タブー的幻想録

ももいろ珊瑚

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第五章 ねじ曲がった擬似愛

俺の理想形に仕立てるには

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『文中には性描写も使用しており、R18指定とさせて頂いております。又、生理的に通常とは異質な描写も含まれます。18歳未満の方、好まれない方の閲覧は御遠慮くださる様お願い致します。』






「本当に今日はダメなんです」

だろ? この前も君がそう言うから折れたじゃないか」

「先日からアノ日なんですってば」

 (それは定番の逃げ口上だって言うんだよ、馬鹿にするんじゃない!)

「拒否するんだな。そんなに別れたいのか!」

「わ、別れるなんて言わないで下さい。私そんなつもりは……」

「ほら、他人も見てるのにここで言い争うのかい? 兎に角、話は中に入ってからだ」

 上手い具合に別のカップルが見えた。 あれは違う店でコトを済ませた二人だな、公然として歩いて来る。
 顔を真っ赤にして動揺する背中を腕でつき押して、入口へ誘導するとチャイムと共に案内アナウンスが流れた。 何か言おうとする彼女を捨て置き、丁度空きになっている一階の一室を選び、部屋番号が点滅するドアまで歩く。 振り返ると、躊躇していた彼女も小走りで後に続く。
 部屋に入るなり抱き竦めて唇を吸う。 息継ぎも許さないくらいに。

「どう……どうしたの、いつもと違っています」

 敢えて答えず抱き上げ、入口に近いソファーへ横たえさて、首筋を舐めたてブラウスの上から胸を揉みしだく。 そしてスカートの中へ手を滑り込ませ、下着をつけたままの秘部を摩りあげた。 彩香あやかが身を捩り抵抗を始めるが、構わずエッジから指を差し込む。

「(ナプキンも付けてなくて何がだ) わかり易い嘘をつく、お前、俺を怒られたいのか?」

 両脚を抱え込み、力任せに下着を剥ぎ取ると、白い太腿に赤い色が弧を描いた。 それが下着を持つ腕にも付いている。 どうやら同時に何かを引き抜いた様だ。

「……嘘では無かったか、疑ってスマン。でも気にすることは無いよ。こんな事はよく、いや想定内さ。神聖な物で汚くは無いんだよ?ハハハ(逆に疑わせる所だった)」

「でも血で手が……」

 そう言い、青い顔で俺を見上げている。 少々驚かせてしまったか。

「おいで」

 優しく手を引きバスルームに連れていき、服を脱ぎ、同じくする様に促す。 纏うものが無くなった肌をシャワーで洗い流してやる。 洗いながら敏感な一点を高速で刺激する。 一回目の絶頂を迎え、幼児の如く悦びの奇声を挙げる。 すること全てに観念した様に従う彼女。

 そう、それでいいんだ。

「これから君の全てを受け入れるから、君も俺の言う通り受け入れてくれ。脚を開き立って」

 秘部を眺められたり舐められることを、いつも嫌がるが、実行する。 案の定、騒ごうとする。

「男のメールの罰と思って、絶対に拒否はしないようにっ!綺麗だよ、彩香あやかのココは。花が咲いたみたいに凄く綺麗だ」

 舌を潜り込ませ、俺は誰も知らない彩香あやかの味を啜った。

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