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麻倉先生を見てわかった。
先生が弟である麻倉くんに言った。
「……先生、ありがと」
「いいよ。気をつけて帰りなよ?」
タオルを返して帰ることにした。
はぁぁ。
ドンッ
「…ぅ、痛い…っ」
「……一宮」
今、名前を聞きたくなかった。
友達だと思ってた人にも裏切られ
また、私の心がボロボロになった。
「澪!お願い話しを聞いて」
「……話し?話しなんてないよ。これも返す。もう、友達でもなんでもないから」
お揃いで買ったネックレスを返した。
ホントに友達だと思ってたのに…
私だけだった…
その場を去った。
「澪……」
「あ、ごめんね?気にしなくていいし。今回は私が悪いようなもんだしね……」
無理して笑ってるのバレてるよね?
……お願いだからなにも言わないでほしい。
「じゃあね」
「送る」
「え、いいよ。朝日奈くん帰るの遅くなるよ?私なら大丈夫だから」
今は1人になりたい気分
帰ろうとしたら
「待って」
腕をつかまれた
え、なに?
「澪、愁に送ってもらったら?」
「そうそ!愁なら大丈夫だし」
なにが大丈夫なのかわからない。
私以外の幼馴染み4人は楽しそうに話してる。
駅についてちょうど電車が来た。
おりる駅も同じだったことに驚いた。
「愁、頼んだよ」
「了解」
私の意見は無視なのね。
断っても聞いてくれなさそうだし、いいか。
「朝日奈くん遠回りにならない?」
「大丈夫。わりと姫川の家から近い?かな」
そうなの?
全く会うことなかったし知らなかった。
朝日奈くんと話してたら家についてた
「送ってくれてありがと」
「いいえ。じゃあ、明日」
「うん」
朝日奈くんは歩き出そうとしたとき、お店のドアが開いた。
私はびっくりして固まった。
「澪っ!」
「うん?ただいま」
「キミは?」
「朝日奈愁です」
お姉ちゃんとお義兄さんが朝日奈くんをジィー、と見てる。
なにもないのに。
先生が弟である麻倉くんに言った。
「……先生、ありがと」
「いいよ。気をつけて帰りなよ?」
タオルを返して帰ることにした。
はぁぁ。
ドンッ
「…ぅ、痛い…っ」
「……一宮」
今、名前を聞きたくなかった。
友達だと思ってた人にも裏切られ
また、私の心がボロボロになった。
「澪!お願い話しを聞いて」
「……話し?話しなんてないよ。これも返す。もう、友達でもなんでもないから」
お揃いで買ったネックレスを返した。
ホントに友達だと思ってたのに…
私だけだった…
その場を去った。
「澪……」
「あ、ごめんね?気にしなくていいし。今回は私が悪いようなもんだしね……」
無理して笑ってるのバレてるよね?
……お願いだからなにも言わないでほしい。
「じゃあね」
「送る」
「え、いいよ。朝日奈くん帰るの遅くなるよ?私なら大丈夫だから」
今は1人になりたい気分
帰ろうとしたら
「待って」
腕をつかまれた
え、なに?
「澪、愁に送ってもらったら?」
「そうそ!愁なら大丈夫だし」
なにが大丈夫なのかわからない。
私以外の幼馴染み4人は楽しそうに話してる。
駅についてちょうど電車が来た。
おりる駅も同じだったことに驚いた。
「愁、頼んだよ」
「了解」
私の意見は無視なのね。
断っても聞いてくれなさそうだし、いいか。
「朝日奈くん遠回りにならない?」
「大丈夫。わりと姫川の家から近い?かな」
そうなの?
全く会うことなかったし知らなかった。
朝日奈くんと話してたら家についてた
「送ってくれてありがと」
「いいえ。じゃあ、明日」
「うん」
朝日奈くんは歩き出そうとしたとき、お店のドアが開いた。
私はびっくりして固まった。
「澪っ!」
「うん?ただいま」
「キミは?」
「朝日奈愁です」
お姉ちゃんとお義兄さんが朝日奈くんをジィー、と見てる。
なにもないのに。
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