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第Ⅰ章 英雄の孫
それぞれの授業後<リーシャ&ナツキ>
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「リーシャ、今日市街地へ行こうと思うんだけど、付き合ってくんない?」
私は授業後教室でポケーとしてたリーシャへ声をかけた。私はこの学校の寮に住んでいて街の事はあやふやにしか覚えていない。(本当はライが良かったけど生徒会でいなくなっちゃたしね。)
「んー、いいよ。どこ行くの?」
「ちょっと部屋着をね。来週合宿でしょ?その時着ていくのを準備するんだよ。」
という訳で帝国アルガドの市街地へやって来ました。私がジッポーの方へ引っ越してからはや六年。町並みも少しは変わっていた。
「着いたよ。ここ。」
リーシャが入ったのは《被服ムドラク》と書かれた服屋さん。
中にはドレスやジャージ、トレーナーなどいろんな服があった。しかもどれも安い。
「おばちゃん、前頼んだの出来てる?」
「やぁ、リーシャちゃん。出来てるよ。」
リーシャはよくここへ来るのだろう。
そして、店主が持ってきたのはピンク色の武闘服。繰り返す武闘服。横にスリットが入り、袖はなくとても動きやすそう。でも、ちょっと露出が多くない?
「はい、サイズはあってると思うよ。」
リーシャが試着室へと入っていった後で店主が私に
「はじめまして。エイン・ムドラクです。探し物は何かな?」
「あっ、はい。部屋着と外行き用の服をお願いします。」
「なるほどね。じゃあついてきて。」
エインさんについていくとそこにはカラフルな彩りの服が並んでいた。
そこへ
「先行くなんてひどい。」
ピンクの武闘服に身を包んだリーシャが顔を膨らませて不満を口にする。
「ごめんごめん。でも似合ってるよ。」
「ありがと、ナツキも戦闘用の服作ったら?」
「確かに制服だとダンジョン潜りづらかったしね、あとどっかのバカが覗くし。」
「マドルはいつもはあんなんじゃない。」
「みたいだねー。」
そのあと二時間かけてピンクのジャージと赤と紺のチェック柄の外出用の服、白に茶色のキャッツ(ペットして飼われる魔獣の一種。)の柄の入ったT-シャツを購入。それと
「おぉー、似合うね。」
「そ、そうかな?ありがと。」
黒に金のラインが入った胸当てとハーフパンツタイプの鎧をオーダーメイドで作ってもらった。作成時間は一時間五十分ほど。
「いやー、ちょっと胸当ての大きさがなくてね、想像以上にかかっちゃった。」
私の胸があんに大きすぎるって言ってませんかね?まぁ認めるけど。
「ぶー。」
横でリーシャが頬を膨らませる。
リーシャも大きい方だとおもうけどね。
私はボンキュボンだからねー。
バシ
「痛い!」
背中を軽く叩かれた。
帰り道リーシャと別れる道の少し手前で道路上になにか転がっている。
いや、違うあれは女の子が転んでいるんだ。足を挫いているようだ。
「あれ、危なくない?」
「確かに黒い服で電動車からは見えづらい…………!」
そこへ後ろから車が接近。このままでは不味い。
「ちょ、リーシャ。どうにかなんないの?」
「飛んでも間に合わない。………《…》。」
何か小さく呟いた。しかし、特に変化はない。
ドゴォォォン
「くっ」
思わず眼を背けた。女の子に電動車が追突した。
女の子は十五メートルくらい離れた所でぐったりしている。
がむくりと起き上がった。
「何があったの?」
「ん?分かんない。」
とりあえず良かった。女の子に怪我もないし、運転手が謝っているのでその場をあとにした。
私は授業後教室でポケーとしてたリーシャへ声をかけた。私はこの学校の寮に住んでいて街の事はあやふやにしか覚えていない。(本当はライが良かったけど生徒会でいなくなっちゃたしね。)
「んー、いいよ。どこ行くの?」
「ちょっと部屋着をね。来週合宿でしょ?その時着ていくのを準備するんだよ。」
という訳で帝国アルガドの市街地へやって来ました。私がジッポーの方へ引っ越してからはや六年。町並みも少しは変わっていた。
「着いたよ。ここ。」
リーシャが入ったのは《被服ムドラク》と書かれた服屋さん。
中にはドレスやジャージ、トレーナーなどいろんな服があった。しかもどれも安い。
「おばちゃん、前頼んだの出来てる?」
「やぁ、リーシャちゃん。出来てるよ。」
リーシャはよくここへ来るのだろう。
そして、店主が持ってきたのはピンク色の武闘服。繰り返す武闘服。横にスリットが入り、袖はなくとても動きやすそう。でも、ちょっと露出が多くない?
「はい、サイズはあってると思うよ。」
リーシャが試着室へと入っていった後で店主が私に
「はじめまして。エイン・ムドラクです。探し物は何かな?」
「あっ、はい。部屋着と外行き用の服をお願いします。」
「なるほどね。じゃあついてきて。」
エインさんについていくとそこにはカラフルな彩りの服が並んでいた。
そこへ
「先行くなんてひどい。」
ピンクの武闘服に身を包んだリーシャが顔を膨らませて不満を口にする。
「ごめんごめん。でも似合ってるよ。」
「ありがと、ナツキも戦闘用の服作ったら?」
「確かに制服だとダンジョン潜りづらかったしね、あとどっかのバカが覗くし。」
「マドルはいつもはあんなんじゃない。」
「みたいだねー。」
そのあと二時間かけてピンクのジャージと赤と紺のチェック柄の外出用の服、白に茶色のキャッツ(ペットして飼われる魔獣の一種。)の柄の入ったT-シャツを購入。それと
「おぉー、似合うね。」
「そ、そうかな?ありがと。」
黒に金のラインが入った胸当てとハーフパンツタイプの鎧をオーダーメイドで作ってもらった。作成時間は一時間五十分ほど。
「いやー、ちょっと胸当ての大きさがなくてね、想像以上にかかっちゃった。」
私の胸があんに大きすぎるって言ってませんかね?まぁ認めるけど。
「ぶー。」
横でリーシャが頬を膨らませる。
リーシャも大きい方だとおもうけどね。
私はボンキュボンだからねー。
バシ
「痛い!」
背中を軽く叩かれた。
帰り道リーシャと別れる道の少し手前で道路上になにか転がっている。
いや、違うあれは女の子が転んでいるんだ。足を挫いているようだ。
「あれ、危なくない?」
「確かに黒い服で電動車からは見えづらい…………!」
そこへ後ろから車が接近。このままでは不味い。
「ちょ、リーシャ。どうにかなんないの?」
「飛んでも間に合わない。………《…》。」
何か小さく呟いた。しかし、特に変化はない。
ドゴォォォン
「くっ」
思わず眼を背けた。女の子に電動車が追突した。
女の子は十五メートルくらい離れた所でぐったりしている。
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「何があったの?」
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