私の居場所

空宇海

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写真を撮ってフィルムがなくなって買いに行くと瑠維が居た。

バイト先が決まったって言ってたような。

フィルムとアルバム2冊買った。

「写真?」

「うん。久しぶりにね、始めた」

「楓、家族とどう?」

瑠維が心配してくれる。

「うーん、大丈夫かな。勘違いだったってわかったから」

「よかった」

休憩中に来たからすぐに戻った。
買った物を家に置いてお店に行った。

「楓ちゃん」

「……ヒロくんなんで宮野さんが?」

「ライバル」

首を傾げた。

ライバルってこの前も言ってたよね?

「そう、俺と宏樹はライバル。昔のようにね」

「……昔、あれって本気だったの?」

「本気だよ。新に楓ちゃんを渡す気ないしー?親戚ってだけでもムカつくのに」

目が本気だ!

そう、思った。

「俺だって本気さ」

はぁぁ、本気なのはいいけどね

「あ、もう1人居るよな?」

「あー、新わかってた?」

「まぁね」

誰?

ヒロくんと宮野さんは教えてくれなかった。

宏樹だけ名前で呼んでるのずるいと言われて昔みたいにあっくんと呼ぶことになった。



これからたくさんの写真を撮っていく。

家族写真を撮って父さんの昔みたいな笑顔がみたいな。


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