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第7章
第73話 静かなる侵略
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広場の喧騒から離れ、俺とリィナは物資倉庫の裏手へ移動した。祭りの賑わいが嘘のように、ここは静寂に包まれている。松明の明かりが届かない薄暗がりで、彼女は持参した薬箱を開き、簡易検査用の器具を取り出した。
薬箱の中身は整然と並べられており、リィナの几帳面な性格がよく表れている。ガラス製の試験管、金属の器具、各種の試薬瓶が月光にきらめいていた。彼女の手つきは迷いがなく、緊急事態への対応に慣れている様子が窺える。
「症状は?」
「咳、微熱、呼吸の浅さ。肺の炎症反応は軽度だが異常に早く出てる」
「……やっぱりね」
リィナの表情に、予想していた通りの結果への複雑な感情が浮かんだ。医者として最悪の事態を想定していたとはいえ、実際にそれが現実となると心が重くなる。
リィナは俺から聞いた症状を紙に走り書きしながら、試験管に海水と血液のサンプルを混ぜた。彼女の文字は流麗だが、今日ばかりは急いでいるため少し乱れている。液体を混合すると、わずかに泡立ち、緑色の濁りが浮かんだ。
「これ、港外で検出した反応と同じよ」
「つまり、汚染液由来か」
「可能性は高い。でも、ただの化学的刺激じゃ説明がつかないの」
リィナは試験管を光にかざしながら、その中の反応を詳細に観察している。緑色の濁りは時間が経つにつれて濃くなり、まるで生きているかのように蠢いていた。
「病原体……か?」
「そう。液体に"何か"が混ざっていたのよ。殺すためじゃなく、広げるためのものが」
その言葉を聞いた瞬間、俺の血が氷のように冷たくなった。港を襲ったのは物理的な攻撃だけじゃなかった――そう思うと、背筋が冷たくなる。もし敵の狙いがこの病を試験的に拡散することだったなら、今回の戦闘はそのための煙幕だったことになる。
狩人との激闘も、港の防衛戦も、すべては敵の真の目的を隠すための陽動作戦だったのかもしれない。俺たちは勇敢に戦ったつもりだったが、実際には敵の手の平で踊らされていただけなのか。
「くそ……まんまとやられたってことか」
「落ち着いて。まだ初期段階よ。今なら対処できる可能性がある」
リィナの冷静な声が、俺の動揺を鎮めてくれた。さすがは経験豊富な薬師だ。どんな状況でも冷静さを保ち、解決策を模索する姿勢は見習うべきものがある。
◆
「ひとまず、発症者を隔離する」
リィナは即座に指示を出し、近くの空き倉庫を臨時診療所にするよう防衛隊に依頼した。彼女の判断は迅速で的確だ。感染症の拡大を防ぐには、早期の隔離が最も重要である。
俺も手伝い、症状のある者たちを人目につかない場所へ案内する。患者たちは皆、宴会の途中で体調不良を訴えていたが、深刻な症状ではないため比較的協力的だった。宴の空気を壊さぬよう、理由は「戦闘疲れによる休養」とだけ伝えた。
空き倉庫は普段は漁具や網を保管している場所だったが、急遽清掃して簡易ベッドを並べた。港町の住民たちも協力してくれ、毛布や枕を持ち寄ってくれている。こういう時の結束力は、この町の大きな財産だ。
「全員、発症時刻を記録しろ。食べたもの、いた場所、接触した相手――全部だ」
彼女の声は冷静で、しかし焦りが滲んでいた。リィナは患者一人一人から詳細な聞き取りを行い、感染経路の特定を急いでいる。医療従事者としての責任感と、この病気への危機感が彼女を駆り立てていた。
俺も患者たちに触診を行い、症状の詳細を把握する。幸い、重篤な患者はまだいない。しかし、全員に共通するのは呼吸器系の軽度な炎症だ。何らかの刺激性物質を吸入または摂取したことは間違いない。
