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人間至上主義を改革します
彼女は何か企んでいる?
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「サラスは、何か企んでいる?」
ナルシス王国国王ガマリエルは、彼女が嫁いできて、3か月ほど経つ頃から、ふと疑問を感じるようになってきていた、彼の妻、王妃サラスにだ。
彼女は男装して、顔を隠して、ハーフエルフ、というかエルフだと、彼女はハーフエルフとは言え、エルフそのまのにしか見えない、わからないようにして、国王を装って式典から国政に関する会議にまで出ていた。大抵の場合は、彼も隠れて同行しているが、彼女単独での場合もある、彼がどうしても、でなければならない用件がある時は。国王夫妻が共に出席、お出まししなければならない時は、彼が国王として、彼女は王妃としてともに出席するし、特に重要な会議や式典などでは、彼が国王として臨むのだが、他人の目に映る国王は、彼女が男装している扮している国王が半分近くを占めている。伝統的な制度で、誰もが疑問を感じない、ナルシス王国内ではことで、彼女も当初は、
「?」
という顔したものだが、最近はそつなくこなしている。
「夜の女王様と定期の報告会議だけではなくて、親しくお話をしたいのですが、どうでしょうか?」
と再三求めてくるようになった。
彼は、
「は?親しく話はしているじゃないか?」
と当惑した顔で返すと、
「定期的な報告会議とか、式典とかでお会いするだけではなくて、たまにはゆっくりと胸襟を開いて、2人だけで心を明かし合て、女同士お話をゆっくりしたいのです。」
"たまには胸襟を開いて、ゆっくりと?俺とは胸襟を開いてはいない?"と思いながらも、
「それなら一度酒宴などを打診しておこう。」
と答えてみた。
「ありがとうございます。是非早いうちに。」
と嬉しそうに彼女は、礼を言った。
そのあたりから、彼女はしきりに、
「女性の臭いが・・・夜の女王様の所の匂い?あそこのエルフとでも、お会いになられていたのですか?」
と彼の体の臭いをクンクンと嗅ぐようになった。やましいことは全くない、彼女も分かっていることだろうが。と思うガマリエルだったが、彼女が嫉妬しているのだと思うと、かえって可愛くなり、あまり深く追求しなかった。その夜は大抵、ベットの上での感度が高まり、激しく燃えた、彼女は。そして、無意識のうちに、
「あなたは私のもの。誰にも渡さない。」
と叫んでいた。肉体の臭いではなく、単なる香っている香料とか漂っている臭いとかのようなものだと分かってはいたが、何となく嫉妬していたのである。ただ、追及してみたのはそれだけではなかった。彼女は、自分が勧めようとしていることを弁解するための材料を捜している結果でもあった。彼が他の女を貪るような屑、王侯貴族の男性にとってはそれが屑の所業というにはよくあり過ぎることであるのだが、だという証拠があれば・・・という思いが時々頭によぎるのである。所詮人間ではないハーフエルフなのだから、私は、という思いもあった。
ガブリエルは、その激しく達してぐったりして、荒い息をしている彼女を
「素晴らしいよ。愛している。」
と優しく抱きしめるのだが。
そして、彼女は女性の側近を、エルフの、求めてきた。多少とも重要な会議に単独で臨むときもあるし、自分なりの判断を語る必要もあるということで、彼女にエルフの副官・側近を3人付けた。
「でも、エルフが私が男装して扮しているとは言え、国王の側にいるのは大丈夫ですか?」
自分から言い出しながら、急に心配になった彼女が確認を求めてきた。
「数は多くないが、亜人ということは隠して、人間としてナルシス王国宮廷につかえる者はいるから、大丈夫だよ。」
とガブリエルはあっさりと許したものだった。
彼女らは、それでも夜の女王の管轄に属した上で、人間達の中で立ちまわっている、出向して、という建前になっている。"本当に建前を取り作っている国ね。"
その彼女達からは、
「王妃様からは、エルフ達亜人の生活の実体について、関心を持たれています。」
「本当に、亜人達が抑圧されていないか心配されています。」
「亜人達の不満について、ひどくご心配の様子です。」
という報告が夜の女王に上がっていた。当然、ガマリエルも知るわけであるが、
