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第2章 藍の眼と月詠の探偵
第24話 揺らぐ心、寄り添う心
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その夜、藍良と千景は慈玄の十八番料理、肉じゃがを心ゆくまで味わった。千景は(死神だから当たり前といっちゃ当たり前だが)初めて肉じゃがを食べたらしく、感嘆の息を漏らしていた。その驚きが新鮮で、藍良は思わず微笑んだ。慈玄が作る肉じゃがは、娘の藍良から見ても絶品なのだ。
賑やかな食卓でのひとときはあっという間に過ぎ、今藍良と千景は並んで食器を洗っている。座卓の端には、小皿に盛られた肉じゃががちょこんと置かれていた。これはタマオの晩御飯。先日のだし巻き卵といい、どうやらタマオは和食が好きらしい。この肉じゃがも、喜んで食べてくれるはず。そんなことを思いながら、藍良は手を動かし続けていた。
「藍良……大丈夫?」
「なにが?」
唐突な問いに、藍良は目を丸くする。
「夕方の録音。ユエと言い争ってたよね。気にしてるんじゃないかと思って」
その言葉に藍良は小さく息を呑んだ。
正直、気にしていないといえば噓になる。
ユエが手にかけたのは、自らの母親を虐待していた教員、そしてクラスでいじめを繰り返した竜崎──。ユエは彼らを殺めた自分自身を「裁きの執行人」と言い放ったのだ。
藍良は迷いながらも、千景に胸の内を打ち明けることに決めた。
「……正直ね、学校のいじめっ子が死んでほっとしてる人もいると思うの。でも、お葬式では彼女のお母さんがずっと棺にすがりついて泣いてて……その姿を見たら、どうしても昔のことを思い出しちゃって。お母さんが死んだときのこと」
藍良はふと振り返る。
視線の先──座卓の奥に置かれた遺影には、今も変わらず穏やかに微笑む母・梓の姿があった。
「わたし、偽善者なのかな」
「え?」
「今思うの。ユエは自分を“裁きの執行人”って言ってた。いじめられっ子たちからしたらその通りかもしれない。わたしはいじめも止められなかったのに、ユエはその……結果的にいじめを止めたわけだし。いじめられてた子から見たら、わたしは偽善者なんだろうなって」
藍良の脳裏に浮かんだのは、竜崎にいじめられていた女子生徒、田中だった。彼女は優等生だったが、竜崎に弱みを握られ、現金を脅し取られていた。偶然その現場を目にした藍良は竜崎を止めたが、田中はそんな藍良の手を振り払い、逃げるように去ってしまった。
だが、田中は竜崎が死んでから少しずつ明るさを取り戻した。今では、クラスメイトと笑い合う姿さえ見られる。彼女にとって竜崎のいた学校生活は地獄の日々だっただろう。藍良が救えたのは、ほんの一瞬の危機に過ぎない。本当の意味で彼女を地獄から解放したのは藍良ではなく、ユエなのだ。
そんなユエと交わした言葉は、藍良の胸を縛り付けていた。
嫌な空気になるのが嫌で、藍良は無理に笑みを浮かべながら食器を洗い続ける。水に濡れた器をそっと千景に差し出すが、彼は受け取らず、真剣な眼差しを藍良に向けた。
「惑わされないで」
予想外の返しに、藍良はきょとんと目を瞬かせる。
「ユエは、裁きの執行人なんかじゃない」
視線を揺らす藍良。千景は少し間を置いて、低い声のまま言葉を続けた。
「さっきも言ったでしょ?ユエはクラスの男子──誰かに化けてるって」
「……うん」
「ユエがこの学園に現れたのは半年前。つまり、半年前に“成り代わる相手”を見つけたってことだよ」
藍良は息を呑んだ。
「まさか……じゃあ、本物の生徒は!?」
千景は口にすることなく、静かに唇を結んだ。その沈黙が恐ろしい事実を物語っていた。ユエは男子生徒に成り代わるために、その“本物”を殺したのだ。
「綺麗事を並べたところで、ユエはただの人殺しだ。ユエの目的は誰かを救うためじゃない。自分の歪んだ目的を果たすために、邪気を持つ人間を殺してる。そして、隠れるために利用できそうな人間も……。それを忘れないで」
千景は小さく息を吐き、柔らかな微笑みを添えて続ける。
「たしかに、学園のみんながユエのことを知れば、“裁きの執行人”って思う人もいると思う。いじめられてた子ならなおさら、心の底から『殺してくれてありがとう』って思うかもしれない。その子にとって、殺された子はそれだけのことをした。それもひとつの事実だと思う」
藍良は、千景から目を逸らせずにいた。彼女が持っていた茶碗は静かに洗い場に下ろされる。
「けど、ひとりの感情が突っ走って、人を裁いたり殺めたりするのは、危ういことだと思う。みんなが感情的に“裁きの執行人”を名乗って、ユエのように行動したら?自分の裁量で誰かを“悪”だと決めつけて、好き勝手に殺していく。そんな世の中になったら?」
「……めちゃくちゃになっちゃうね」
「だからこそ、この世界には“法律”があるんじゃないのかな」
ハッと目を見開く藍良。そんな彼女を見て、千景は優しく微笑んだ。
「……藍良は、たしか大学で法律の勉強がしたいんだよね」
藍良は頷きながらも、迷うような表情を浮かべる。
「でも、法律だけじゃ救えない……裁けないこともあるよね」
「そうだね」
数秒の短い沈黙のあと、千景が静かに口を開く。
「法律で裁けないときは、心の中にある自分の感情や倫理観に沿って生きるしかない。藍良は、それができてると思うよ」
「……どういう意味?」
「例の録音。藍良は何の躊躇いもなく、ユエに怒ってたじゃない。あれが藍良の感情。藍良の倫理観だよ」
藍良は思い返す。そういえば、あのときの自分に迷いはなかった。心の叫びが、そのまま怒りとなって飛び出したのだ。
「藍良は偽善者なんかじゃない。いじめられてた子の気持ちも、いじめっ子のお母さんの気持ちもちゃんと考えることができる。だからそうやって、悩むことができる。自分の気持ちを、もっと大切にしてね」
藍良はゆっくり頷き、千景に微笑みを返した。
「ありがとう、千景」
二人は小さく笑い合い、また並んで食器を洗い始めた。しばらくの静けさのあと、千景がふと声を落として問いかける。
「藍良は聞かないんだね」
「え?」
「どうして僕が、藍良をずっと前から知ってたのか」
ドキリと胸が跳ねる。
ここで聞けば、すべてがわかるかもしれない──。一瞬そんな思いに駆られたが、そっと口をつぐんだ。
「聞かない方がいい気がして」
千景の眉が、わずかに寄る。
「千景はわたしに、思い出して欲しいのかなって思ったから。頑張ってみるよ。千景のこと、思い出せるように」
この言葉に、千景の頬はみるみる赤くなる。
そして一歩、藍良に歩み寄ると──。
「……抱きしめていい?」
…………。
ズコーー!!
大分慣れてはきたが、千景のラブラブ砲は唐突に始まる。
藍良は思わずプッと吹き出すと、彼の頬を優しく「ぺちん」と叩いた。
「調子に乗らないの」
藍良はにっと笑い、再び食器を洗い始める。そして、そっと彼に差し出した。
「ホレ、さっさと拭く」
千景は小さく笑い、食器を受け取ると丁寧に水を拭きとっていく。
それからしばらく、藍良と千景は言葉を交わすことなく、ただ並んで食器を洗い続けた。沈黙は不思議と重くなく、台所に響く水音が、静かな夜の調べのように二人を包み込んでいた。
☽ ☽ ☽
夜中、藍良はむくりとベッドから抜け出した。机の横に置かれた白い袋に手を伸ばすと、「カシャン」と乾いた音が響く。中から現れたのは、割れたままの「虚映ノ鏡」。
途端に、あの瞬間が蘇る。
割れた鏡を見たときの千景の横顔。ほんの一瞬曇った瞳には、切なさと哀しさが宿っていて、それが目に焼き付いて離れなかった。
藍良は部屋の灯りを点けると、軍手をはめ、袋から破片をひとつずつ取り出した。小さな破片をピンセットで丁寧に掴み、机に並べていく。そして引き出しから接着剤を取り出し、パズルを組むように鏡の形へと戻していく。
百を超える破片。
ひとつ、またひとつと収まるたび、鏡は淡くいびつな光を放つ。
──何しているんだろう。こんなことしたって、鏡の力が戻るわけじゃないのに。
そう思いながらも、藍良の手は止まることはなかった。
最後の破片が収まったとき、時計の針は深夜三時をまわっていた。藍良は大きく伸びをして、ふうっと息をつく。そして虚映ノ鏡をそっと手に取り、まじまじと見つめた。
そこに映っていたのは、藍良自身。
虚映ノ鏡は「神気を宿す存在を映さない」鏡。
神気を宿す自分が映っているということは、鏡の力がなくなった証拠、か。
藍良は心でそう呟くと、もう一度ため息をついた。目をこすり、灯りを消すとベッドへ迷わずダイブする。数秒も経たないうちに、彼女の静かな寝息が部屋に響いた。