「リィナ、潜伏期間はどのくらいだと思う?」
「症状の進行具合から見て、おそらく数時間から半日程度。かなり短いわね」
潜伏期間の短さは、ある意味で幸いかもしれない。感染から発症までの時間が短ければ、感染源の特定が容易になる。逆に言えば、感染力が強い証拠でもあるが。
◆
診療所の外に出たとき、防衛隊の若い兵が息を切らして駆け込んできた。彼の顔は青ざめ、明らかに緊急事態を知らせる表情だった。
「報告! 北方のレネ港で、似た症状の患者が複数発生!」
その報告を聞いた瞬間、俺とリィナは顔を見合わせた。レネ港はここから海流で二日ほど北に位置する。距離にして約百キロメートルの場所だ。この短期間で同じ症状が出るのは偶然ではない。
「海流……それに敵の船の航路。繋がるな」
「黒羽同盟は、この汚染液を"兵器"として流してる……!」
リィナの拳が震えていた。怒りと恐怖とが混ざった表情で、彼女の医者としての使命感が燃え上がっているのが分かった。多くの無実の人々を危険にさらす行為に対する、純粋な義憤だった。
俺も同じ気持ちだった。剣や槍なら守れるが、目に見えない病はどう守ればいい? 物理的な攻撃には対処法があるが、生物兵器や化学兵器となると話は別だ。医学知識はあるが、それだけでは不十分かもしれない。
「他の港にも連絡を取る必要がある。感染拡大のパターンを把握しないと」
「そうね。でも、もっと重要なのは感染源を突き止めることよ。根本を断たなければ、いくら対症療法をしても追いつかない」
リィナの指摘は的確だった。この病気の治療法を見つけることも重要だが、それ以上に敵の本拠地を特定し、汚染源を根絶する必要がある。
若い兵士がさらに報告を続けた。
「それと……レネ港の患者たちも、海辺で作業をしていた人が多いとのことです」
「やっぱり海水由来の感染ね。となると、沿岸地域全体が危険にさらされてる」
事態は俺たちが想像していたよりもさらに深刻だった。単一の港の問題ではなく、地域全体、ひいては大陸全土に関わる危機になる可能性がある。
◆
夜空には満月が浮かび、広場からはまだ笑い声が聞こえてくる。松明の炎が揺らめき、人々の影が踊っているのが遠くに見えた。だが俺たちは、その光景を遠くから見つめるしかなかった。
宴に参加している人々は、まだ事の重大さを理解していない。それは幸いなことでもあるが、同時に俺たちの肩にかかる責任の重さを実感させられる。
この静かな侵略は、港町だけでなく、大陸全土に広がるかもしれない。敵は巧妙にも、祝祭の喧騒に紛れて毒を撒いたのだ。誰も気づかないうちに、死の種子が各地に運ばれていく。
「……今回の作戦、最初から計算されてたのね。狩人で注意を引いて、その間に汚染液を散布する」
「ああ。俺たちは完全に踊らされた」
悔しさが込み上げてくるが、今は自分たちを責めている場合ではない。過去の失敗を嘆くより、未来への対策を考える方が重要だ。
俺は倉庫の屋根に飛び上がり、港全体を見下ろした。平和な夜景の中に、じわじわと広がる脅威の存在を感じ取る。空からの視点で状況を整理し、次の行動計画を立てる必要がある。
(今度の戦いは……長くなる)
俺は翼を強く握り、次に何をすべきかを考えた。黒羽同盟の本拠地を突き止め、この病を止めなければならない。そして――この港を再び守るために。
風が頬を撫でていく。今夜の風は、いつもより冷たく感じられた。まるで遠くから災いの前触れを運んでくるかのように。しかし同時に、俺の決意を新たにしてくれる風でもあった。