「当然であるとはいえ・・・どこか引っかかるな。」
と思うガマリエルだった。
ナルシス王国国王ガマリエルは、彼女が嫁いできて、3か月ほど経つ頃から、ふと疑問を感じるようになってきていた、彼の妻、王妃サラスにだ。
彼女は男装して、顔を隠して、ハーフエルフ、というかエルフだと、彼女はハーフエルフとは言え、エルフそのまのにしか見えない、わからないようにして、国王を装って式典から国政に関する会議にまで出ていた。大抵の場合は、彼も隠れて同行しているが、彼女単独での場合もある、彼がどうしても、でなければならない用件がある時は。国王夫妻が共に出席、お出まししなければならない時は、彼が国王として、彼女は王妃としてともに出席するし、特に重要な会議や式典などでは、彼が国王として臨むのだが、他人の目に映る国王は、彼女が男装している扮している国王が半分近くを占めている。伝統的な制度で、誰もが疑問を感じない、ナルシス王国内ではことで、彼女も当初は、
「?」
という顔したものだが、最近はそつなくこなしている。
「夜の女王様と定期の報告会議だけではなくて、親しくお話をしたいのですが、どうでしょうか?」
と再三求めてくるようになった。
彼は、
「は?親しく話はしているじゃないか?」
と当惑した顔で返すと、
「定期的な報告会議とか、式典とかでお会いするだけではなくて、たまにはゆっくりと胸襟を開いて、2人だけで心を明かし合て、女同士お話をゆっくりしたいのです。」
"たまには胸襟を開いて、ゆっくりと?俺とは胸襟を開いてはいない?"と思いながらも、
「それなら一度酒宴などを打診しておこう。」
と答えてみた。
「ありがとうございます。是非早いうちに。」
と嬉しそうに彼女は、礼を言った。
そのあたりから、彼女はしきりに、
「女性の臭いが・・・夜の女王様の所の匂い?あそこのエルフとでも、お会いになられていたのですか?」
と彼の体の臭いをクンクンと嗅ぐようになった。やましいことは全くない、彼女も分かっていることだろうが。と思うガマリエルだったが、彼女が嫉妬しているのだと思うと、かえって可愛くなり、あまり深く追求しなかった。その夜は大抵、ベットの上での感度が高まり、激しく燃えた、彼女は。そして、無意識のうちに、
「あなたは私のもの。誰にも渡さない。」
と叫んでいた。肉体の臭いではなく、単なる香っている香料とか漂っている臭いとかのようなものだと分かってはいたが、何となく嫉妬していたのである。ただ、追及してみたのはそれだけではなかった。彼女は、自分が勧めようとしていることを弁解するための材料を捜している結果でもあった。彼が他の女を貪るような屑、王侯貴族の男性にとってはそれが屑の所業というにはよくあり過ぎることであるのだが、だという証拠があれば・・・という思いが時々頭によぎるのである。所詮人間ではないハーフエルフなのだから、私は、という思いもあった。
ガブリエルは、その激しく達してぐったりして、荒い息をしている彼女を
「素晴らしいよ。愛している。」
と優しく抱きしめるのだが。
そして、彼女は女性の側近を、エルフの、求めてきた。多少とも重要な会議に単独で臨むときもあるし、自分なりの判断を語る必要もあるということで、彼女にエルフの副官・側近を3人付けた。
「でも、エルフが私が男装して扮しているとは言え、国王の側にいるのは大丈夫ですか?」
自分から言い出しながら、急に心配になった彼女が確認を求めてきた。
「数は多くないが、亜人ということは隠して、人間としてナルシス王国宮廷につかえる者はいるから、大丈夫だよ。」
とガブリエルはあっさりと許したものだった。
彼女らは、それでも夜の女王の管轄に属した上で、人間達の中で立ちまわっている、出向して、という建前になっている。"本当に建前を取り作っている国ね。"
その彼女達からは、
「王妃様からは、エルフ達亜人の生活の実体について、関心を持たれています。」
「本当に、亜人達が抑圧されていないか心配されています。」
「亜人達の不満について、ひどくご心配の様子です。」
という報告が夜の女王に上がっていた。当然、ガマリエルも知るわけであるが、
「当然であるとはいえ・・・どこか引っかかるな。」
と思うガマリエルだった。
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