27 / 52
第三章 その胸に育つもの
第2話 これはおまえのではない
しおりを挟む
失敗した。
今日の昼間は資料探しができなかったからと、欲をかいて資料室に長居してしまったせいで、部屋まであと少しというところで豚の姿に変わってしまった。
もっと遅い時間に変わる時もあるのに、安定しない。
何時に変わるとわかっていたらこういう失敗も減るのに。
文句を言っても仕方がない。
どさどさと脱げた服の上に落ちてしまった本を鼻でぐいぐいと部屋に押し込み、ぜいぜいと息を吐く。
疲れる。
二足歩行で手が使えるのは本当に便利だなと改めて思う。
これだけのことでうっすらと汗をかいてしまい、どこからか風を感じて冷やりとした。
どこかの窓が開いている?
その風の元を辿るように歩き出すと、バルコニーの窓が開き、カーテンがひらひらと揺れているのが見えた。
せめて夜風に吹かれてさっぱりしてから部屋に戻ろう。
とことこと歩き、風に吹かれるカーテンをくぐると、人影があった。
しまった。よく考えれば窓が開いているのだから先客がいるだろうに。
邪魔してしまった。
いやそれどころではない。見つかったら怒られるか追い出されるか、とにかくまずい。
そっと回れ右をしようとしたけれどはっと気づいたように人影が振り返った。
「豚……?」
スヴェンだ。
いつものかっちりとした服ではなくシャツ姿なせいか、どこか疲れて見えた。
「誰ですか、生の豚を搬入したのは。まったく、捌いてから卸さねば騒いでうるさいでしょうに」
食べられる。
このままでは食糧庫に放り込まれる。
逃げなければと後退りしたものの、スヴェンは文句を言うだけで捕まえようとはしてこない。
スヴェンは「まあいいでしょう」と手すりにもたれて腕を組んだ。
「あなたも明日までの命です。最後の夜風を浴びる権利くらいは差し上げましょう」
命拾いした!
スヴェンって私以外には優しいのかもしれない。
私に怒りを向けるのも当然だけれど。
「どうせそこにいるのなら聞いてください。どうにも頭が整理できないのです」
見逃してもらったお礼だ。いくらでも聞こう。
私がこっくりと頷くと、まさか話が通じているとは思っていないのか、スヴェンは小さく笑い、ため息を吐きながら話し出した。
「私はこの城に来てからずっとレイノルド様のために働いてきました。この国で、いえ、この世の生命の中で最も強いレイノルド様に仕えることこそが私の幸せだからです。そのお役に立ちたい。そして強いその姿をいつまでも見ていたい。その思いだけでした」
強さが最も尊ばれるグランゼイルでは、みんながそう思うものなのかもしれない。
きっとティアーナも同じようなことを思い、仕えているのだろう。
だからこそ弱いくせに国を滅ぼすかもしれないという私が邪魔で仕方ないのだ。
「ですが、あの小僧が――いえ、女でしたか。アレが来てからというもの、胸がざわついて苛々として心が休まりません。誰よりも強いレイノルド様にとってはこの世の些事は目にも入らぬ塵であったはずなのに。時折この国を潰さんと仕掛けてくる者どもだけがその目を輝かせる対象であったというのに。あのような弱きものを気にかけることなど今までになかったのに――」
小娘と呼ぶのすら癪らしい。
アレと呼ぶほど私を毛嫌いしていても仕方ないと思っていたけれど、その根本はこれまでのレイノルド様だったらありえないのに、という自分の中とのズレがあり受け入れがたいということなのだろうか。
単にこの国やレイノルド様を害する可能性があるから警戒しているのだと思っていたけれど。
「今日もレイノルド様はティアーナの過ぎた行為を咎めました。アレを気にかけているのはわかります。わかるからこそ憎いのです。長きにわたりお仕えしている我々よりもアレをとるのですかと聞いてしまいたくなりました。でもそれは腸を切り裂かれたとしてもレイノルド様に向かって口にはしません。レイノルド様にとっては私やティアーナなど代わりの利くただの小間使いです。いつの間にか私は思いあがっていたのだと気づかされました」
そんなことはないと思う。
そもそもレイノルド様は私に制約がかけられていることを知っていてそのままにしていた。
それはティアーナの思いがわかっていたからだ。
国のためにしていることだとわかっているとレイノルド様だって言っていた。
ただ、隠せると思うなと言いたかっただけだと思うのに。
二人よりも私を大切にしているのではない。
それぞれ尊重してくれているのだと思う。
それを伝えたいのに、今の私には「グッガ……」と鳴くことしかできない。
もどかしい。
スヴェンは月の浮かぶ夜空を見上げると、「ああ、つまらないことを口にしてしまいました」と目を閉じた。
「わかっているけれどわかりたくない。そんなことばかりで、心が乱され、このまま明日を迎えてレイノルド様の前に立つ自信がありませんでした。だから頭を冷やそうと外に出てみましたが、出口がありませんね」