このとき、藍良は気付いていなかった。自分がはめ込んだ虚映ノ鏡の破片──。
その中の、ほんの小さなひと欠片だけが、神気を宿す藍良の姿を映していなかったことを。
賑やかな食卓でのひとときはあっという間に過ぎ、今藍良と千景は並んで食器を洗っている。座卓の端には、小皿に盛られた肉じゃががちょこんと置かれていた。これはタマオの晩御飯。先日のだし巻き卵といい、どうやらタマオは和食が好きらしい。この肉じゃがも、喜んで食べてくれるはず。そんなことを思いながら、藍良は手を動かし続けていた。
「藍良……大丈夫?」
「なにが?」
唐突な問いに、藍良は目を丸くする。
「夕方の録音。ユエと言い争ってたよね。気にしてるんじゃないかと思って」
その言葉に藍良は小さく息を呑んだ。
正直、気にしていないといえば噓になる。
ユエが手にかけたのは、自らの母親を虐待していた教員、そしてクラスでいじめを繰り返した竜崎──。ユエは彼らを殺めた自分自身を「裁きの執行人」と言い放ったのだ。
藍良は迷いながらも、千景に胸の内を打ち明けることに決めた。
「……正直ね、学校のいじめっ子が死んでほっとしてる人もいると思うの。でも、お葬式では彼女のお母さんがずっと棺にすがりついて泣いてて……その姿を見たら、どうしても昔のことを思い出しちゃって。お母さんが死んだときのこと」
藍良はふと振り返る。
視線の先──座卓の奥に置かれた遺影には、今も変わらず穏やかに微笑む母・梓の姿があった。
「わたし、偽善者なのかな」
「え?」
「今思うの。ユエは自分を“裁きの執行人”って言ってた。いじめられっ子たちからしたらその通りかもしれない。わたしはいじめも止められなかったのに、ユエはその……結果的にいじめを止めたわけだし。いじめられてた子から見たら、わたしは偽善者なんだろうなって」
藍良の脳裏に浮かんだのは、竜崎にいじめられていた女子生徒、田中だった。彼女は優等生だったが、竜崎に弱みを握られ、現金を脅し取られていた。偶然その現場を目にした藍良は竜崎を止めたが、田中はそんな藍良の手を振り払い、逃げるように去ってしまった。
だが、田中は竜崎が死んでから少しずつ明るさを取り戻した。今では、クラスメイトと笑い合う姿さえ見られる。彼女にとって竜崎のいた学校生活は地獄の日々だっただろう。藍良が救えたのは、ほんの一瞬の危機に過ぎない。本当の意味で彼女を地獄から解放したのは藍良ではなく、ユエなのだ。
そんなユエと交わした言葉は、藍良の胸を縛り付けていた。
嫌な空気になるのが嫌で、藍良は無理に笑みを浮かべながら食器を洗い続ける。水に濡れた器をそっと千景に差し出すが、彼は受け取らず、真剣な眼差しを藍良に向けた。
「惑わされないで」
予想外の返しに、藍良はきょとんと目を瞬かせる。
「ユエは、裁きの執行人なんかじゃない」
視線を揺らす藍良。千景は少し間を置いて、低い声のまま言葉を続けた。
「さっきも言ったでしょ?ユエはクラスの男子──誰かに化けてるって」
「……うん」
「ユエがこの学園に現れたのは半年前。つまり、半年前に“成り代わる相手”を見つけたってことだよ」
藍良は息を呑んだ。
「まさか……じゃあ、本物の生徒は!?」
千景は口にすることなく、静かに唇を結んだ。その沈黙が恐ろしい事実を物語っていた。ユエは男子生徒に成り代わるために、その“本物”を殺したのだ。
「綺麗事を並べたところで、ユエはただの人殺しだ。ユエの目的は誰かを救うためじゃない。自分の歪んだ目的を果たすために、邪気を持つ人間を殺してる。そして、隠れるために利用できそうな人間も……。それを忘れないで」
千景は小さく息を吐き、柔らかな微笑みを添えて続ける。
「たしかに、学園のみんながユエのことを知れば、“裁きの執行人”って思う人もいると思う。いじめられてた子ならなおさら、心の底から『殺してくれてありがとう』って思うかもしれない。その子にとって、殺された子はそれだけのことをした。それもひとつの事実だと思う」
藍良は、千景から目を逸らせずにいた。彼女が持っていた茶碗は静かに洗い場に下ろされる。
「けど、ひとりの感情が突っ走って、人を裁いたり殺めたりするのは、危ういことだと思う。みんなが感情的に“裁きの執行人”を名乗って、ユエのように行動したら?自分の裁量で誰かを“悪”だと決めつけて、好き勝手に殺していく。そんな世の中になったら?」
