【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く

川原源明

文字の大きさ
17 / 91
王都マバダザ

第17話 開頭手術クリッピング

しおりを挟む
 手術の準備を終えて全員にガウンとマスク、キャップを身につけてもらい手術をする部屋へ移動した。

 ユキには棚の上の方に座ってもらいスマホを持たせ、時間が見えるようにした。

 それぞれの配置についた。

 まずはシアを寝かせ、ロナン草で作った麻酔をシアのマスクの上に広げているガーゼに垂らした。

 自発呼吸がなくなり、サラがレサシテーターで人工呼吸をはじめる。

 シアの顔に触れ全身麻酔状態になっているかを確認したところ問題なかった。

「さぁはじめようか」
「あぁ」「はい」「……」

 サラだけは頷いて応えた。

「ライトボール、ライトボール、ライトボール」

 2つの光の玉と熱したヘラの光の塊をだした。

 まずは頭皮を5~6㎝ほど切開していくメスで切断した直後に、光のヘラで切断面を熱して止血していった。その後はクリップでちゃんと止血する。

 さて、ここからだ、ドリルを使う際に内側の膜等を損傷しないように配慮しながら、小さな穴を4カ所あけ穴と穴を結ぶように骨を切断していく。

 4カ所切断したのを確認し、10円玉大の骨を開けた。とりあえずまだ動脈瘤が破裂していなかったが、現状何時破裂してもおかしくない状況だ。

 顕微鏡モードを発動させ、動脈瘤の形状を確認しクリップを挟む箇所を確認し、クリップを挟んだ瞬間、動脈瘤が破裂し中にたまっていた少量の血が流れだした。

 もしかして、数秒でも遅れたら、と思ってしまった。

 出血した血の処理をした後、問題ないか確認し、切り取った頭部の骨を戻し、ザックの手術の際にも使った人工骨を使い穴を少し埋めスキンステープラーを使って縫合した。

「これでおしまいです。皆さんお疲れさまでした」
「これでいいのか?」

 人工呼吸もずっとサラが対応して、ミルとザックは出番がなかった。

「先生助かった?」
「大丈夫です。あとは術後の経過観察して問題なさそうなら退院ですね」

 言ってから思った。病院でもなく、ザック宅だ、退院という単語は正しくないようなと。

「よかった……」

 サラが人工呼吸を止めないまま少しほっとした様子を見せた。

「サラさん、ずっと大変だったでしょ?自分が変わりますよ」
「いい、このまま最後までやる……」

 ユキが抱えているスマホの方に目をやると、既に手術を初めて2時間半経過していた。麻酔時間を考えるとまだ30分ほど呼吸管理をする必要がある。

「まだ、時間かかるけど良いのかな」
「大丈夫……」

 この子は結構頑固なのかな?
 譲りそうになかったので、後片付けをしているとシアの自発呼吸が戻って来たらしく。

「先生の呼吸が……」
「戻ってきた?」
「うん」

 自発呼吸が戻っていることを確認し、人工呼吸に関する器具を外していった。

「サラさん、長時間お疲れさまでした」
「はい……」
「ミルさんらの所にいって少し休んでください」

 サラは頷き部屋を出て行った。

 自分はシアを抱え静養出来る部屋に寝かせ、意識が戻るのを近くの椅子に座りユキと一緒にビーフジャーキーを口にくわえていると、サラが戻ってきた。

「先生は?」
「まだ目を覚ましていないかな?」

 移動する際に確認したがまだ体内に麻酔成分が残っていてもう少しかかりそうだった。

「私にも人の身体の事を教えてほしい……」
「ぇ」

 思ってもいなかったことを聞いた。

「さっきのを見てて自分の身体がどんな状態なのか知りたくなった……」
「あぁなるほど」

 アイテムボックスから、小学生の頃、医者になりたいと目指すようになってから初めて買った人体解剖の本を取り出した。

「これをどうぞ」

 サラの目の前に差し出した。

「貰ってもいいの?」
「いいですよ、書いてある文字は分からないですよね」
「うん……」

 サラに大学ノートとペンを渡した。

「メモするものが必要でしょ?」
「ありがとう」

 その後、近くにある机で各臓器の名称と機能を一つ一つ説明していると、ミルもやってきて一緒に教えることになった。

 ん~この2人と親密になるんじゃなくて、獣人の子と親密になりたいんだけどなと、よこしまな考えが頭をよぎった。

 2人に色々教えていると、自分の膝の上に居たユキが床に降りてシアが寝ているベッドに飛び乗っていた。

「どうしたの?」

 急に行動を起こしたユキに不思議に思った。

「キュ!」
「ん?」

 と思っていると、シアが目を覚ました。

 席を立ちシアの寝ているベッドの横に移動した。

「気づかれました?」
「はい……」

 シアが体を起こそうとしたので。

「あ~そのままで、今日は動かないで安静にしてください」
「わかりました」
「痛みとかは大丈夫ですか?」

 シアは自分の頭に触れていた。

「あ~あんまり強く押したりしないでくださいね、軽く固定してある程度なので」
「わかりました。痛みとかは特にありませんね」
「よかったです。しばらくは後遺症が出ないか等の経過観察って意味でここで過ごしてもらいますが、何か必要な物があれば言ってください」
「わかりました。手術は成功したんですか?」
「えぇ、ひとまずは問題ないはずです、あとは先ほど伝えた後遺症がでるかどうかですかね」
「そうですか、サラ」
「はい」
「子ども達に無事を伝えて頂戴」
「わかりました」

 それだけ言うとサラが部屋を出て行った。
 サラが出て行ったのと入れ違いでザックが入ってきた。

「なんかあったのか?サラが泣いてたぞ」

 あれ?泣いてたのか、教えてた時は泣いたりしていなかった気がしたけど、シアの無事が分って泣いたのかな?