一人で考えてもぐるぐると同じことばかりを考えてしまうのはわかる。
私も屋敷にいるときに、キャロルや父の言葉や態度をいつまでもあれこれと考えてしまっていた。
今日のように対話できたらそこから抜け出せたのに。
滅多に言葉を交わすこともなかったから、自分の中だけでいつまでも変わらない問答を繰り返すしかなかったのだ。
レイノルド様と話をしてほしい。
けれど主従関係ではそれも難しいのだろう。
やり切れない思いでただただスヴェンを見上げていると、ややして息を吐き出しテラスから体を離した。
「さて、このまま無為に時間を過ごすのは愚かです。どうせ眠れないのなら仕事でも片付けるとしましょう」
晴れない思いに無理矢理区切りをつけるように、スヴェンは歩き出した。
私もそろそろ寝よう。
進む方向が同じでとっとこと後ろについて行くとぴたりとその足が止まった。
「これはどこに仕舞うべきでしょうか。食糧庫に入れたら食い漁られますね。かといって豚舎もありませんし。適当な部屋に押し込めておいて荒らされても困る……だとしたら私の部屋に連れて行くしかありませんね」
ええ。
それは困る。
まだ仕事するって言ってたし、スヴェンが起きている間に元の姿に戻ってしまったら困る。
豚に変わる時もそうだけれど、元の姿に戻る時間も安定しないのだ。
どうしよう。
ここは走って逃げよう。
鍛えているスヴェンから逃げきれるとも思えないけれど、隙をつけばもしかしたら。
そう考えて一目散に走り出すと、「こら。城を走るのではありません」とすぐに手が伸びてくる。
捕まったら終わりだ。
もっと速く動いてくれ、私の豚足!
そう力を込めた時だった。
あえなく私はひょいっと抱え上げられ、あああぁぁぁと心の中で悲鳴を上げた。
「ぷぎゃぁぁ」
悲鳴に似た声も出た。
けれどそれと同時に真上から声が聞こえた。
「これはおまえのものではない」
あれ。
そっと胸に抱えられ、スヴェンではないと気づく。
この嗅ぎ慣れた匂いは。
「レイノルド様! 夜に騒がせてしまい申し訳ありません。それは私が片付けておきますので」
スヴェンが私に向かって手を伸ばすのを交わすように身をよじると、落ちないようにかレイノルド様により強く抱き込まれる。
「これに触れるな」
「ですがそのようなどこから連れて来られたかわからぬ豚など」
「下がれ」
淡々としていながら有無を言わさぬレイノルド様に、スヴェンは戸惑いながらも「はっ!」と礼を執り引き下がった。
レイノルド様は私を胸に抱えたまま部屋に入ると、そっと床に下ろしてくれた。
そのまますたすたとベッドに上がっていってしまう。
私はどうしたものか、と思いながらもしっかり扉が閉まらぬよう隙間を開けると、そのまま立ち尽くす。
何故動けないでいるのか。
それは今、柱の陰からこちらを憎々しげに睨むティアーナの姿が見えたからである。
長い耳がこちらを警戒するようにひくひくと動いている。
レイノルド様はいつまでも動かない私にどこか不満そうな目を向けた。
「スヴェンがいいのか」
すぐさまぷるぷるぷると首を横に振ると、レイノルド様は片腕で頬杖をついたまま、布団をめくった。
ここに来いということか。
レイノルド様がなんだか不機嫌そうな気がしてためらったけれど、結局私はその懐に潜り込んだ。
夜風で体が冷えていたのか、温かい。
ぱさりと布団をかけられ、レイノルド様の腕の中でぬくぬくと丸まる。
レイノルド様はそのまま何も言わず、静かな寝息を立て始めた。
本当にいつも眠りに落ちるのが早い。
しかし今日の私はそのまま一緒に眠ってしまうわけにはいかない。
ティアーナが怖い。
私がレイノルド様の傍にいるのが許せないから豚の姿にしたのに、その豚の私がレイノルド様の寝室に入っていったのだから、今頃新たな魔法を考えているかもしれない。
夕方レイノルド様に忠告された時も全然堪えている様子はなかったし。
私はレイノルド様が深い眠りに落ちるのを待って、そっとベッドから抜け出した。
対面するのは怖いけれど、どうせ明日はやってくるのだ。
自分から出て行ったほうがまだマシだ。たぶん。きっと。
今日の昼間は資料探しができなかったからと、欲をかいて資料室に長居してしまったせいで、部屋まであと少しというところで豚の姿に変わってしまった。
もっと遅い時間に変わる時もあるのに、安定しない。
何時に変わるとわかっていたらこういう失敗も減るのに。
文句を言っても仕方がない。
どさどさと脱げた服の上に落ちてしまった本を鼻でぐいぐいと部屋に押し込み、ぜいぜいと息を吐く。
疲れる。
二足歩行で手が使えるのは本当に便利だなと改めて思う。
これだけのことでうっすらと汗をかいてしまい、どこからか風を感じて冷やりとした。
どこかの窓が開いている?
