【R18】異世界転移したら老紳士のお世話になることになりまして

チーズたると

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 乃亜は腰を引いて快感から逃れようとしたものの、それを許さんとばかりにヴィクトールが迫ってきて、さらに奥を虐めてくる。

 刺激に乃亜の背は仰け反り、腰はびくびくと大きく跳ねた。

「やぁああッ! 奥だめぇ! またイッちゃうからぁ……!」

「そんなにここが好きか」

 腰を引いた彼が、乃亜の深奥をやや強く突き上げる。

 その刹那、乃亜は声もあげられずに絶頂に至った。

 それはこれまでよりも小さな絶頂であったけれども、それでも胸をも同時に苛まれている現状では、鮮烈な快感であることに変わりはない。

 が、乃亜が果ててもなお、ヴィクトールの律動は止まらなかった。

 彼は、達して敏感になった秘部の奥を、熱の塊で何度も何度も突き上げる。

 乃亜は、目の前に火花が散る幻覚を見た気がした。

「ひっ、ァああっ! まって、ヴィクトールさんまって! もうイッた、イきましたからぁ!」

 最奥を貫かれるたびに、軽い絶頂が幾度も乃亜に襲い掛かる。

 うまく呼吸が出来なくなった乃亜は、相手に制止を訴えて髪を振り乱した。もはや、言葉を話すことさえ困難であった。

 ようやく乃亜の状態に感付いたらしいヴィクトールが、動きを止める。

「……なんだ。お前、果て続けているのか?」

 息も絶え絶えになりながら、乃亜は重い体をなんとか動かして首肯した。浅く頷く動作さえもが億劫だった。

 しかし、彼が許してくれることはない。

「すまんが、もう少し耐えてもらうぞ。まだ儂が果てとらん」

 言うと、彼は突然、乃亜を抱き起こした。

 乃亜の背に腕をまわして抱いたまま上体を後ろに倒したヴィクトールは、ベッドに背中から沈む。乃亜に覆いかぶさる体勢から、シーツに横たわる体勢へと移行したのだ。

 故に、乃亜は彼に挿入されたままの状態で、ヴィクトールに馬乗りになることとなる。

 彼が体勢を変えた拍子に内部がこすられ、馬乗りになることで怒張が先程以上に深く沈んだ。

 自分の体重がますます昂りを奥まで受け入れることとなり、乃亜は刺激に喉を反らせる。

「あぁァんっ!」

 熱の塊が、信じられないほどの深みにまで到達している。

 それだけで、乃亜の手足は軽く震えた。

 頭が奥まで甘く痺れて、胸の突起がじんじんと疼く。

 それらを受け止めるだけで乃亜は精一杯だというのに、ヴィクトールは乃亜の腰を両手で掴んで固定すると、あろうことか、そのまま激しく突き上げてきた。

「アぁああアアッ!」

 目の奥で電気が弾けるふうな、暴力的なまでの快感。

 体全部が、この快感に支配されているのが嫌というほどわかった。

 なにかを考える余裕など、あるわけもない。

 乃亜はただ、この愉楽の激流に翻弄されるのみである。

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