5 / 90
第1章 黒標対象と死神審問官
第4話 夜の来訪者
しおりを挟む
翌日の昼休み。
屋上のフェンス際で、藍良はぐったりとうなだれていた。
「……消えたい」
その隣で、咲が紙パックのリンゴジュースをちゅうっと吸う。
「大丈夫?まだ引きずってる?」
「もう最悪。昨日の借り物競争以来、クラス中の女子に詰め寄られるし、『付き合ってるんでしょ?』『どういう関係?』って変な噂まで立てられて」
「いやー白月くん、もはやモテ王子だもんね~。でもしょうがないって。あんな形で告られちゃったら、そりゃあ噂も立つでしょ」
藍良は顔を伏せたまま、呟く。
「そんなんじゃないから」
「でもさ、あのときの千景くん。カード見た瞬間、真っ先に藍良のとこ来たじゃん?しかもちょっと照れてたし。……もしかして一目惚れ、とかしちゃったんじゃないの!?」
キャッキャッと楽しそうにはしゃぐ咲。
そんな彼女を、藍良は無表情でジトーっと見つめた。藍良の心情を察したのか、咲は小さく咳払いをして押し黙る。そしてふと、フェンス向こうに目をやった。
「あっ。噂をすれば」
藍良もつられて顔を上げる。
そこには、校庭の隅で数人の女子たちに囲まれる千景の姿があった。その様子はどことなく困惑しているように見える。
「すご……。完全に囲まれてるじゃん」
藍良は無言でそれを見つめたあと、小さく首を傾げた。
すると次の瞬間、千景が顔を上げた。バッチリ目が合う、藍良と千景。
千景は柔らかく微笑むとそっと会釈をした。
だが、藍良はすぐに目を逸らし、そのまま背を向ける。そして、彼から隠れるように小さくしゃがみ込んだのだった。
☽ ☽ ☽
夜十八時。
藍良が寺の玄関を開けると、出汁のいい香りが漂っていた。途端に顔を明るくし、藍良は小走りで台所へと向かう。
そこにいたのは父・慈玄。エプロン姿で、器に料理を持っているところだった。
「お、ちょうどいいところに帰ってきたな」
「なになに!めっちゃおいしそう!」
「最近は藍良に任せっぱなしだったから。今日は父さんが頑張った」
「すごいじゃん、品数も多いし!」
「前におかずが少ないって文句言ったの、父さんはちゃんと覚えてるぞ。今日は絶対言わせない」
そう言ってふふんと笑う慈玄。藍良はそんな慈玄を見て、声を出して笑った。
それから十分後、食卓には湯気の立つ味噌汁に焼き魚、出汁巻き卵にお漬物──素朴だが、丁寧な料理がずらりと並ぶ。
「それじゃあ、せーの」
「いただきます」
藍良はまず、味噌汁をひとくち。
昆布出汁のやさしい味が、じんわりと舌に広がる。
「……ん~おいしい!」
藍良のひと言に、慈玄はにっこりと笑う。
それから藍良は箸を止めることなく、パクパクと料理を口に入れた。
すると、程なくして慈玄は箸を置き、少し気まずそうに口を開く。
「あのな、藍良」
「ん?」
「……ちょっと話があってな」
藍良は一瞬動きを止め、眉を寄せて身構える。
「……もしかしてお風呂の換気扇のこと?」
「え?」
「変な音がするんだよね、カタカタカタ…ってさ。昨日お風呂入ったとき気になって。言おうと思ってたのに、忘れてた」
きゅうりの漬物を箸でつまみ、ぽいっと口に入れる藍良。ポリポリと噛んでいると、向かいの慈玄が目を丸くする。
「……ん?」
藍良はモグモグしたまま、首を傾げた。
「違うの?」
慈玄は一瞬口を開きかけ、そして目を伏せる。
「……いや。もうちょっと、大事な話、かな」
その言い方に、藍良は思わず箸を止めた。
沈黙。
ふと視線をやった先に、母の遺影が目に入る。
……まさか。
藍良は顔を上げ、目を見開いた。
「……再婚!?」
この言葉に、慈玄はぶっと吹き出した。
「あほ!父さんは母さんに操を立ててる!」
「あはは、ごめんごめん」
