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戦争勃発しました
突然の終結に
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コウメイは、唖然とした。目の前から、聖人である、主であり、ショク王国国王ゲントクの姿が消えてなくなったからである。いや、突然体がぶよぶよになったかと思うと、巨大な肉塊となり、悪臭を放ちながら小さくなり、単なる腐った肉のようなものになって、しばらくして溶けだして、蒸発していったのである。
彼をはじめその場にいた者達は、声がでなくなった。そのまま立ち尽くすだけだった。どのくらいたったろうか、前線から早馬がきた。2頭だった。飛び降りた使者達が、争うようにコウメイの前に駆け寄り、跪いて報告した、驚愕するするような内容だった。
「カンウ様が消滅しました。」
「チョウヒ妻が消えてなくなりました。」
と。
さらに、その他多数の豪傑と言える者達が消えてなくなったとの報告が相次いでもたらされた。よくその内容を問い詰めると、ゲントク同様な形であった。破竹の進撃で、シユウ王国の王都まであと僅か。シユウ王国側は、王都防衛のために全力をあげており、積極的な攻撃をしようという状況にはなかった。
幸いに、ショク王国軍は、指揮官を失って大混乱というような状況ではなく、各方面の軍同様だった。しかし、このままでは動揺が始まるだろうし、シユウ王国側が勘づくのは時間の問題のように思われた。
敵地の奥地まで来ていての壊滅的といえる状況。どうするか、考えがつかないような状況だったが、かえってコウメイは、そういうことで我に返ることができた。
「即座に撤収するぞ。」
と断を下し、次々に指示を出し始めた。その指示は詳細で、全て的確で、あらゆる可能性を考慮し、かつ対応できるものだった。自分が、このような指示ができるのか?と思えるほどだった。そして、撤収が進み、シユウ王国軍の追撃がようやく始まり、それを撃退ししつつ撤収をさらに進める中で、
「ゲントク様の顔が思いつかない・・・。」
と悩める彼に部下達が追い打ちをかけてきた。
「は?ゲントク?カンウ?チョウヒ?なんですか?それ?」
と差はあるものの、彼らも分からなくなっていた。それでも、条件反射のようにコウメイは指示、命令をだし、死傭兵はコウメイを信じ、その指示を守り、動き、駆け、戦って、撤収していった。
シユウ王国はというと、タンはショク軍追撃のため、本隊の撤収を開始した。が、数人の女が現れ、
「何をしているのです?あなたの敵は、ナルシス王国です。軍を戻すのです。」
「油断しているナルシス王国に、軍を向けるのです。」
と再三要求を始めた。
「な、何を言っている?国の安全が最優先だ。」
と拒んだ。女達は、失望と怒りと蔑みの表情に変わり、
「そうですか、所詮は役立たずが。」
「もう加護はなしだ。」
女達が消えた。彼女達がいなくなって、魔法戦力ががた落ちしただけでなく、病気のまん延、事故の急増等が続き、さらに川の氾濫が各地で起こり、王都への撤収が遅れに遅れた。ショク軍には、結局決定的な打撃をあたえることはできなかっただけでなく、当分戦争ができるような国ではなくなっていた。
キ・タンは、
「あの女ども行きがけの駄賃代わりに・・・糞う。」
と歯ぎしりしたが、次々積もる難題に対応することは怠らなかった。
彼をはじめその場にいた者達は、声がでなくなった。そのまま立ち尽くすだけだった。どのくらいたったろうか、前線から早馬がきた。2頭だった。飛び降りた使者達が、争うようにコウメイの前に駆け寄り、跪いて報告した、驚愕するするような内容だった。
「カンウ様が消滅しました。」
「チョウヒ妻が消えてなくなりました。」
と。
さらに、その他多数の豪傑と言える者達が消えてなくなったとの報告が相次いでもたらされた。よくその内容を問い詰めると、ゲントク同様な形であった。破竹の進撃で、シユウ王国の王都まであと僅か。シユウ王国側は、王都防衛のために全力をあげており、積極的な攻撃をしようという状況にはなかった。
幸いに、ショク王国軍は、指揮官を失って大混乱というような状況ではなく、各方面の軍同様だった。しかし、このままでは動揺が始まるだろうし、シユウ王国側が勘づくのは時間の問題のように思われた。
敵地の奥地まで来ていての壊滅的といえる状況。どうするか、考えがつかないような状況だったが、かえってコウメイは、そういうことで我に返ることができた。
「即座に撤収するぞ。」
と断を下し、次々に指示を出し始めた。その指示は詳細で、全て的確で、あらゆる可能性を考慮し、かつ対応できるものだった。自分が、このような指示ができるのか?と思えるほどだった。そして、撤収が進み、シユウ王国軍の追撃がようやく始まり、それを撃退ししつつ撤収をさらに進める中で、
「ゲントク様の顔が思いつかない・・・。」
と悩める彼に部下達が追い打ちをかけてきた。
「は?ゲントク?カンウ?チョウヒ?なんですか?それ?」
と差はあるものの、彼らも分からなくなっていた。それでも、条件反射のようにコウメイは指示、命令をだし、死傭兵はコウメイを信じ、その指示を守り、動き、駆け、戦って、撤収していった。
シユウ王国はというと、タンはショク軍追撃のため、本隊の撤収を開始した。が、数人の女が現れ、
「何をしているのです?あなたの敵は、ナルシス王国です。軍を戻すのです。」
「油断しているナルシス王国に、軍を向けるのです。」
と再三要求を始めた。
「な、何を言っている?国の安全が最優先だ。」
と拒んだ。女達は、失望と怒りと蔑みの表情に変わり、
「そうですか、所詮は役立たずが。」
「もう加護はなしだ。」
女達が消えた。彼女達がいなくなって、魔法戦力ががた落ちしただけでなく、病気のまん延、事故の急増等が続き、さらに川の氾濫が各地で起こり、王都への撤収が遅れに遅れた。ショク軍には、結局決定的な打撃をあたえることはできなかっただけでなく、当分戦争ができるような国ではなくなっていた。
キ・タンは、
「あの女ども行きがけの駄賃代わりに・・・糞う。」
と歯ぎしりしたが、次々積もる難題に対応することは怠らなかった。
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