私の居場所

空宇海

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途中で瑠維に会って心配された。

相談なんて出来ない。

いつまでも意地はってるのもいけない。

そろそろ変わらないとって思っても無理

頭ではわかってるのに
心が追いついてない。

どうしたらいい?

どうしたら普通にせっすることができる?


瑠維以外に友達が出来ないと思ってた。
私たちの周りは友達?が居た。

きっと七瀬って苗字だと思う。
兄と私に媚びを売る、そうすれば将来が安心とでも思ってるのかな?

ホント、イヤだよ。



「ねぇ、楓」

「うん?」

「バイト先、決まった」

「ホント?よかったね」

瑠維のバイト先が決まった。

カメラなんだとか。


学食に行くと兄の周りにも人がたくさん
はぁぁ。

瑠維と一緒に食べようと思って座ったら
前に

「楓ここ、いい?」

「いいよ」

ピーマンをよけて兄の皿に入れてやった。

すると

「ちゃんと食べろ」

「無理、苦い」

兄からの抗議が始まった。

小さいなぁ。

私の横に居る瑠維は笑ってる。

「瑠維」

「ふふ、楓なら大丈夫だよ」

まさか、わかってる?

……なわけ、ないか。


午後の講義に出て帰る。

瑠維と兄と一緒に帰ることになった。

兄は渡したい物があるとか?


カラン

「お帰り。今日はこっちから?」

「はい」

座った。


「楓に渡したい物はこれ。父さんから大学の入学祝い」

カメラだった。

でも、何処かで見たことが…?

「これ!」

「あぁ、父さんが大切にしてきたカメラ。おじいちゃんからもらったらしい。俺は興味なかったし、俺より楓だろ?たくさん撮ってたから」

カメラの使い方を教えてもらいながら撮ってた。

使い方って覚えてるもんだね。
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