「特に何も無いですよ、しいて言うならシアさんが目を覚ましたくらい?」
「それでか、よっぽど嬉しかったんだろうな、しかし頭を開けても人って生きてられるんだな」

 まぁそうだよね医療が未発達な時代にそんな事すれば死ぬだけって思うよね。

「あなたの首も切ってますからね?」
「そういうことになってたな、痛みも何もないからな何されたか分からん」

 全身麻酔で対応してたらそうなるか?

「ザックも彼の手術を受けたんですか?」
「あぁ、昔話したことがあるだろ?左手に痺れがあると」
「そうですね」
「そいつを治してもらったんだよ、今じゃ痺れもなくいい感じに仕事ができる」
「そうでしたか」

 そういうと、シアは静かに目を閉じた。

「伊東さん」

 シアは目を閉じたまま話しかけてきた。

「はい?」
「これからお伝えすることは、心にとどめておいてください」

 今までとは雰囲気が変わり真剣に話をしているような空気になった。

「はい」
「教会には、聖女派と教皇派と2つの派閥があります」
 
 教会の話?

「はい」
「聖女派は、あなたの様な迷い人に対して協力的ですが、教皇派は恐らくあなたを拉致したり亡き者にしようとするでしょう」

 物騒な話が出てきた……。

「はぁ……」
「これから教会の者があなたに接触して来たらまずは警戒してください、特に異端審問官を名乗る物が現れたら、逃げなさい」
「異端審問官ですか?」
「えぇ、人の身体を切り病を治す術は異端者と言われてもおかしくないものです」

 まぁ確かに、外科的な手術なんて知らぬ者からすれば非人道的と言われるだろうし、現にそう言った事をしてきた先人達が居たからこそ、成り立つ技術だってのも理解している。

「そうですね、このレベルの医術になるまで、たくさんの先人達が人を解剖し人体仕組みを見つけてきたのも事実、知らぬ人達からすれば常軌を逸脱しているのも分かっています。それよりも逃げる場所なんてあるんですか?」
「この大陸の南にあるゼッフェルト帝国と西側にあるロッカンビラシア獣王国の2つ、他の大陸に行けばもっとたくさんありますが」

 獣王国というからには、獣人達の国って事だろうか?

 帝国はな、帝国とついているだけで独裁政権ってイメージしかなくて、イメージがよろしくないんだがな……。

「なぜその2つ国なんですか?」
「2国はユスチナ教の布教が許されておらず、教会の手が及んでいないからです」
「なるほど、分かりました心にとどめておきます」
「そうしてください」

 内科的な治療だけにして、外科的な奴は封印かな?

 内科的な治療だけじゃどうすることも出来ないものも多数あるんだけどな。その時はその時でしかないのかな?

「なぁ誠明よ、わしの手術のお礼としてお前の家を建ててやろうと思うのだが」

 シアの話聞いてた?
 逃げなきゃいけなくなる可能性があるんだけど!?

「ここを離れなきゃならなくなる可能性もあるんですが?」
「ならお前さんのアイテムボックスに入れられるようにすればよいだけだろうに」

 まぁたしかに、日本にもトレーラーハウスとかコンテナハウスとかあったけども……、というかお礼はたんまりもらってるよ?

「お代はたんまりと貰ってると思うんですが?」
「あれっぽっちじゃ気が収まらん、お前さんに治してもらったおかげで上等な武器が作れるからな」

 ん~貰いすぎな気がするんだけどなぁ、いつまでもザックの家に世話になるわけにはいかないか。

「それならお願いしていいですか?」
「あぁ!どういうのが良いのだ?」

 ザックはうれしそうに笑った。
 お礼を受け取ってもらえることがそんなにうれしいのかな?

「一般的な診察が出来たり、あとシアさんにやったような手術が出来るような場所があったりとか」
「平屋でいいか?」

 エレベーターなんてないだろうし、その方が理想的だろう。

「そうですね、規模次第で2階建てでもいいですけど」
「ふむ、ベッドはどれくらいいる?」
「病床数ですか?10位でいいんじゃないですか?」
「そうか、わかった」

 どんな診療所が出来るか楽しみだ。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

最強の異世界やりすぎ旅行記

萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。 そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。 「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」 バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!? 最強が無双する異世界ファンタジー開幕!

異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。

Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。 現世で惨めなサラリーマンをしていた…… そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。 その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。 それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。 目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて…… 現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に…… 特殊な能力が当然のように存在するその世界で…… 自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。 俺は俺の出来ること…… 彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。 だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。 ※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※ ※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

処理中です...