ボロボロになった心

空宇海

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両親のことを思い出しながら図書室に向かった。

本を好きになったのは父さんがよく読んでたから


図書室に行かなければよかった…

本を返して次に読みたい本を借りようと探してた。

「ねぇ、柚、姫川さんに彼氏取られてたってホントなの?」

久しぶりに聞いた名前だった。

私が取った?

動けなくてなってたら

「あら、噂をすれば姫川さんじゃない?ねぇ、柚の彼氏を取って楽しかった?」

なんで?
なんで、私が取ったってことになってるの?

「澪は悪くないよ。ホントに付き合ってたのは澪の方だからね。浮気相手がそっちの女。言いがかりはやめたら?」

「……遥」

「ホント勝手に噂を広めてなにが楽しいのかね」

「朝日奈くんだー!」

目がハートだった。

「澪」

こっちに来た。

怖い

「……来ないで、友達だと思ってたのに、楽しかった?」

「知らなかった」

嘘に決まってる。

柚に言われて写真を見せたじゃん。

「……本命は柚だったんだね」

自分がバカみたい。

泣きそうになったから図書室から出た。


ドンッ

「……っ」

「姫川?どうした?なんで泣いてんの?」

麻倉先生だった。

先生しか入らない部屋に入る。

「姫川、目を冷やしとけ」

ソファーに座って目を冷やす。

はぁぁ。

「一宮となにかあったか?お前ら仲良かっただろ?」

「……友達って思ってたの私だけみたい。……元カレは柚が本命だったんだよね……ははっ、バカみたい……」

また、泣けてくる。

泣かないようにした。

「それは男が悪い」

麻倉先生の声じゃない。

タオルを取って見たら4人が居た。

「はあ、よかった。先生と一緒に居て」

なんで?

ここに?

麻倉先生を見たらニッコリ笑ってるだけ。

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