【完結】元ヤンナース異世界生活

川原源明

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第3章 学園 召喚の儀編

第42話 コレットと夕食と召喚の儀いついて

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べしょべしょ帰宅した後
夕食は、コレットのお宅でいただく日だ…
仕方ないので一度シャワーを浴びて改めて身支度…
ちょっと遅れたが、コレットたちとの夕食タイム
食卓の話題は、今日の未確認飛行物体の件と明日の召喚の儀の話だ、
コレットから

「今日の夕方、この近くで空飛ぶ黒い物体が目撃されてるんだけど何か知らない?」

ミクは、じーっとこっちを見るわけですよ…コレットもこっちを見るわけですよ…

「茜ちゃんは何か知ってるの?」
「いや~?なにも?そもそも飛べる手段って現状無いですよね…?」
「そうね、今のところはないわね、魔法研究部の課題の一つが飛行魔法ってなってるけど、いまだ結果が出た話を聞いてないわね…」

そもそも思うんですよ、科学が発展していない状態で飛行魔法が実現可能なのかと!
浮力・揚力・推力だっけ?なんか4つくらいあった気がするけども…
うちもその辺理解してないから不完全飛行になってる思ってるし!

「まぁ幻でも見たんじゃないですかね?」
「そうなのかしら、南のスラムの城壁に激突したってことと、子どもが出てきた事、数刻後にその子どもがスラムに現れ、捕らえようとした人達が殺されたらしいわ」

………なんか確信もって、この話題ふってません?
犯人はあなたでしょ?って言われてる気がするんだけども…
情報早くない?スラム街で殺したのってほんのちょっと前の話だけども…

「怖いですね…なんかの怪奇現象ですかね…」
「それはないと思うんだけどねぇ…茜ちゃんは夕方どこに行ってたの?」

ミクは、まだじーっとこっちを見るわけですよ…

「あぁうちですか?ザッガラの鍛冶屋にいってたんですよ~ちょっと武器の試作を頼んでたので…」

うちには、アリバイがある!

「あぁ名工さんが復帰されたんですってね」
「そそ、うちの客人なんですよ~、んで、その刀を受け取りにいってたんですよ」
「そうなのね、どんなのか見せてもらってもいい?」

アイテムボックスから未使用新品の刀身を取り出して

「どうぞどうぞ、これです」
「刃の紋様が綺麗ね、柄と鞘とかはないの?」
「まだ試作なんでつくってないんじゃないですかねぇ」
「なるほどね」
「なんか、ミクがこっち見てますけど、うちじゃないですよ?」
「そう、そういうことにしておきましょうか」

やっぱり確信もってるじゃん!

「なんでそんな話をしたんですか?」
「思い当たりそうな人が一人いるからかな?」
「ソーデスカ…ところで先輩は、召喚の儀で契約できたんですか?」
「明日だものね気になるよね、私にはいるよ」
「どんなんなんです?」
「ないしょ、そのうち教えてあげるよ」

内緒って…なんか明かしたくないタイプなのかな…?

「そうですか、召喚の儀ってどこで何するんですか?」
「そうですね、闘技場でやるんですよ。今頃学園長が召喚陣を闘技場に設置してるとおもいますよ」
「闘技場なんですか?」
「結構大きなものが召喚されることもありますしね」

そういえば、過去にドラゴンとか言ってたな…

「その陣の中で突っ立ってなにかするんですか?」
「そうですね、召喚できる方々で共通するのは、唱える呪文と言えばいいのでしょうか?唱える内容が頭に過るそうですよ、私もそうでしたし」

そうじゃない人は適当に言ってるのかな…
ちょっと見て見たい

「闘技場でやるって事は誰でも見学できるんですか?」
「できますよ、召喚の儀の期間は、授業ありませんからねぇ上級生は見守る人が多いと思いますよ」

失敗も見世物にされる!やりたくないわぁ…

「茜ちゃんは、新入生TOPだから一番最後ね」
「そうなの?」
「そうだよ、言い方が悪いんだけど、成績が下位の子からやっていく感じね」

1日目2日目っていなくてもいい気がしてきた!

「んじゃ3日目だけ居ればいい!?」
「ダメよ、1年生は全員3日間参加だから、もしサボりたいなら学園長にきいてみたら?」

学園長次第か…明日にでも聞いてみよ…
サボりたいわけじゃないんです。有意義な時間をおくりたいんです…
そんな事を話しながら夕食を終えた


さてミクとの組手時間か、ナンシーもくるんかな?
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