不要なモノを全て切り捨てた節約令嬢は、冷徹宰相に溺愛される~NTRもモラハラいりません~

 皆様のお陰で、ホットランク一位を獲得しましたーーーーー。御礼申し上げます。

 我が家はいつでも妹が中心に回っていた。ふわふわブロンドの髪に、青い瞳。まるでお人形さんのような妹シーラを溺愛する両親。

 ブラウンの髪に緑の瞳で、特に平凡で地味な私。両親はいつでも妹優先であり、そして妹はなぜか私のものばかりを欲しがった。

 大好きだった人形。誕生日に買ってもらったアクセサリー。そして今度は私の婚約者。

 幼い頃より家との繋がりで婚約していたアレン様を妹が寝取り、私との結婚を次の秋に控えていたのにも関わらず、アレン様の子を身ごもった。

 勝ち誇ったようなシーラは、いつものように婚約者を譲るように迫る。
 事態が事態だけに、アレン様の両親も婚約者の差し替えにすぐ同意。

 ただ妹たちは知らない。アレン様がご自身の領地運営管理を全て私に任せていたことを。
 そしてその領地が私が運営し、ギリギリもっていただけで破綻寸前だったことも。

 そう。彼の持つ資産も、その性格も全てにおいて不良債権でしかなかった。

 今更いらないと言われても、モラハラ不良債権なんてお断りいたします♡

 さぁ、自由自適な生活を領地でこっそり行うぞーと思っていたのに、なぜか冷徹と呼ばれる幼馴染の宰相に婚約を申し込まれて? あれ、私の計画はどうなるの……

※この物語はフィクションであり、ご都合主義な部分もあるかもしれません。
24h.ポイント 127pt
3,978
小説 9,218 位 / 190,379件 恋愛 4,257 位 / 57,489件

あなたにおすすめの小説

あなたの心を知る方法

クマ三郎@書籍発売中
恋愛
 十八歳のあの日、私は時間が止まったかのような錯覚に見舞われた。  長身で細身なのに、無駄のない筋肉に覆われた完璧な肉体。 そしてこの国ではとても珍しい青みを帯びた艶やかな黒髪。けれどもっと珍しいのはその瞳だ。  紫。  私は、こんなにも美しい瞳の色を知らない。  十年前。  私が恋に落ちたのは、先の戦争を勝利に導いた男、フランツ・ロイスナー。  けれど、この出会いは不幸の始まりだった。  私ではなく、彼の──

婚約破棄?あなたが婚約していたのは私の妹でしょう?

やノゆ
恋愛
ーーー「ライーナ・アバースト伯爵令嬢。お前にはもううんざりだ。 婚約破棄させてもらおう。」 そう言って、隣で微笑む美しい女性の肩に手を回す金色の髪の男性を見て、ライーナは思った。 誰だ、こいつ。 と。

どうでもいいですけどね

志位斗 茂家波
恋愛
「ミラージュ令嬢!!貴女との婚約を破棄する!!」 ‥‥と、かつての婚約者に婚約破棄されてから数年が経ちました。 まぁ、あの方がどうなったのかは別にどうでもいいですけれどね。過去は過去ですから、変えようがないです。 思いついたよくある婚約破棄テンプレ(?)もの。気になる方は是非どうぞ。

第三王子と結婚しましたが、彼の愛人が訪ねてきました。

杉本凪咲
恋愛
自由奔放な伯爵令嬢ライエルはパーティー会場で、暗い顔をした名も知らない男の子に話しかける。しかし彼はこの国の第三王子ルーブルで、数年後ライエルに縁談を申し込んできた。ライエルは彼の妻となることを決意するが……

婚約破棄された商人の娘は、10億の慰謝料をいただくことにした

倉桐ぱきぽ
恋愛
婚約者に呼び出されたグレースは、突然、パーティー会場で大々的に婚約破棄された。 しかも「真実の愛に目覚めた」と、彼が連れてきたのは、グレースの友人。 ……分かりました。どうぞ、真実の愛とやらでお幸せに! ただし、慰謝料として『10億』いただきます!!! 本編5話+番外3編です。

冤罪をかけて申し訳ないって……謝罪で済む問題だと思ってます?

水垣するめ
恋愛
それは何の変哲もない日だった。 学園に登校した私は、朝一番、教室で待ち構えていた婚約者であるデイビット・ハミルトン王子に開口一番罵声を浴びせられた。 「シエスタ・フォード! この性悪女め! よくもノコノコと登校してきたな!」 「え……?」 いきなり罵声を浴びせられたシエスタは困惑する。 「な、何をおっしゃっているのですか……? 私が何かしましたか?」  尋常ではない様子のデイビットにシエスタは恐る恐る質問するが、それが逆にデイビットの逆鱗に触れたようで、罵声はより苛烈になった。 「とぼけるなこの犯罪者! お前はイザベルを虐めていただろう!」 デイビットは身に覚えのない冤罪をシエスタへとかける。 「虐め……!? 私はそんなことしていません!」 「ではイザベルを見てもそんなことが言えるか!」 おずおずと前に出てきたイザベルの様子を見て、シエスタはギョッとした。 イザベルには顔に大きなあざがあったからだ。 誰かに殴られたかのような大きな青いあざが目にある。 イザベルはデイビットの側に小走りで駆け寄り、イザベルを指差した。 「この人です! 昨日私を殴ってきたのはこの人です!」 冤罪だった。 しかしシエスタの訴えは聞き届けてもらえない。 シエスタは理解した。 イザベルに冤罪を着せられたのだと……。

歩くだけでレベルアップ!~駄女神と一緒に異世界旅行~

なつきいろ
ファンタジー
 極々平凡なサラリーマンの『舞日 歩』は、駄女神こと『アテナ』のいい加減な神罰によって、異世界旅行の付き人となってしまう。  そこで、主人公に与えられた加護は、なんと歩くだけでレベルが上がってしまうというとんでもチートだった。  しかし、せっかくとんでもないチートを貰えたにも関わらず、思った以上に異世界無双が出来ないどころか、むしろ様々な問題が主人公を襲う結果に.....。 これは平凡なサラリーマンだった青年と駄女神が繰り広げるちょっとHな異世界旅行。

種族統合 ~宝玉編~

カタナヅキ
ファンタジー
僅か5歳の若さで「用済み」という理不尽な理由で殺された子供の「霧崎 雛」次に目覚めるとそこは自分の知る世界とは異なる「世界」であり、おおきく戸惑う。まるでRPGを想像させる様々な種族が入り乱れた世界観であり、同時に種族間の対立が非常に激しかった。 人間(ヒューマン)、森人族(エルフ)、獸人族(ビースト)、巨人族(ジャイアント)、人魚族(マーメイド)、そしてかつては世界征服を成し遂げた魔族(デーモン)。 これは現実世界の記憶が持つ「雛」がハーフエルフの「レノ」として生きて行き、様々な種族との交流を深めていく物語である。