その風の元を辿るように歩き出すと、バルコニーの窓が開き、カーテンがひらひらと揺れているのが見えた。
せめて夜風に吹かれてさっぱりしてから部屋に戻ろう。
とことこと歩き、風に吹かれるカーテンをくぐると、人影があった。
しまった。よく考えれば窓が開いているのだから先客がいるだろうに。
邪魔してしまった。
いやそれどころではない。見つかったら怒られるか追い出されるか、とにかくまずい。
そっと回れ右をしようとしたけれどはっと気づいたように人影が振り返った。
「豚……?」
スヴェンだ。
いつものかっちりとした服ではなくシャツ姿なせいか、どこか疲れて見えた。
「誰ですか、生の豚を搬入したのは。まったく、捌いてから卸さねば騒いでうるさいでしょうに」
食べられる。
このままでは食糧庫に放り込まれる。
逃げなければと後退りしたものの、スヴェンは文句を言うだけで捕まえようとはしてこない。
スヴェンは「まあいいでしょう」と手すりにもたれて腕を組んだ。
「あなたも明日までの命です。最後の夜風を浴びる権利くらいは差し上げましょう」
命拾いした!
スヴェンって私以外には優しいのかもしれない。
私に怒りを向けるのも当然だけれど。
「どうせそこにいるのなら聞いてください。どうにも頭が整理できないのです」
見逃してもらったお礼だ。いくらでも聞こう。
私がこっくりと頷くと、まさか話が通じているとは思っていないのか、スヴェンは小さく笑い、ため息を吐きながら話し出した。
「私はこの城に来てからずっとレイノルド様のために働いてきました。この国で、いえ、この世の生命の中で最も強いレイノルド様に仕えることこそが私の幸せだからです。そのお役に立ちたい。そして強いその姿をいつまでも見ていたい。その思いだけでした」
強さが最も尊ばれるグランゼイルでは、みんながそう思うものなのかもしれない。
きっとティアーナも同じようなことを思い、仕えているのだろう。
だからこそ弱いくせに国を滅ぼすかもしれないという私が邪魔で仕方ないのだ。
「ですが、あの小僧が――いえ、女でしたか。アレが来てからというもの、胸がざわついて苛々として心が休まりません。誰よりも強いレイノルド様にとってはこの世の些事は目にも入らぬ塵であったはずなのに。時折この国を潰さんと仕掛けてくる者どもだけがその目を輝かせる対象であったというのに。あのような弱きものを気にかけることなど今までになかったのに――」
小娘と呼ぶのすら癪らしい。
アレと呼ぶほど私を毛嫌いしていても仕方ないと思っていたけれど、その根本はこれまでのレイノルド様だったらありえないのに、という自分の中とのズレがあり受け入れがたいということなのだろうか。
単にこの国やレイノルド様を害する可能性があるから警戒しているのだと思っていたけれど。
「今日もレイノルド様はティアーナの過ぎた行為を咎めました。アレを気にかけているのはわかります。わかるからこそ憎いのです。長きにわたりお仕えしている我々よりもアレをとるのですかと聞いてしまいたくなりました。でもそれは腸を切り裂かれたとしてもレイノルド様に向かって口にはしません。レイノルド様にとっては私やティアーナなど代わりの利くただの小間使いです。いつの間にか私は思いあがっていたのだと気づかされました」
そんなことはないと思う。
そもそもレイノルド様は私に制約がかけられていることを知っていてそのままにしていた。
それはティアーナの思いがわかっていたからだ。
国のためにしていることだとわかっているとレイノルド様だって言っていた。
ただ、隠せると思うなと言いたかっただけだと思うのに。
二人よりも私を大切にしているのではない。
それぞれ尊重してくれているのだと思う。
それを伝えたいのに、今の私には「グッガ……」と鳴くことしかできない。
もどかしい。
スヴェンは月の浮かぶ夜空を見上げると、「ああ、つまらないことを口にしてしまいました」と目を閉じた。
「わかっているけれどわかりたくない。そんなことばかりで、心が乱され、このまま明日を迎えてレイノルド様の前に立つ自信がありませんでした。だから頭を冷やそうと外に出てみましたが、出口がありませんね」
一人で考えてもぐるぐると同じことばかりを考えてしまうのはわかる。
私も屋敷にいるときに、キャロルや父の言葉や態度をいつまでもあれこれと考えてしまっていた。
今日のように対話できたらそこから抜け出せたのに。
滅多に言葉を交わすこともなかったから、自分の中だけでいつまでも変わらない問答を繰り返すしかなかったのだ。
