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第2章 ジャイアントツリーの闇 男爵制裁編
第28話 王都帰還と悪いことしたのかな
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王都が見える所で、バイクを降りる
ミーニャは、動かないな……
個人的にバイクの後ろってめっちゃ怖いよね…わかってるよ…
うちも後ろ乗りたくないし
それを体験したことのないであろうスピードで駆け抜けるからさらに恐怖心が…
「ミーニャ大丈夫?もう頭の脱いでいいよ」
「…………」
放心状態だなぁ…とりあえず抱っこして下ろして、相棒を収納…
ミーニャのヘルメットを外すと…あ~涙の跡が…そんなに怖かったか…
車にすればよかったかな?でも狭いしなぁ…
「お~いミーニャ」
頭を撫でて反応するのを待つ…
ネコ科だからあごの下のほうがいいかな?
あごを、こちょこちょこちょ
「ふぁぁ~」
やっと帰ってきた…
「ミーニャ行くよ」
「…ふぇぇ~何でもう王都にいるの…」
「今までさんざん走り抜けたでしょ…ほらいくよ!家に帰るの!」
ミーニャの手を引いて歩き、
王都の検閲の列に並ぶ
「ミーニャって冒険者カードとか身分証明するのはないの?」
「無い…取られたまま…」
ん~大体回収してるから持ってそうな気がするけど…
………ミーニャの所持品をイメージ………あったし!
ヤッバ…他の子の所持品もちっぱだ!そして魚を買い忘れた!
…また早急にジャイアントツリーに行かなきゃじゃん……
まぁ、ジャイアントツリーの冒険者に配達依頼するか…
自分で依頼して自分で依頼を受けてとかできないのかな?
それとも身内に指名依頼とかしてもいいものか?
とりあえず見つけたミーニャの私物を渡す。
「これの事だよね?」
「それだよ~ボクの持ち物~」
「ボク?ミーニャって一人称ボクなの?私って言ってた気がしたけど…」
「あぁごめんなさい、私です」
なんかミーニャが慌てて修正してきた
「ん?使い慣れてる方でいいよ?」
「ボクって言ったら怒らない?」
「なんでそんなんで怒るん」
「殴ったりしない?」
「しないっての、そんな理由で男爵に殴られたとか?」
「うん…」
男爵はとりあえず殴る理由は何でもよかったと思うんだが
個性を奪うのは良くないと思うんよ…
ボクっ子でいいじゃん…
「そんなんで殴る人いないから自分らしくいなよ、もし文句いわれたら、うちにいいな殴ってやるから」
「わかった、茜ちゃんってなんかお姉ちゃんみたいだね」
そりゃ中身26歳だし!
それからはしばらくミーニャの話に華を咲かせた
レイク王国の北部の村出身で、親と塩やわさび・魚の干物など行商の旅の途中で襲われたんだとか…レイク王国は水の多く綺麗な場所なんだとか…
ってかわさびが存在するのか…ほしいなぁ…
練りわさびとか、ちょうど切らしてた時にこっち来たからないんだよね…
いつか、レイク王国行くか…
そんな話をしていると、どうやら自分たちの番が来た、
「ようこそ!王都オーガスタへ、身分証明するものを見せてくれるか?」
ミーニャは商業ギルドのギルドカードを提示した
うちは、冒険者カードを提示した
「ありがとう、ちょっと君たち、そっちの部屋で待っててくれないか?」
うん???
王都内に入ったものは良いけど…門横の建物に誘導された…
ここは…門番たちの詰め所…?
ん???一般の人ってそんなにすぐに通してもらえないのか…
しかも…かなり待たされてる…
「茜ちゃん…ボクたち悪いことしたのかな…?」
「いやしてないでしょ…」
ん~ようやくノックが聞こえた…
そして入ってきたのは…
「すまない待たせたのぉ」
ライト公爵だ…えぇ…
「えっと?なんで、うちらここに通されたんでしょうか…」
「そうだのぉ、まず茜殿に捜索願が出ている、出したのは、ワシだ、そしてもう一つ冒険者カードの偽造疑惑だ」
「えぇ…昨日の今日じゃないですか!ユリアに3日以内に戻るって書おきしたし!それに!カードはほら!本物!OK!?」
「ふむ…なるほどな、偽造疑惑がかかるわけだ…」
カードのナンバー部分を見てる?
「えぇ…なんでぇ」
「それはな、これがジャイアントツリーの冒険者ギルドで昨日登録されたものだからだ」
「そうだよ、昨日作ったし!あっ」
そうか、2週間くらいかかる道のりを1日もかからないで来てるから、あり得ないのか!
ちゃんと仕事してんじゃん!王都の警備隊!感心感心!
「ぇ~移動に1日もいらないんだけど…ねぇミーニャ…」
ミーニャはひたすら頷いてる…
「どれくらいで移動できる?」
「ん6時間そこらでつくよ」
「………そこのお嬢さんが頷いてるしのぉ恐らくは本当なんだろう…男爵の件か?」
「もちろん!この子も男爵の被害者、そうだ、せっかくだしお土産あげるよ」
ミーニャを見ながら答え、アイテムボックスから男爵宅で、押収した証拠書類
「これは…男爵のとこで見つけたのか?」
「うんむ~ほら、帝国との内通書類もあるよ、これで違法の奴隷商潰せるでしょ、ついでに犯罪者ギルドも行けるでしょ」
「そうだな、男爵は殺したのか?」
「まさか、被害者と同じ目にあってもらってるだけだよ」
「…あの娘さんは、死にそうだったと思うんだが…」
「不死の呪いをかけてあげました。意識も発狂することも出来ずに、ずっと痛みと戦い、自分に痛みつけられる幻を延々と見せてあげています」
「…なるほど…それが茜殿の判断か…そちらの方が処刑されるよりつらいだろうなぁ」
「もうエリックは出発した後なの?」
「今朝がた出発したはずだが途中ですれ違わなかったのか?」
…気づかなかったな…
「気づかなかったかも、ねぇ公爵帰りたいんだけど…」
「そうだな、ユリアが待っているから帰ってやるといい」
「OK,んじゃまたね~ミーニャいくよ!」
ユリアたちの待つ家に帰らなきゃ…
…お土産ないなぁ…ガッザラとかアメリアは、回収した鎧とかでもよさそうだけど…
どうしよう…
ミーニャは、動かないな……
個人的にバイクの後ろってめっちゃ怖いよね…わかってるよ…
うちも後ろ乗りたくないし
それを体験したことのないであろうスピードで駆け抜けるからさらに恐怖心が…
「ミーニャ大丈夫?もう頭の脱いでいいよ」
「…………」
放心状態だなぁ…とりあえず抱っこして下ろして、相棒を収納…
ミーニャのヘルメットを外すと…あ~涙の跡が…そんなに怖かったか…
車にすればよかったかな?でも狭いしなぁ…
「お~いミーニャ」
頭を撫でて反応するのを待つ…
ネコ科だからあごの下のほうがいいかな?
あごを、こちょこちょこちょ
「ふぁぁ~」
やっと帰ってきた…
「ミーニャ行くよ」
「…ふぇぇ~何でもう王都にいるの…」
「今までさんざん走り抜けたでしょ…ほらいくよ!家に帰るの!」
ミーニャの手を引いて歩き、
王都の検閲の列に並ぶ
「ミーニャって冒険者カードとか身分証明するのはないの?」
「無い…取られたまま…」
ん~大体回収してるから持ってそうな気がするけど…
………ミーニャの所持品をイメージ………あったし!
ヤッバ…他の子の所持品もちっぱだ!そして魚を買い忘れた!
…また早急にジャイアントツリーに行かなきゃじゃん……
まぁ、ジャイアントツリーの冒険者に配達依頼するか…
自分で依頼して自分で依頼を受けてとかできないのかな?
それとも身内に指名依頼とかしてもいいものか?
とりあえず見つけたミーニャの私物を渡す。
「これの事だよね?」
「それだよ~ボクの持ち物~」
「ボク?ミーニャって一人称ボクなの?私って言ってた気がしたけど…」
「あぁごめんなさい、私です」
なんかミーニャが慌てて修正してきた
「ん?使い慣れてる方でいいよ?」
「ボクって言ったら怒らない?」
「なんでそんなんで怒るん」
「殴ったりしない?」
「しないっての、そんな理由で男爵に殴られたとか?」
「うん…」
男爵はとりあえず殴る理由は何でもよかったと思うんだが
個性を奪うのは良くないと思うんよ…
ボクっ子でいいじゃん…
「そんなんで殴る人いないから自分らしくいなよ、もし文句いわれたら、うちにいいな殴ってやるから」
「わかった、茜ちゃんってなんかお姉ちゃんみたいだね」
そりゃ中身26歳だし!
それからはしばらくミーニャの話に華を咲かせた
レイク王国の北部の村出身で、親と塩やわさび・魚の干物など行商の旅の途中で襲われたんだとか…レイク王国は水の多く綺麗な場所なんだとか…
ってかわさびが存在するのか…ほしいなぁ…
練りわさびとか、ちょうど切らしてた時にこっち来たからないんだよね…
いつか、レイク王国行くか…
そんな話をしていると、どうやら自分たちの番が来た、
「ようこそ!王都オーガスタへ、身分証明するものを見せてくれるか?」
ミーニャは商業ギルドのギルドカードを提示した
うちは、冒険者カードを提示した
「ありがとう、ちょっと君たち、そっちの部屋で待っててくれないか?」
うん???
王都内に入ったものは良いけど…門横の建物に誘導された…
ここは…門番たちの詰め所…?
ん???一般の人ってそんなにすぐに通してもらえないのか…
しかも…かなり待たされてる…
「茜ちゃん…ボクたち悪いことしたのかな…?」
「いやしてないでしょ…」
ん~ようやくノックが聞こえた…
そして入ってきたのは…
「すまない待たせたのぉ」
ライト公爵だ…えぇ…
「えっと?なんで、うちらここに通されたんでしょうか…」
「そうだのぉ、まず茜殿に捜索願が出ている、出したのは、ワシだ、そしてもう一つ冒険者カードの偽造疑惑だ」
「えぇ…昨日の今日じゃないですか!ユリアに3日以内に戻るって書おきしたし!それに!カードはほら!本物!OK!?」
「ふむ…なるほどな、偽造疑惑がかかるわけだ…」
カードのナンバー部分を見てる?
「えぇ…なんでぇ」
「それはな、これがジャイアントツリーの冒険者ギルドで昨日登録されたものだからだ」
「そうだよ、昨日作ったし!あっ」
そうか、2週間くらいかかる道のりを1日もかからないで来てるから、あり得ないのか!
ちゃんと仕事してんじゃん!王都の警備隊!感心感心!
「ぇ~移動に1日もいらないんだけど…ねぇミーニャ…」
ミーニャはひたすら頷いてる…
「どれくらいで移動できる?」
「ん6時間そこらでつくよ」
「………そこのお嬢さんが頷いてるしのぉ恐らくは本当なんだろう…男爵の件か?」
「もちろん!この子も男爵の被害者、そうだ、せっかくだしお土産あげるよ」
ミーニャを見ながら答え、アイテムボックスから男爵宅で、押収した証拠書類
「これは…男爵のとこで見つけたのか?」
「うんむ~ほら、帝国との内通書類もあるよ、これで違法の奴隷商潰せるでしょ、ついでに犯罪者ギルドも行けるでしょ」
「そうだな、男爵は殺したのか?」
「まさか、被害者と同じ目にあってもらってるだけだよ」
「…あの娘さんは、死にそうだったと思うんだが…」
「不死の呪いをかけてあげました。意識も発狂することも出来ずに、ずっと痛みと戦い、自分に痛みつけられる幻を延々と見せてあげています」
「…なるほど…それが茜殿の判断か…そちらの方が処刑されるよりつらいだろうなぁ」
「もうエリックは出発した後なの?」
「今朝がた出発したはずだが途中ですれ違わなかったのか?」
…気づかなかったな…
「気づかなかったかも、ねぇ公爵帰りたいんだけど…」
「そうだな、ユリアが待っているから帰ってやるといい」
「OK,んじゃまたね~ミーニャいくよ!」
ユリアたちの待つ家に帰らなきゃ…
…お土産ないなぁ…ガッザラとかアメリアは、回収した鎧とかでもよさそうだけど…
どうしよう…
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