藍良はパタパタと手を振って誤魔化す。慈玄も笑いながら、ふうっと息を吐く。しかし、すぐに真面目な顔つきに戻り、藍良に向き直った。
「実は、遠縁の親戚の知り合いが、最近事故で亡くなってな。その息子が、今度進学を機に住み込みの受け入れ先を探してるそうなんだ。で、うちに預けられないかって……頼まれて」
しどろもどろになりながら、慈玄は続ける。
「受験シーズンが終わるまでの期間限定だけど、その子を、うちで預かろうと思ってる。部屋は余ってるし、まあ下宿みたいなもんだな」
「えっ」
藍良は目を瞬かせる。
「……急だね。ってか、受験ってことは私と同い年?」
慈玄は申し訳なさそうに、こくりと頷いた。
「……嫌か?藍良は」
藍良は黙り込み、小さく息を吐いた。
慈玄は昔からそうなのだ。困っている人を見ると放っておけない性格で、何かと世話を焼きたがる。藍良もそれはよくわかっていた。
町内会の役員を押し付けられたときだって、本当はやりたくなかったくせに、「頼まれたから仕方ない」と渋々引き受けていた。
押しが弱いのか、人が良すぎるのか。
大金を貸すような無謀さはないが、娘の藍良としては、お人好し過ぎる慈玄が心配でもあった。
さらに厄介なことに、慈玄は大抵こういう話を全部決まってから藍良に言う。つまり、藍良がなにを言ったところでもう手遅れなのだ。
藍良は、慈玄を少し睨みこう言った。
「……嫌に決まってんじゃん。でももう『受け入れる』って言っちゃったんでしょ?」
気まずそうに慈玄は頷く。
「じゃあ、受け入れるしかないじゃん」
「ちゃんとルールは守らせるから」
そう言って、慈玄はあぐらをかいた膝に両手をつき、ぺこりと頭を下げた。藍良は、ふぅっとため息をついて箸をお膳に置いた。カチャッという音に、慈玄は少しビクッとする。
「あのさ、いつも思ってたんだけど、なんでもかんでも、そうやって二つ返事で引き受けるのやめなよ。困ってる人見ると断れないその性格も、全部決まってから私に言うのも、次からはやめてよね。次からはちゃんと事前に相談して、絶対」
「……ごめんなさい」
素直に頭を下げる慈玄。
その姿に少しだけ肩の力が抜けて、藍良は味噌汁が入った椀に手を伸ばす。ぶすっとした顔で味噌汁に口をつけながら、藍良はぽつりと尋ねる。
「で?その人の名前は?」
「え?」
「その息子の名前。預かるっていう人の」
「ああ……確か、千景だったかな。白月千景」
──カランッ
藍良の手から、箸が音を立てて落ちた。だが、慈玄はそんな藍良の様子に気付かない様子だ。
「近々、お前の学校に転校してくるって聞いたよ。きっと、学校でも会うことになると思う。友達もいないし、心細いだろうから仲良くしてやってな」
──いや、もうとっくに来てますけど。
そう突っ込む気持ちをグッと堪え、藍良は感情の赴くままに言葉を続けた。
「やだ」
「え?」
「無理。絶対無理。……前言撤回させて。断って、今すぐに!」
「ちょ、どうした?突然」
「ほんと無理、マジで無理。今ならまだ間に合うから──」
そのとき。
──ピンポーン。
唐突に、インターホンが鳴った。
「……誰だろう?ちょっと見てくる」
パタパタと立ち上がり、玄関へ向かう慈玄。一方の藍良はその場に凍りついた。
「やばい……やばいやばいやばい……最悪!!」
テーブルに突っ伏しながら、母の遺影をちらりと見て、藍良は顔を歪める。
「どうしよう……お母さん」
そのとき、ガラッと襖が開いた。
「いや~ビックリしたよ」
「誰だったの?宅急便?」
「いや……ほんと、噂をすれば影ってやつだな」
慈玄の後ろから、すっと影が現れる。
そこには、大きなリュックを背負った白月千景が、静かに立っていた。
彼は藍良と目が合うなり、いつもの微笑みを浮かべ、ぺこりと会釈をする。藍良はその眩し過ぎる笑顔に、めまいがしそうになった。
屋上のフェンス際で、藍良はぐったりとうなだれていた。
「……消えたい」
その隣で、咲が紙パックのリンゴジュースをちゅうっと吸う。
「大丈夫?まだ引きずってる?」
「もう最悪。昨日の借り物競争以来、クラス中の女子に詰め寄られるし、『付き合ってるんでしょ?』『どういう関係?』って変な噂まで立てられて」
「いやー白月くん、もはやモテ王子だもんね~。でもしょうがないって。あんな形で告られちゃったら、そりゃあ噂も立つでしょ」
藍良は顔を伏せたまま、呟く。
「そんなんじゃないから」
「でもさ、あのときの千景くん。カード見た瞬間、真っ先に藍良のとこ来たじゃん?しかもちょっと照れてたし。……もしかして一目惚れ、とかしちゃったんじゃないの!?」
キャッキャッと楽しそうにはしゃぐ咲。
そんな彼女を、藍良は無表情でジトーっと見つめた。藍良の心情を察したのか、咲は小さく咳払いをして押し黙る。そしてふと、フェンス向こうに目をやった。
「あっ。噂をすれば」
藍良もつられて顔を上げる。
そこには、校庭の隅で数人の女子たちに囲まれる千景の姿があった。その様子はどことなく困惑しているように見える。
「すご……。完全に囲まれてるじゃん」
藍良は無言でそれを見つめたあと、小さく首を傾げた。
すると次の瞬間、千景が顔を上げた。バッチリ目が合う、藍良と千景。
千景は柔らかく微笑むとそっと会釈をした。
だが、藍良はすぐに目を逸らし、そのまま背を向ける。そして、彼から隠れるように小さくしゃがみ込んだのだった。
☽ ☽ ☽
夜十八時。
藍良が寺の玄関を開けると、出汁のいい香りが漂っていた。途端に顔を明るくし、藍良は小走りで台所へと向かう。
そこにいたのは父・慈玄。エプロン姿で、器に料理を持っているところだった。
「お、ちょうどいいところに帰ってきたな」
「なになに!めっちゃおいしそう!」
「最近は藍良に任せっぱなしだったから。今日は父さんが頑張った」
「すごいじゃん、品数も多いし!」
「前におかずが少ないって文句言ったの、父さんはちゃんと覚えてるぞ。今日は絶対言わせない」
そう言ってふふんと笑う慈玄。藍良はそんな慈玄を見て、声を出して笑った。
それから十分後、食卓には湯気の立つ味噌汁に焼き魚、出汁巻き卵にお漬物──素朴だが、丁寧な料理がずらりと並ぶ。
「それじゃあ、せーの」
「いただきます」
藍良はまず、味噌汁をひとくち。
昆布出汁のやさしい味が、じんわりと舌に広がる。
「……ん~おいしい!」
藍良のひと言に、慈玄はにっこりと笑う。
それから藍良は箸を止めることなく、パクパクと料理を口に入れた。
すると、程なくして慈玄は箸を置き、少し気まずそうに口を開く。
「あのな、藍良」
「ん?」
「……ちょっと話があってな」
藍良は一瞬動きを止め、眉を寄せて身構える。
「……もしかしてお風呂の換気扇のこと?」
「え?」
「変な音がするんだよね、カタカタカタ…ってさ。昨日お風呂入ったとき気になって。言おうと思ってたのに、忘れてた」
きゅうりの漬物を箸でつまみ、ぽいっと口に入れる藍良。ポリポリと噛んでいると、向かいの慈玄が目を丸くする。
「……ん?」
藍良はモグモグしたまま、首を傾げた。
「違うの?」
慈玄は一瞬口を開きかけ、そして目を伏せる。
「……いや。もうちょっと、大事な話、かな」
その言い方に、藍良は思わず箸を止めた。
沈黙。
ふと視線をやった先に、母の遺影が目に入る。
……まさか。
藍良は顔を上げ、目を見開いた。
「……再婚!?」
この言葉に、慈玄はぶっと吹き出した。
「あほ!父さんは母さんに操を立ててる!」
「あはは、ごめんごめん」
藍良はパタパタと手を振って誤魔化す。慈玄も笑いながら、ふうっと息を吐く。しかし、すぐに真面目な顔つきに戻り、藍良に向き直った。
「実は、遠縁の親戚の知り合いが、最近事故で亡くなってな。その息子が、今度進学を機に住み込みの受け入れ先を探してるそうなんだ。で、うちに預けられないかって……頼まれて」
しどろもどろになりながら、慈玄は続ける。
「受験シーズンが終わるまでの期間限定だけど、その子を、うちで預かろうと思ってる。部屋は余ってるし、まあ下宿みたいなもんだな」
「えっ」
藍良は目を瞬かせる。
「……急だね。ってか、受験ってことは私と同い年?」
慈玄は申し訳なさそうに、こくりと頷いた。
「……嫌か?藍良は」
藍良は黙り込み、小さく息を吐いた。
慈玄は昔からそうなのだ。困っている人を見ると放っておけない性格で、何かと世話を焼きたがる。藍良もそれはよくわかっていた。
町内会の役員を押し付けられたときだって、本当はやりたくなかったくせに、「頼まれたから仕方ない」と渋々引き受けていた。
押しが弱いのか、人が良すぎるのか。
大金を貸すような無謀さはないが、娘の藍良としては、お人好し過ぎる慈玄が心配でもあった。
さらに厄介なことに、慈玄は大抵こういう話を全部決まってから藍良に言う。つまり、藍良がなにを言ったところでもう手遅れなのだ。
藍良は、慈玄を少し睨みこう言った。
「……嫌に決まってんじゃん。でももう『受け入れる』って言っちゃったんでしょ?」
気まずそうに慈玄は頷く。
「じゃあ、受け入れるしかないじゃん」
「ちゃんとルールは守らせるから」
そう言って、慈玄はあぐらをかいた膝に両手をつき、ぺこりと頭を下げた。藍良は、ふぅっとため息をついて箸をお膳に置いた。カチャッという音に、慈玄は少しビクッとする。
「あのさ、いつも思ってたんだけど、なんでもかんでも、そうやって二つ返事で引き受けるのやめなよ。困ってる人見ると断れないその性格も、全部決まってから私に言うのも、次からはやめてよね。次からはちゃんと事前に相談して、絶対」
「……ごめんなさい」
素直に頭を下げる慈玄。
その姿に少しだけ肩の力が抜けて、藍良は味噌汁が入った椀に手を伸ばす。ぶすっとした顔で味噌汁に口をつけながら、藍良はぽつりと尋ねる。
「で?その人の名前は?」
「え?」
「その息子の名前。預かるっていう人の」
「ああ……確か、千景だったかな。白月千景」
──カランッ
藍良の手から、箸が音を立てて落ちた。だが、慈玄はそんな藍良の様子に気付かない様子だ。
「近々、お前の学校に転校してくるって聞いたよ。きっと、学校でも会うことになると思う。友達もいないし、心細いだろうから仲良くしてやってな」
──いや、もうとっくに来てますけど。
そう突っ込む気持ちをグッと堪え、藍良は感情の赴くままに言葉を続けた。
「やだ」
「え?」
「無理。絶対無理。……前言撤回させて。断って、今すぐに!」
「ちょ、どうした?突然」
「ほんと無理、マジで無理。今ならまだ間に合うから──」
そのとき。
──ピンポーン。
唐突に、インターホンが鳴った。
「……誰だろう?ちょっと見てくる」
パタパタと立ち上がり、玄関へ向かう慈玄。一方の藍良はその場に凍りついた。
「やばい……やばいやばいやばい……最悪!!」
テーブルに突っ伏しながら、母の遺影をちらりと見て、藍良は顔を歪める。
「どうしよう……お母さん」
そのとき、ガラッと襖が開いた。
「いや~ビックリしたよ」
「誰だったの?宅急便?」
「いや……ほんと、噂をすれば影ってやつだな」
慈玄の後ろから、すっと影が現れる。
そこには、大きなリュックを背負った白月千景が、静かに立っていた。
彼は藍良と目が合うなり、いつもの微笑みを浮かべ、ぺこりと会釈をする。藍良はその眩し過ぎる笑顔に、めまいがしそうになった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる