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オーストラリア奪還計画
第一話「生徒に告ぐ!力を示せ!」
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赤いツーサイドアップの女生徒は場の雰囲気に呑まれて萎縮して、色白の肌は青ざめているのがはっきり分かる程だった。
今日は休日にも関わらず、急遽全校集会が開かれた。本来ならこの舞台に立って話すはずの生徒会長は時間になっても来ず、その代わりに生徒会副会長の津田穂月がこの舞台に立って全校集会になった理由を話していたのだが、急に招集された生徒の不満は溢れ出した。
「おい!生徒会長が呼び出した筈なのになんでいないんだ!」
そんな声が上がり始め、彼女は困り果てていたのだ。
四月の始めに高校生になったばかりの彼女は生徒会長半ば強引に生徒会副会長にされてしまった。そんな彼女には上級生は怖くて仕方がなかった。
そこにすぐさま一人の男子生徒が舞台に立つ。
オレンジ色の髪、鋭い一重の目は真っ直ぐに中央大講堂の高い天井をその先にある空を思い浮かべながら見つめる。黒いブレザーは彼の肌髪の存在感を引き立てている。
この黒いブレザーは大陸奪還の為に生み出された異能力を持つ子供達を管理する為の組織である日本海洋希望の会が管理している学校の制服。
この日本海洋希望の会が管理している学校は各都道府県に小中高一貫の学校が一箇所ある。
そして、彼は現在この日本で最も強い異能力者として日本海洋希望の会の異能力者ランキングのトップに君臨している生徒。
彼は特に人と馴れ合うことはせず、ただしたい事をしたい様にしていたらそうなって、今では東京校の生徒会長となっていた。
生徒会長になった経緯は入学式、その当時生徒会長だった人間に圧倒的な力でねじ伏せて引きずり落とした。それから一年と少しが経つが彼は何も変わっていない。
「さて、じゃあここからは生徒会長のこの俺が説明する」
高くに向けていた視線を生徒へとむける。
「遅刻する様な生徒会長なんて辞めちまえよ!」
誰かのそんな声が講堂に響いてから、多くの生徒はそれに同調して声をあげていた。
それによって全校集会が進行しない事は誰にでも分かってしまった。
「そんなに言うなら俺を生徒会長から引きずり下ろしてみろよ。勝負の内容は俺を戦闘で倒せた場合、俺は生徒会長の座を退く!後は勝手に新しい生徒会長を決めれば良い。俺はそうならない為に勝負に乗った生徒を戦意喪失させるか、戦闘不能にする。ほら!俺が生徒会長をやっている事に反対して、俺を生徒会長の座から引きずり下ろしたい生徒は全員その場で立て!」
その声を聞いて立ち上がった生徒は五十名程度だった。その全員が何かしらの異能を持つ異能力者であり、遠隔から攻撃可能な生徒も近距離戦に長けた生徒もいるだろう。
「用意、始め!」
彼は生徒達が立ち上がったのを確認し、もう他に誰も立ち上がりそうにない事を確認したらすぐに勝負を開始した。
その刹那、立ち上がっていた生徒全員が透明な結晶に足を取られ、その場から動けなくなってしまい、いくら足掻いた所でその結晶は砕く事も出来なかった。
そして、その後は遠距離からの攻撃ができる生徒が氷の塊や、石等を飛ばすが、それらは全て舞台を前に急停止、そして落下する。
彼は頭の中で思い描いた事を現実にする異能力を持っている。この能力は空を飛ぶ事やテレポートも、物質を召喚する事も遠隔操作もできる。しかし、人を無理に操ったりと、思考を持つものを操る事は出来ない。
「諦めた者は席に着け」
その場にまだ諦めていない挑戦者はいなかった。動けない、当たらない、デタラメな能力者。それを直接見た事のない生徒ばかりが立ち上がったが、改めてその強さを全校生徒に知らしめたかった。
遅れてきたのもこの為にあえてした事だった。
そんな彼は生徒を拘束していた結晶を消去すると淡々と話し始めた。
「二十年前、人類は異能力者を手に入れた。それにより巨大生命体に対抗する希望を胸に、様々な犠牲を払いながらもここまで生き延びてきた…。しかし!今遂にここまでの力を持つ事が出来た。我々はオーストラリア大陸を奪還する!」
当然の事ながら、生徒からは驚きの声が飛び交う。しかし、これ程に強い能力者が現れた以上大陸を取り返せる可能性は大いにあるとも感じていた。
「この東京校内の序列上位二百名はオーストラリア奪還計画に強制参加となる。その他にも志願者は計画に参加できる。始めに副会長が述べた様にこのオーストラリア奪還計画では命の安全保障は出来ないが、俺がいるからお前達出番はないだろう。だから自信を持って各自やれる事をやれば良いだろう。そう全校生徒に告ぐ!存分にその力を示せ!以上!」
そして彼は風のように舞台から歩き去っていく。
颯爽と現れ、その場を支配してから用を済ませてその場を去る神出鬼没。彼に反発する者の殆どは嫉妬が原因で、東京校の殆どの生徒は生徒会長である神崎定進に対して流石に頼もしいリーダーだとは感じていた。
まだ伝えなければならない事が足りていないためそれを補足する為一度一歩後ろに下がっていた副会長の津田穂月がふたたび話し出す。
「えっと、会長さんが言った補足をします。一応出発は一週間後の五月一日です。参加の方は準備をお願いします。詳しい事はまた配布物を用意します。ではこれで全校集会を終わらせていだだきます」
神崎定進が足りていない部分を補足するのが津田穂月の役割。その才能があると思い神崎定進は入学したばかりの彼女を副会長にした。それだけではなく、彼女の能力も重要だった。
特別な能力者にはコードネームがある。神崎定進の場合は幻想で、津田穂月は付与のコードを持っている。
付与とは広域に及ぶ身体能力と思考の強化の能力。他者を想うその能力は生徒を引っ張って行く立場としてあって損のしない能力だとも考えての事らしい。
神崎定進はやりたくないから全校集会に遅れてやって来てすぐに去っていった訳ではない。
日本国最強とされている彼は外交関係の事から、強力な巨大生命体との対峙など、やらなければならない事は同時に数多く存在している。生徒への説明よりも大切な事があったのだった。
きっと、また何か用を頼まれているのだろうと思いながら全校集会を終えた彼女は荷物が置いてある準備室へと戻るとやはりそうで、手に取った携帯電話には次の指示がメッセージに送られてきている。
「会わせたい人が屋敷に来る。集会が終わったらすぐに屋敷に戻って来てくれ」
神崎定進は高校生ながら広大な敷地の大豪邸に住んでる。
その訳は彼の強さにある。日本海洋希望の会の異能力者ランキングで日本で最も強い異能力者であると定められた彼の戦闘力は大量に発生、群れで行動する巨大生命体との戦闘において一気に一掃できる能力を有している。日本はそんな協力な存在を国から手放したくない為、国に反旗を翻させない為、日本にいるだけで彼は多額の資金を獲得できる。大豪邸は資金と共に国から贈られた物だ。
津田穂月は高校に入学して早々家を失っている。その原因は神崎定進の幻想の能力の影響。そんな事があったため彼は、自身の住んでいる屋敷に住まわせられるように手配した。
それにより、彼女は神崎定進の住まう屋敷で同居したがしかし、屋敷には彼の両親すらも住んでいない。ほとんど客も来ない様な所だと従者から聞かされた。
そんな神崎定進が唯一信頼し、その屋敷にまで呼ぶ人物は静皇帝と呼ばれる彼一人だけしかいない。
今日は休日にも関わらず、急遽全校集会が開かれた。本来ならこの舞台に立って話すはずの生徒会長は時間になっても来ず、その代わりに生徒会副会長の津田穂月がこの舞台に立って全校集会になった理由を話していたのだが、急に招集された生徒の不満は溢れ出した。
「おい!生徒会長が呼び出した筈なのになんでいないんだ!」
そんな声が上がり始め、彼女は困り果てていたのだ。
四月の始めに高校生になったばかりの彼女は生徒会長半ば強引に生徒会副会長にされてしまった。そんな彼女には上級生は怖くて仕方がなかった。
そこにすぐさま一人の男子生徒が舞台に立つ。
オレンジ色の髪、鋭い一重の目は真っ直ぐに中央大講堂の高い天井をその先にある空を思い浮かべながら見つめる。黒いブレザーは彼の肌髪の存在感を引き立てている。
この黒いブレザーは大陸奪還の為に生み出された異能力を持つ子供達を管理する為の組織である日本海洋希望の会が管理している学校の制服。
この日本海洋希望の会が管理している学校は各都道府県に小中高一貫の学校が一箇所ある。
そして、彼は現在この日本で最も強い異能力者として日本海洋希望の会の異能力者ランキングのトップに君臨している生徒。
彼は特に人と馴れ合うことはせず、ただしたい事をしたい様にしていたらそうなって、今では東京校の生徒会長となっていた。
生徒会長になった経緯は入学式、その当時生徒会長だった人間に圧倒的な力でねじ伏せて引きずり落とした。それから一年と少しが経つが彼は何も変わっていない。
「さて、じゃあここからは生徒会長のこの俺が説明する」
高くに向けていた視線を生徒へとむける。
「遅刻する様な生徒会長なんて辞めちまえよ!」
誰かのそんな声が講堂に響いてから、多くの生徒はそれに同調して声をあげていた。
それによって全校集会が進行しない事は誰にでも分かってしまった。
「そんなに言うなら俺を生徒会長から引きずり下ろしてみろよ。勝負の内容は俺を戦闘で倒せた場合、俺は生徒会長の座を退く!後は勝手に新しい生徒会長を決めれば良い。俺はそうならない為に勝負に乗った生徒を戦意喪失させるか、戦闘不能にする。ほら!俺が生徒会長をやっている事に反対して、俺を生徒会長の座から引きずり下ろしたい生徒は全員その場で立て!」
その声を聞いて立ち上がった生徒は五十名程度だった。その全員が何かしらの異能を持つ異能力者であり、遠隔から攻撃可能な生徒も近距離戦に長けた生徒もいるだろう。
「用意、始め!」
彼は生徒達が立ち上がったのを確認し、もう他に誰も立ち上がりそうにない事を確認したらすぐに勝負を開始した。
その刹那、立ち上がっていた生徒全員が透明な結晶に足を取られ、その場から動けなくなってしまい、いくら足掻いた所でその結晶は砕く事も出来なかった。
そして、その後は遠距離からの攻撃ができる生徒が氷の塊や、石等を飛ばすが、それらは全て舞台を前に急停止、そして落下する。
彼は頭の中で思い描いた事を現実にする異能力を持っている。この能力は空を飛ぶ事やテレポートも、物質を召喚する事も遠隔操作もできる。しかし、人を無理に操ったりと、思考を持つものを操る事は出来ない。
「諦めた者は席に着け」
その場にまだ諦めていない挑戦者はいなかった。動けない、当たらない、デタラメな能力者。それを直接見た事のない生徒ばかりが立ち上がったが、改めてその強さを全校生徒に知らしめたかった。
遅れてきたのもこの為にあえてした事だった。
そんな彼は生徒を拘束していた結晶を消去すると淡々と話し始めた。
「二十年前、人類は異能力者を手に入れた。それにより巨大生命体に対抗する希望を胸に、様々な犠牲を払いながらもここまで生き延びてきた…。しかし!今遂にここまでの力を持つ事が出来た。我々はオーストラリア大陸を奪還する!」
当然の事ながら、生徒からは驚きの声が飛び交う。しかし、これ程に強い能力者が現れた以上大陸を取り返せる可能性は大いにあるとも感じていた。
「この東京校内の序列上位二百名はオーストラリア奪還計画に強制参加となる。その他にも志願者は計画に参加できる。始めに副会長が述べた様にこのオーストラリア奪還計画では命の安全保障は出来ないが、俺がいるからお前達出番はないだろう。だから自信を持って各自やれる事をやれば良いだろう。そう全校生徒に告ぐ!存分にその力を示せ!以上!」
そして彼は風のように舞台から歩き去っていく。
颯爽と現れ、その場を支配してから用を済ませてその場を去る神出鬼没。彼に反発する者の殆どは嫉妬が原因で、東京校の殆どの生徒は生徒会長である神崎定進に対して流石に頼もしいリーダーだとは感じていた。
まだ伝えなければならない事が足りていないためそれを補足する為一度一歩後ろに下がっていた副会長の津田穂月がふたたび話し出す。
「えっと、会長さんが言った補足をします。一応出発は一週間後の五月一日です。参加の方は準備をお願いします。詳しい事はまた配布物を用意します。ではこれで全校集会を終わらせていだだきます」
神崎定進が足りていない部分を補足するのが津田穂月の役割。その才能があると思い神崎定進は入学したばかりの彼女を副会長にした。それだけではなく、彼女の能力も重要だった。
特別な能力者にはコードネームがある。神崎定進の場合は幻想で、津田穂月は付与のコードを持っている。
付与とは広域に及ぶ身体能力と思考の強化の能力。他者を想うその能力は生徒を引っ張って行く立場としてあって損のしない能力だとも考えての事らしい。
神崎定進はやりたくないから全校集会に遅れてやって来てすぐに去っていった訳ではない。
日本国最強とされている彼は外交関係の事から、強力な巨大生命体との対峙など、やらなければならない事は同時に数多く存在している。生徒への説明よりも大切な事があったのだった。
きっと、また何か用を頼まれているのだろうと思いながら全校集会を終えた彼女は荷物が置いてある準備室へと戻るとやはりそうで、手に取った携帯電話には次の指示がメッセージに送られてきている。
「会わせたい人が屋敷に来る。集会が終わったらすぐに屋敷に戻って来てくれ」
神崎定進は高校生ながら広大な敷地の大豪邸に住んでる。
その訳は彼の強さにある。日本海洋希望の会の異能力者ランキングで日本で最も強い異能力者であると定められた彼の戦闘力は大量に発生、群れで行動する巨大生命体との戦闘において一気に一掃できる能力を有している。日本はそんな協力な存在を国から手放したくない為、国に反旗を翻させない為、日本にいるだけで彼は多額の資金を獲得できる。大豪邸は資金と共に国から贈られた物だ。
津田穂月は高校に入学して早々家を失っている。その原因は神崎定進の幻想の能力の影響。そんな事があったため彼は、自身の住んでいる屋敷に住まわせられるように手配した。
それにより、彼女は神崎定進の住まう屋敷で同居したがしかし、屋敷には彼の両親すらも住んでいない。ほとんど客も来ない様な所だと従者から聞かされた。
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