私の居場所

空宇海

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弥生さんを泊めることになり一緒に夕飯を作った。

「楓ちゃんとこうやって料理をしたりお菓子作りをしたりしたかったの。今も普通に話してくれるでしょ?」

言われて気づいた。

私、弥生さんと話してる。
兄さんのこともそうだけど

「よかった」

母親ってこんな感じなのかな?

一緒に作ったり楽しく話したりする。


ご飯を食べて弥生さんが先にお風呂に入った。

アルバムを見てた。

ヒロくん、あっくんって呼んでた覚えがある。

「楓ちゃん?」

「弥生さんっ!」

驚いた。
後ろに居たことに気づかなかった。

私もお風呂に入った。

ドライヤーをやってくれる。

「こうやってやるのが夢だったの」

「そうなの?」

「えぇ。和さんと結婚したけど…朔弥さんや楓ちゃんに認めてもらえるかなって考えてたのよ」

そんなこと思ってたなんて知らなかった。

「……弥生さん、父さんって不器用じゃないですか?」

「不器用な人よね。ホントなら楓ちゃんも一緒に引き取るつもりだったらしいのよ?それでも楓ちゃんのお母さんが引こうとしなかった」

父さんは私も?

ちゃんと見ててくれたの?

「不器用な人で楓ちゃんのこと心配してて自慢の娘って言ってたわ。朔弥さんもね?自慢の妹って」

自慢の娘、妹

知らなかった。

変わるなら自分から。

「ふふ。弥生さん……、母さんって、呼んでもいい?」

ドライヤーを抱きしめられた。

母さんって呼ぶのはこの人だけ。

「いいよ。母親って認めてくれるの?」

「うん」

再婚してたことすら知らなかった。

こんないい人と結婚した父さんなら大丈夫。

「じゃあ、一緒に寝ましょ?」

布団を敷いて寝た。

母さんに夢のことを話した。

誰にも話してないことを。

「父さんと兄さんには黙ってて?驚かせたいから」

「ふふ。わかったわ」

まだ予定らしいけど父さんが定年後はこっちに引っ越すことも考えてるらしい。

弥生さんが教えてくれた。





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