽な性格であった。
グダグダと惰眠を貪っていると、「ニャアー。ウニャー。」と愛猫トムらしき鳴き声が耳に入ってくる。
アレッ?トムおるん?
「ウニャーッ」
ドシッ!美憂の腹の上に重たい物体が落下してきた。
ウグッ‥ちょっとトム?重いって!と言いながら目を開けると‥愛猫トムではない白い大きなもふもふが目の前にいた。
えっと‥重いからどいてくれるかなぁ。
君は何ていうのかな?
うーん。とりあえずブランちょっとどいてね。
白いもふもふは持ち上げるには重かったけど頑張って持ち上げてみた。
多分後で腰痛くなるかも。
白いもふもふもといブランは金色の綺麗な瞳で美憂を覗きこんだ。
「我はこの世界を統べる神より遣わされた者なり。今日からこの世界に転生する事になった神崎美憂を守護するものなり。」
えっ?何なん?この世界って?日本じゃないん?
えっ?何で?
平々凡々にこれまで暮らしてきたどちらかと言えば脳筋な美憂には状況が全く判断出来ていない。
ねぇ。ブラン。私にこの世界の事とどうして私が転生したかを説明して欲しいの!
美憂がお願いすると白いもふもふなブランは金色の瞳を細めて笑った。
「美憂殿。実は美憂殿がこの世界に転生したのには深い理由はないんじゃ。この世界の神であるリサイア様と美憂殿の世界の神であるサーラ様の喧嘩が発端でな。まぁ色々と‥」言葉を濁すブランであった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
362
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる