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会いたかった
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そのあと皐月は目を覚ましてパジャマを着た。
そして現在、皐月が俺を前に土下座していた。
「ご迷惑をかけてしまいすいませんでした!」
地面に埋まる勢いで頭を床に擦り付けている。よほど申し訳ないと思っているらしい。
「はぁ~。こんなことになるんだったら入らなければよかったのにどうして入ってきたんだ?」
そう問うと皐月は恥ずかしそうにしながら答えた。
「一緒に入りたかったからでしょうかね?」
「なんで疑問系なんだよ・・・。」
「はあ。もういいや。許すからこれからは別々に入ろうぜ。分かったか?」
「はい!」
元気な返事。こいつ絶対わかってねぇ。
逆に皐月から質問された。
「でも一緒に入って悪くはなかったでしょう?」
「こっちは大変だったんだぞ!良いわけあるか!」
「でも私知っていますよ。」
「私を運ぶ時、チラチラと私の裸を見ていた事を。」
「な!?」
「もうエッチですねぇ~。」
「何でそんなこと知って・・・!」
「だいたい予想はつきます。」
確かにこいつの言う通り少し見ていた節はある。
気づいていたというのか!バレないよう隠すの必死だったのに。
「もういい!俺はもう寝る!」
恥ずかしくなった俺は無理矢理話を終わらせ寝るため自室に行こうと立ち上がった。
「顔を真っ赤にして可愛いですね。それとあと一つ聞いてもよろしいですか?」
「何だ?」
「一緒に寝ても良いですか?」
「却下だ!」
俺はそう叫ぶと今度こそ自室に入り部屋の明かりを消した。
ベットに入り今日は皐月のせいですごく疲れたのかすぐに睡魔が襲ってきた。
これからの事についてもう少し考えないといけないのだが流石に眠すぎる。
今日のところはこの眠気に素直に従い眠る事にしようと決めた。
段々と俺の意識は途切れていった。
———咄嗟に俺は目を覚ました。
布団の中で何かが蠢いているのを感じたからだ。
泥棒?それはありえない。布団の中に入る意味がないからな。
ならば皐月か・・・?少し声も聞こえるし間違いないだろう。
そう思った直後、皐月が俺の腰に手を回してきた。
疑問が一気に焦りに変わる。
俺は皐月に向かって怒鳴ろうと起きあがろうとした。
すると皐月の方から啜り泣く声が聞こえた。
・・・・え?なんで泣いているんだ?
こんな状況で起き上がることなどできるわけが無くそのまま数分間は皐月に抱かれていた。
その間も皐月は泣いていた。
1分くらい経っただろうか?啜り泣く声は聞こえなくなったが依然、皐月はベットの中にいる。
すると皐月がより一層、俺を抱きしめる力を強め今度は嗚咽を零しながら声を上げた。
「レン君。貴方に会いたかった・・・。」と・・・。
その言葉を最後に皐月から寝息が聞こえてきた。
・・・寝てやがる。
にしてもさっきの言葉が気になる。
『会いたかった』だと?俺は過去に皐月に会った事は一度たりともない。
それなのにこいつは俺を知っているのか?
考えても考えても分からない。
また眠気が俺を襲う。
俺は答えも出せないまま皐月からまだ抱かれているためベットから出ることもできずそのまま寝るのだった。
これじゃあまるで抱き枕だな・・・。
そして現在、皐月が俺を前に土下座していた。
「ご迷惑をかけてしまいすいませんでした!」
地面に埋まる勢いで頭を床に擦り付けている。よほど申し訳ないと思っているらしい。
「はぁ~。こんなことになるんだったら入らなければよかったのにどうして入ってきたんだ?」
そう問うと皐月は恥ずかしそうにしながら答えた。
「一緒に入りたかったからでしょうかね?」
「なんで疑問系なんだよ・・・。」
「はあ。もういいや。許すからこれからは別々に入ろうぜ。分かったか?」
「はい!」
元気な返事。こいつ絶対わかってねぇ。
逆に皐月から質問された。
「でも一緒に入って悪くはなかったでしょう?」
「こっちは大変だったんだぞ!良いわけあるか!」
「でも私知っていますよ。」
「私を運ぶ時、チラチラと私の裸を見ていた事を。」
「な!?」
「もうエッチですねぇ~。」
「何でそんなこと知って・・・!」
「だいたい予想はつきます。」
確かにこいつの言う通り少し見ていた節はある。
気づいていたというのか!バレないよう隠すの必死だったのに。
「もういい!俺はもう寝る!」
恥ずかしくなった俺は無理矢理話を終わらせ寝るため自室に行こうと立ち上がった。
「顔を真っ赤にして可愛いですね。それとあと一つ聞いてもよろしいですか?」
「何だ?」
「一緒に寝ても良いですか?」
「却下だ!」
俺はそう叫ぶと今度こそ自室に入り部屋の明かりを消した。
ベットに入り今日は皐月のせいですごく疲れたのかすぐに睡魔が襲ってきた。
これからの事についてもう少し考えないといけないのだが流石に眠すぎる。
今日のところはこの眠気に素直に従い眠る事にしようと決めた。
段々と俺の意識は途切れていった。
———咄嗟に俺は目を覚ました。
布団の中で何かが蠢いているのを感じたからだ。
泥棒?それはありえない。布団の中に入る意味がないからな。
ならば皐月か・・・?少し声も聞こえるし間違いないだろう。
そう思った直後、皐月が俺の腰に手を回してきた。
疑問が一気に焦りに変わる。
俺は皐月に向かって怒鳴ろうと起きあがろうとした。
すると皐月の方から啜り泣く声が聞こえた。
・・・・え?なんで泣いているんだ?
こんな状況で起き上がることなどできるわけが無くそのまま数分間は皐月に抱かれていた。
その間も皐月は泣いていた。
1分くらい経っただろうか?啜り泣く声は聞こえなくなったが依然、皐月はベットの中にいる。
すると皐月がより一層、俺を抱きしめる力を強め今度は嗚咽を零しながら声を上げた。
「レン君。貴方に会いたかった・・・。」と・・・。
その言葉を最後に皐月から寝息が聞こえてきた。
・・・寝てやがる。
にしてもさっきの言葉が気になる。
『会いたかった』だと?俺は過去に皐月に会った事は一度たりともない。
それなのにこいつは俺を知っているのか?
考えても考えても分からない。
また眠気が俺を襲う。
俺は答えも出せないまま皐月からまだ抱かれているためベットから出ることもできずそのまま寝るのだった。
これじゃあまるで抱き枕だな・・・。
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