レイノルド様と話をしてほしい。
けれど主従関係ではそれも難しいのだろう。
やり切れない思いでただただスヴェンを見上げていると、ややして息を吐き出しテラスから体を離した。
「さて、このまま無為に時間を過ごすのは愚かです。どうせ眠れないのなら仕事でも片付けるとしましょう」
晴れない思いに無理矢理区切りをつけるように、スヴェンは歩き出した。
私もそろそろ寝よう。
進む方向が同じでとっとこと後ろについて行くとぴたりとその足が止まった。
「これはどこに仕舞うべきでしょうか。食糧庫に入れたら食い漁られますね。かといって豚舎もありませんし。適当な部屋に押し込めておいて荒らされても困る……だとしたら私の部屋に連れて行くしかありませんね」
ええ。
それは困る。
まだ仕事するって言ってたし、スヴェンが起きている間に元の姿に戻ってしまったら困る。
豚に変わる時もそうだけれど、元の姿に戻る時間も安定しないのだ。
どうしよう。
ここは走って逃げよう。
鍛えているスヴェンから逃げきれるとも思えないけれど、隙をつけばもしかしたら。
そう考えて一目散に走り出すと、「こら。城を走るのではありません」とすぐに手が伸びてくる。
捕まったら終わりだ。
もっと速く動いてくれ、私の豚足!
そう力を込めた時だった。
あえなく私はひょいっと抱え上げられ、あああぁぁぁと心の中で悲鳴を上げた。
「ぷぎゃぁぁ」
悲鳴に似た声も出た。
けれどそれと同時に真上から声が聞こえた。
「これはおまえのものではない」
あれ。
そっと胸に抱えられ、スヴェンではないと気づく。
この嗅ぎ慣れた匂いは。
「レイノルド様! 夜に騒がせてしまい申し訳ありません。それは私が片付けておきますので」
スヴェンが私に向かって手を伸ばすのを交わすように身をよじると、落ちないようにかレイノルド様により強く抱き込まれる。
「これに触れるな」
「ですがそのようなどこから連れて来られたかわからぬ豚など」
「下がれ」
淡々としていながら有無を言わさぬレイノルド様に、スヴェンは戸惑いながらも「はっ!」と礼を執り引き下がった。
レイノルド様は私を胸に抱えたまま部屋に入ると、そっと床に下ろしてくれた。
そのまますたすたとベッドに上がっていってしまう。
私はどうしたものか、と思いながらもしっかり扉が閉まらぬよう隙間を開けると、そのまま立ち尽くす。
何故動けないでいるのか。
それは今、柱の陰からこちらを憎々しげに睨むティアーナの姿が見えたからである。
長い耳がこちらを警戒するようにひくひくと動いている。
レイノルド様はいつまでも動かない私にどこか不満そうな目を向けた。
「スヴェンがいいのか」
すぐさまぷるぷるぷると首を横に振ると、レイノルド様は片腕で頬杖をついたまま、布団をめくった。
ここに来いということか。
レイノルド様がなんだか不機嫌そうな気がしてためらったけれど、結局私はその懐に潜り込んだ。
夜風で体が冷えていたのか、温かい。
ぱさりと布団をかけられ、レイノルド様の腕の中でぬくぬくと丸まる。
レイノルド様はそのまま何も言わず、静かな寝息を立て始めた。
本当にいつも眠りに落ちるのが早い。
しかし今日の私はそのまま一緒に眠ってしまうわけにはいかない。
ティアーナが怖い。
私がレイノルド様の傍にいるのが許せないから豚の姿にしたのに、その豚の私がレイノルド様の寝室に入っていったのだから、今頃新たな魔法を考えているかもしれない。
夕方レイノルド様に忠告された時も全然堪えている様子はなかったし。
私はレイノルド様が深い眠りに落ちるのを待って、そっとベッドから抜け出した。
対面するのは怖いけれど、どうせ明日はやってくるのだ。
自分から出て行ったほうがまだマシだ。たぶん。きっと。
64
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
【完結】『推しの騎士団長様が婚約破棄されたそうなので、私が拾ってみた。』
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
恋愛
【完結まで執筆済み】筋肉が語る男、冷徹と噂される騎士団長レオン・バルクハルト。
――そんな彼が、ある日突然、婚約破棄されたという噂が城下に広まった。
「……えっ、それってめっちゃ美味しい展開じゃない!?」
破天荒で豪快な令嬢、ミレイア・グランシェリは思った。
重度の“筋肉フェチ”で料理上手、○○なのに自由すぎる彼女が取った行動は──まさかの自ら押しかけ!?