医者として、そして港町の守護者として、俺は絶対に諦めない。たとえ敵が見えない毒であろうとも、必ず治療法を見つけてみせる。そして今度こそ、敵の真の目的を暴き出してやる。
満月の光が海面に反射し、銀色の道を作っている。その道の先には、きっと答えがあるはずだ。俺たちの長い戦いが、今夜から始まる。
薬箱の中身は整然と並べられており、リィナの几帳面な性格がよく表れている。ガラス製の試験管、金属の器具、各種の試薬瓶が月光にきらめいていた。彼女の手つきは迷いがなく、緊急事態への対応に慣れている様子が窺える。
「症状は?」
「咳、微熱、呼吸の浅さ。肺の炎症反応は軽度だが異常に早く出てる」
「……やっぱりね」
リィナの表情に、予想していた通りの結果への複雑な感情が浮かんだ。医者として最悪の事態を想定していたとはいえ、実際にそれが現実となると心が重くなる。
リィナは俺から聞いた症状を紙に走り書きしながら、試験管に海水と血液のサンプルを混ぜた。彼女の文字は流麗だが、今日ばかりは急いでいるため少し乱れている。液体を混合すると、わずかに泡立ち、緑色の濁りが浮かんだ。
「これ、港外で検出した反応と同じよ」
「つまり、汚染液由来か」
「可能性は高い。でも、ただの化学的刺激じゃ説明がつかないの」
リィナは試験管を光にかざしながら、その中の反応を詳細に観察している。緑色の濁りは時間が経つにつれて濃くなり、まるで生きているかのように蠢いていた。
「病原体……か?」
「そう。液体に"何か"が混ざっていたのよ。殺すためじゃなく、広げるためのものが」
その言葉を聞いた瞬間、俺の血が氷のように冷たくなった。港を襲ったのは物理的な攻撃だけじゃなかった――そう思うと、背筋が冷たくなる。もし敵の狙いがこの病を試験的に拡散することだったなら、今回の戦闘はそのための煙幕だったことになる。
狩人との激闘も、港の防衛戦も、すべては敵の真の目的を隠すための陽動作戦だったのかもしれない。俺たちは勇敢に戦ったつもりだったが、実際には敵の手の平で踊らされていただけなのか。
「くそ……まんまとやられたってことか」
「落ち着いて。まだ初期段階よ。今なら対処できる可能性がある」
リィナの冷静な声が、俺の動揺を鎮めてくれた。さすがは経験豊富な薬師だ。どんな状況でも冷静さを保ち、解決策を模索する姿勢は見習うべきものがある。
◆
「ひとまず、発症者を隔離する」
リィナは即座に指示を出し、近くの空き倉庫を臨時診療所にするよう防衛隊に依頼した。彼女の判断は迅速で的確だ。感染症の拡大を防ぐには、早期の隔離が最も重要である。
俺も手伝い、症状のある者たちを人目につかない場所へ案内する。患者たちは皆、宴会の途中で体調不良を訴えていたが、深刻な症状ではないため比較的協力的だった。宴の空気を壊さぬよう、理由は「戦闘疲れによる休養」とだけ伝えた。
空き倉庫は普段は漁具や網を保管している場所だったが、急遽清掃して簡易ベッドを並べた。港町の住民たちも協力してくれ、毛布や枕を持ち寄ってくれている。こういう時の結束力は、この町の大きな財産だ。
「全員、発症時刻を記録しろ。食べたもの、いた場所、接触した相手――全部だ」
彼女の声は冷静で、しかし焦りが滲んでいた。リィナは患者一人一人から詳細な聞き取りを行い、感染経路の特定を急いでいる。医療従事者としての責任感と、この病気への危機感が彼女を駆り立てていた。
俺も患者たちに触診を行い、症状の詳細を把握する。幸い、重篤な患者はまだいない。しかし、全員に共通するのは呼吸器系の軽度な炎症だ。何らかの刺激性物質を吸入または摂取したことは間違いない。
「リィナ、潜伏期間はどのくらいだと思う?」
「症状の進行具合から見て、おそらく数時間から半日程度。かなり短いわね」
潜伏期間の短さは、ある意味で幸いかもしれない。感染から発症までの時間が短ければ、感染源の特定が容易になる。逆に言えば、感染力が強い証拠でもあるが。
◆
診療所の外に出たとき、防衛隊の若い兵が息を切らして駆け込んできた。彼の顔は青ざめ、明らかに緊急事態を知らせる表情だった。
「報告! 北方のレネ港で、似た症状の患者が複数発生!」
その報告を聞いた瞬間、俺とリィナは顔を見合わせた。レネ港はここから海流で二日ほど北に位置する。距離にして約百キロメートルの場所だ。この短期間で同じ症状が出るのは偶然ではない。
「海流……それに敵の船の航路。繋がるな」
「黒羽同盟は、この汚染液を"兵器"として流してる……!」
リィナの拳が震えていた。怒りと恐怖とが混ざった表情で、彼女の医者としての使命感が燃え上がっているのが分かった。多くの無実の人々を危険にさらす行為に対する、純粋な義憤だった。
俺も同じ気持ちだった。剣や槍なら守れるが、目に見えない病はどう守ればいい? 物理的な攻撃には対処法があるが、生物兵器や化学兵器となると話は別だ。医学知識はあるが、それだけでは不十分かもしれない。
「他の港にも連絡を取る必要がある。感染拡大のパターンを把握しないと」
「そうね。でも、もっと重要なのは感染源を突き止めることよ。根本を断たなければ、いくら対症療法をしても追いつかない」
リィナの指摘は的確だった。この病気の治療法を見つけることも重要だが、それ以上に敵の本拠地を特定し、汚染源を根絶する必要がある。
若い兵士がさらに報告を続けた。
「それと……レネ港の患者たちも、海辺で作業をしていた人が多いとのことです」
「やっぱり海水由来の感染ね。となると、沿岸地域全体が危険にさらされてる」
事態は俺たちが想像していたよりもさらに深刻だった。単一の港の問題ではなく、地域全体、ひいては大陸全土に関わる危機になる可能性がある。
◆
夜空には満月が浮かび、広場からはまだ笑い声が聞こえてくる。松明の炎が揺らめき、人々の影が踊っているのが遠くに見えた。だが俺たちは、その光景を遠くから見つめるしかなかった。
宴に参加している人々は、まだ事の重大さを理解していない。それは幸いなことでもあるが、同時に俺たちの肩にかかる責任の重さを実感させられる。
この静かな侵略は、港町だけでなく、大陸全土に広がるかもしれない。敵は巧妙にも、祝祭の喧騒に紛れて毒を撒いたのだ。誰も気づかないうちに、死の種子が各地に運ばれていく。
「……今回の作戦、最初から計算されてたのね。狩人で注意を引いて、その間に汚染液を散布する」
「ああ。俺たちは完全に踊らされた」
悔しさが込み上げてくるが、今は自分たちを責めている場合ではない。過去の失敗を嘆くより、未来への対策を考える方が重要だ。
俺は倉庫の屋根に飛び上がり、港全体を見下ろした。平和な夜景の中に、じわじわと広がる脅威の存在を感じ取る。空からの視点で状況を整理し、次の行動計画を立てる必要がある。
(今度の戦いは……長くなる)
俺は翼を強く握り、次に何をすべきかを考えた。黒羽同盟の本拠地を突き止め、この病を止めなければならない。そして――この港を再び守るために。
風が頬を撫でていく。今夜の風は、いつもより冷たく感じられた。まるで遠くから災いの前触れを運んでくるかのように。しかし同時に、俺の決意を新たにしてくれる風でもあった。
医者として、そして港町の守護者として、俺は絶対に諦めない。たとえ敵が見えない毒であろうとも、必ず治療法を見つけてみせる。そして今度こそ、敵の真の目的を暴き出してやる。
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