「……めちゃくちゃになっちゃうね」
「だからこそ、この世界には“法律”があるんじゃないのかな」
ハッと目を見開く藍良。そんな彼女を見て、千景は優しく微笑んだ。
「……藍良は、たしか大学で法律の勉強がしたいんだよね」
藍良は頷きながらも、迷うような表情を浮かべる。
「でも、法律だけじゃ救えない……裁けないこともあるよね」
「そうだね」
数秒の短い沈黙のあと、千景が静かに口を開く。
「法律で裁けないときは、心の中にある自分の感情や倫理観に沿って生きるしかない。藍良は、それができてると思うよ」
「……どういう意味?」
「例の録音。藍良は何の躊躇いもなく、ユエに怒ってたじゃない。あれが藍良の感情。藍良の倫理観だよ」
藍良は思い返す。そういえば、あのときの自分に迷いはなかった。心の叫びが、そのまま怒りとなって飛び出したのだ。
「藍良は偽善者なんかじゃない。いじめられてた子の気持ちも、いじめっ子のお母さんの気持ちもちゃんと考えることができる。だからそうやって、悩むことができる。自分の気持ちを、もっと大切にしてね」
藍良はゆっくり頷き、千景に微笑みを返した。
「ありがとう、千景」
二人は小さく笑い合い、また並んで食器を洗い始めた。しばらくの静けさのあと、千景がふと声を落として問いかける。
「藍良は聞かないんだね」
「え?」
「どうして僕が、藍良をずっと前から知ってたのか」
ドキリと胸が跳ねる。
ここで聞けば、すべてがわかるかもしれない──。一瞬そんな思いに駆られたが、そっと口をつぐんだ。
「聞かない方がいい気がして」
千景の眉が、わずかに寄る。
「千景はわたしに、思い出して欲しいのかなって思ったから。頑張ってみるよ。千景のこと、思い出せるように」
この言葉に、千景の頬はみるみる赤くなる。
そして一歩、藍良に歩み寄ると──。
「……抱きしめていい?」
…………。
ズコーー!!
大分慣れてはきたが、千景のラブラブ砲は唐突に始まる。
藍良は思わずプッと吹き出すと、彼の頬を優しく「ぺちん」と叩いた。
「調子に乗らないの」
藍良はにっと笑い、再び食器を洗い始める。そして、そっと彼に差し出した。
「ホレ、さっさと拭く」
千景は小さく笑い、食器を受け取ると丁寧に水を拭きとっていく。
それからしばらく、藍良と千景は言葉を交わすことなく、ただ並んで食器を洗い続けた。沈黙は不思議と重くなく、台所に響く水音が、静かな夜の調べのように二人を包み込んでいた。
☽ ☽ ☽
夜中、藍良はむくりとベッドから抜け出した。机の横に置かれた白い袋に手を伸ばすと、「カシャン」と乾いた音が響く。中から現れたのは、割れたままの「虚映ノ鏡」。
途端に、あの瞬間が蘇る。
割れた鏡を見たときの千景の横顔。ほんの一瞬曇った瞳には、切なさと哀しさが宿っていて、それが目に焼き付いて離れなかった。
藍良は部屋の灯りを点けると、軍手をはめ、袋から破片をひとつずつ取り出した。小さな破片をピンセットで丁寧に掴み、机に並べていく。そして引き出しから接着剤を取り出し、パズルを組むように鏡の形へと戻していく。
百を超える破片。
ひとつ、またひとつと収まるたび、鏡は淡くいびつな光を放つ。
──何しているんだろう。こんなことしたって、鏡の力が戻るわけじゃないのに。
そう思いながらも、藍良の手は止まることはなかった。
最後の破片が収まったとき、時計の針は深夜三時をまわっていた。藍良は大きく伸びをして、ふうっと息をつく。そして虚映ノ鏡をそっと手に取り、まじまじと見つめた。
そこに映っていたのは、藍良自身。
虚映ノ鏡は「神気を宿す存在を映さない」鏡。
神気を宿す自分が映っているということは、鏡の力がなくなった証拠、か。
藍良は心でそう呟くと、もう一度ため息をついた。目をこすり、灯りを消すとベッドへ迷わずダイブする。数秒も経たないうちに、彼女の静かな寝息が部屋に響いた。
このとき、藍良は気付いていなかった。自分がはめ込んだ虚映ノ鏡の破片──。
その中の、ほんの小さなひと欠片だけが、神気を宿す藍良の姿を映していなかったことを。
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