騎士団で巻き起こる爆笑と騒動、そして、不器用なふたりの距離は少しずつ近づいていく。
これは、筋肉を愛し、胃袋を掴み、心まで溶かす姉御ヒロインが、
推しの騎士団長を全力で幸せにするまでの、ときめきと笑いと“ざまぁ”の物語。
料理スキルしか取り柄がない令嬢ですが、冷徹騎士団長の胃袋を掴んだら国一番の寵姫になってしまいました
さら
恋愛
婚約破棄された伯爵令嬢クラリッサ。
裁縫も舞踏も楽器も壊滅的、唯一の取り柄は――料理だけ。
「貴族の娘が台所仕事など恥だ」と笑われ、家からも見放され、辺境の冷徹騎士団長のもとへ“料理番”として嫁入りすることに。
恐れられる団長レオンハルトは無表情で冷徹。けれど、彼の皿はいつも空っぽで……?
温かいシチューで兵の心を癒し、香草の香りで団長の孤独を溶かす。気づけば彼の灰色の瞳は、わたしだけを見つめていた。
――料理しかできないはずの私が、いつの間にか「国一番の寵姫」と呼ばれている!?
胃袋から始まるシンデレラストーリー、ここに開幕!
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
【完結】追放された私、宮廷楽師になったら最強騎士に溺愛されました
er
恋愛
両親を亡くし、叔父に引き取られたクレアは、義妹ペトラに全てを奪われ虐げられていた。
宮廷楽師選考会への出場も拒まれ、老商人との結婚を強要される。
絶望の中、クレアは母から受け継いだ「音花の恵み」——音楽を物質化する力——を使い、家を飛び出す。
近衛騎士団隊長アーロンに助けられ、彼の助けもあり選考会に参加。首席合格を果たし、叔父と義妹を見返す。クレアは王室専属楽師として、アーロンと共に新たな人生を歩み始める。
虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。
専業プウタ
恋愛
ミリア・カルマンは帝国唯一の公爵家の次女。高貴な皇族の血を引く紫色の瞳を持って生まれたワガママな姉の陰謀で、帝国一裕福でイケメンのレナード・アーデン侯爵と婚約することになる。父親であるカルマン公爵の指示のもと後継者としてアカデミーで必死に勉強してきて首席で卒業した。アカデミー時代からの恋人、サイラスもいる。公爵になる夢も恋人も諦められない。私の人生は私が決めるんだから、イケメンの婚約者になど屈しない。地位も名誉も美しさも備えた婚約者の弱みを握り、婚約を破棄する。そして、大好きな恋人と結婚してみせる。そう決意して婚約者と接しても、この婚約者一筋縄ではいかない。初対面のはずなのに、まるで自分を知っていたかのような振る舞い。ミリアは恋人を裏切りたくない、姉の思い通りになりたくないと思いつつも彼に惹かれてく気持ちが抑えられなくなっていく。
氷の騎士と陽だまりの薬師令嬢 ~呪われた最強騎士様を、没落貴族の私がこっそり全力で癒します!~
放浪人
恋愛
薬師として細々と暮らす没落貴族の令嬢リリア。ある夜、彼女は森で深手を負い倒れていた騎士団副団長アレクシスを偶然助ける。彼は「氷の騎士」と噂されるほど冷徹で近寄りがたい男だったが、リリアの作る薬とささやかな治癒魔法だけが、彼を蝕む古傷の痛みを和らげることができた。
「……お前の薬だけが、頼りだ」
秘密の治療を続けるうち、リリアはアレクシスの不器用な優しさや孤独に触れ、次第に惹かれていく。しかし、彼の立場を狙う政敵や、リリアの才能を妬む者の妨害が二人を襲う。身分違いの恋、迫りくる危機。リリアは愛する人を守るため、薬師としての知識と勇気を武器に立ち向かうことを決意する。
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる