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第九章 肉欲と呼ぶもの
崩れる定石
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『文中には性描写も使用しており、R18指定とさせて頂いております。18歳未満の方、好まれない方の閲覧は御遠慮くださる様お願い致します。』
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気がつくと僕はマユミの脚を押し広げ、流れ出した蜜を啜っていた。 太股の半ばから臍の辺りを濡れそぼるまで舐め上げ、赤くなっている割れ目から顔を出した出っ張りと襞を、舌の先で擽り含み吸っては時折、歯で挟んで転がした。
マユミは赤ん坊が甘えるような声をあげ続けている。 そして、嬉しい、好きよぉ、と夢遊病者のように喘ぐ。
(これは褒美だ。ここまで僕の言うことを聞いた褒美を与えているだけだ)
「お願い……して」
体を半分起こし、マユミが手を昂まった物に伸ばし触ってきた。 熱を帯びた掌に先走った粘液を擦り付けて、逆手に握り弾く。
僕はヘッドランプに手を伸ばし、スキンの袋を破り憤ったモノの頭から被せ、マユミの肢体を反転させて腰を持ち上げ挿入しようとした。
「痛い!透さん、そこ違うぅ」
「何故?入れて欲しいのだろ?」
興奮を抑えられないものを押し入れようとするが、入口が強く拒んでいる。 更には割りいってきた手が遮ろうとした。
「前に!前に入れて欲しいのよ」
「だってお前……駄目だろ?約束もしてない相手に入れてって。何を考えてる?」
「私そこはしたことないよぉ!いきなり無理だよぉ?こっちがいいの、こっちにして」
「知らないぞ、約束はしていないからな」
迷いよりも欲望が勝ってしまっている僕は、マユミの手が導くままの処に自分を沈めていく。 『聖なる処』へと。
妙な感触だ。
何かに生暖ったかく包み込まれる様で。
ヌメって軟らかい物がその触手を使い、必至と縋りついて来る。
(これがオンナか……母の温かみってこういうのだったのかな)
烈しく腰を振り下ろしながら、遠く薄れて記憶に残せない幾ばしかの温もりを、何故か思い出そうとしていた。
「トオルぅ、好き!好きよぉ!」
声が部屋に響くのと時を同じくして、僕はマユミの大きく揺れる胸を握り締め、射精した。
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気がつくと僕はマユミの脚を押し広げ、流れ出した蜜を啜っていた。 太股の半ばから臍の辺りを濡れそぼるまで舐め上げ、赤くなっている割れ目から顔を出した出っ張りと襞を、舌の先で擽り含み吸っては時折、歯で挟んで転がした。
マユミは赤ん坊が甘えるような声をあげ続けている。 そして、嬉しい、好きよぉ、と夢遊病者のように喘ぐ。
(これは褒美だ。ここまで僕の言うことを聞いた褒美を与えているだけだ)
「お願い……して」
体を半分起こし、マユミが手を昂まった物に伸ばし触ってきた。 熱を帯びた掌に先走った粘液を擦り付けて、逆手に握り弾く。
僕はヘッドランプに手を伸ばし、スキンの袋を破り憤ったモノの頭から被せ、マユミの肢体を反転させて腰を持ち上げ挿入しようとした。
「痛い!透さん、そこ違うぅ」
「何故?入れて欲しいのだろ?」
興奮を抑えられないものを押し入れようとするが、入口が強く拒んでいる。 更には割りいってきた手が遮ろうとした。
「前に!前に入れて欲しいのよ」
「だってお前……駄目だろ?約束もしてない相手に入れてって。何を考えてる?」
「私そこはしたことないよぉ!いきなり無理だよぉ?こっちがいいの、こっちにして」
「知らないぞ、約束はしていないからな」
迷いよりも欲望が勝ってしまっている僕は、マユミの手が導くままの処に自分を沈めていく。 『聖なる処』へと。
妙な感触だ。
何かに生暖ったかく包み込まれる様で。
ヌメって軟らかい物がその触手を使い、必至と縋りついて来る。
(これがオンナか……母の温かみってこういうのだったのかな)
烈しく腰を振り下ろしながら、遠く薄れて記憶に残せない幾ばしかの温もりを、何故か思い出そうとしていた。
「トオルぅ、好き!好きよぉ!」
声が部屋に響くのと時を同じくして、僕はマユミの大きく揺れる胸を握り締め、射精した。
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